土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

人の痛みがわかる (No.310)

算命学が語る十二大従星の中に天胡星というのがあります。エネルギーが弱くあまり目立たない星と見なされがちですが、現代人にヒントを与える星なのでちらっとネタばらししましょう。
これまで触れてきたように、十二大従星のうち天報星、天極性、天馳星の3つは精神世界に係わる星です。人の人生を胎児から死までとして12分割したものが十二大従星なので、天報星は胎児、天極性は死、天馳星はあの世を表し、その共通点はいずれもこの世に肉体がないということ。それ以外の9個の星はいずれも肉体を有した人間の状態を意味しています。人体図では誰でもこの12個のうち3つを持っており(重複もありうる)、その種類と組合せで性格や運勢を量るわけですが、このうち精神星を持つ人は一般に霊感を持つ人で、その霊感が表に出るか出ないで過ごすかはその他の星並びや環境要因によって決まります。別に幽霊を見る体質でなくても勘が良かったり、芸術のセンスがあったりという特徴があります。そして精神星はその精神性の偏重がゆえに現実世界においてエネルギーが小さいという弱点があります。瞬間的に巨大な力を発揮することはできても、継続的に力を出し続けるのは苦手なので、精神星を持たない人から見ると軟弱で病気がちに見えます。しかし実際に軟弱で病気がちになるかどうかは、本人の生き方次第です。

さて今日の本題の天胡星は、この3つの霊星の次にエネルギーが弱い星で、意味は「病人」。「老人」と「死」の間に位置する「棺桶に片足つっこんだ人」を表しています。肉体はまだありますが朽ちかけていて、もう歩くこともできない、死を待つ人です。死を待つ病人は病床に寝たきりでやることがないので、考えてばかりいます。そして孤独を感じて、誰か見舞いにこないかと待ちながら、同時に死を予感し、あの世に心を馳せています。つまり天胡星は現実星の中では一番あの世に近く、この世と霊界の境界の窓ガラスに両手をついてじっと向こう側を眺める人、肉体を持ちながら最も精神世界に迫った性質を持つ人なのです。そういう意味で、3つの霊星に準じる第四の霊星とも言え、芸術家がこれを持つと説得力のある精神世界を描出すると考えられます。霊星だけに支えられた芸術はある意味突拍子もなく、理解者が限られるという難点を抱えるのですが、天胡星の作る芸術はあまり芸術を解さない人にも訴えかけるものがあり、肉体を離れていないので判り易い。つまり大衆性を獲得しうる芸術家に必要な星なのです。
そして天胡星の最大の特徴は、痛みがわかることです。病人は始終痛みに耐えており、その痛みが周囲の健康な人間には判らないことを実感し、そのことに苛立ったり周囲に当たったりといった葛藤が性格の中に盛り込まれています。或いは見舞い客を待ち焦がれる寂しさを知っています。そのため天胡星を持つ人は人の痛みに敏感で、同情しやすく、時に不機嫌でムラ気、誰も来るなと言いながら誰かに来てほしいという、なかなか気難しい性格の持ち主となるわけです。
最近の子供は訴訟をおそれる大人の事情で子供同士の取っ組み合いの喧嘩もできないそうですが、本当は力の弱い子供のうちに素手で喧嘩をして、痛みを知り、相手も痛いのだということ、暴力はどこまでなら許される範囲なのかなどを体で覚える必要があるのです。こうした学習は天胡星があってもなくても各自の努力と経験で体得することができますが、努力も経験もないまま育つとなれば、天胡星のあるなしは、相手の痛みが判る人間になるか判らない人間になるかを大きく左右することになると考えられます。
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by hikada789 | 2012-11-05 21:14 | 算命学の仕組 | Trackback | Comments(0)
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