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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

友人の医師からこんな医療現場の話を聞きました。不眠症に苦しむある患者さんが、睡眠薬の処方を求めて診察にやって来た。しかし今日では睡眠薬は認知症の原因の一つになっていることが判っており、医者としては勧められない。そう伝えると患者さんは、「アタマおかしくなってもいいから私は眠りたいんです!」と訴えて、容易に引き下がらなかったというのです。
実に切実な心の叫びです。この人にとっては将来の認知症より、眼前の不眠症の方が忌まわしい事態だったのです。目先の利益を優先している、と笑うわけにはいきません。我々人間はいまを生きているのであり、いまをクリアできなければ将来も何もないのです。

とはいえこの話を聞いた時、私は不謹慎にも快く笑いました。この患者さんの正直さが、世間一般が支持している通説を押しのけたからです。つまり認知症は万人が忌避したいはずのエース級の病だという固定概念を、認知症になる前に不眠症で死ぬかもしれないという恐怖、或いは単に眠ってすっきりしたいだけといった矮小な生理欲求が凌駕したという事態に、眼前の課題に真摯に取り組む人間本来の活動姿勢を見出したのです。
どうして将来罹るかどうかも判らない認知症のために、いまの苦痛を耐え忍ばなければならないのでしょう。どうして生きているかどうかも判らない老後のために、現代人は保険やら資産運用やら、果ては年金やらに財産を注ぎ込んでいるのでしょう。いまここで忍耐しさえすれば、その対価は必ず将来手に入ると、一体誰が保証しているというのでしょう。それほど現代医療を、営利企業を、国家を、行政を、信じるに足りるだけの証拠を、我々は充分に並べることができた上で、その取引に応じているのでしょうか。実際はよく調べもせずに、社会の風潮や根拠の希薄な意見、言葉巧みで無責任な宣伝に安易に流されているだけではないのでしょうか。

まあ睡眠薬について言うならば、これは算命学者としてあまりお勧めできない解決法です。睡眠薬に限らず、薬物とは適度に使うからこそ健康に有益なのであり、濫用すれば逆に健康を害します。一回や二回といった限られた分量の処方で治るのなら、その薬は解決法として正解ですが、恒久的に服用が必要ともなれば、もはやそれは処方が間違っているのです。いくら服用しても治りはしないし、逆に人体の正常な回復機能を歪めていきます。
こういう病は結局薬では治らない。ではどうやって治すかといえば、生活習慣を変えるしかありません。食事が悪ければ改善し、部屋の空気が悪いのなら清浄にし、衛生環境が悪いのなら向上させ、ストレスがあるなら転職や引っ越しをする。家族が原因なら家を出る。山に行く。外国へ行く。いつもと違う顔ぶれと会う。趣味や交際を広げる。或いは引き籠る。何でもいいです。病気の原因となっているものと疎遠になれれば。
薬を飲んで一時的に症状が緩和されたところで、病気の原因がそのままではまたぶり返します。それよりも病気の原因そのものを取り除いた方が近道ですし、根治療にもなります。算命学にはこうした病気の原因を突き止める手立てがいくつかあるので、薬物に頼る前に宿命を探ることは意義があります。
病気になったらまず医者に相談するのは正解ですが、勧められた治療を始める前に、自分がその処方に納得しているかどうか、充分考慮した上で踏み切ったものかどうかくらいは、明確にしておくべきです。もし心が疑いを差し挟んでいるのなら、治療を断る勇気も必要になるでしょう。医者とあなたは違う人間なので、医者の最善があなたの最善だとは限らないからです。それがあなたの最善かどうかは、あなたの本能に訊いた方が確実です。その本能さえイカレてしまったのなら、もう先は短いのだと覚悟を決める時なのです。

冒頭の話に戻りますと、「将来の安泰より目先の利益」と言われると深慮の足りない浅はかな人間のように聞こえますが、この場合の「将来の安泰」が本物かどうかも判っていないのに目先の利益を無視するのは、やはり同様に深慮不足というものです。
例えば住宅などの長期ローンや長期間払い続ける保険料。高齢化社会における年金問題。近代の学校教育。昨今の話題としては遺伝病に対する断種という思想。LGBTの非生産性云々発言。いずれも将来はこうなる、という前提で話が進められているものですが、その将来とは本当に疑いなく、一分の狂いもなく予測通りにやってくるものなのでしょうか。科学技術が発達したと言いながら明日の天気予報さえ外している現代社会に生きる我々は、描かれた将来のために今の苦痛を我慢することを是とするべきなのでしょうか。もしかしてそれは誰かが仕組んだ罠かもしれないと、疑う必要はないのでしょうか。
今回の余話はこうしたテーマについて考察してみます。例によって鑑定技術の話ではありませんが、「未来を予知するためのツールではない」と銘打っている算命学の思想面の理解を深めるための内容です。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「過干渉の時代」です。「算命学余話 #R86」で検索の上、登録&豆菓子一皿分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)

# by hikada789 | 2019-01-19 01:37 | 算命学の仕組 | Comments(0)
渋谷の文化村で開催中の「ロマンティック・ロシア」絵画展に行ってきた。ロマンチックの目玉であるクラムスコイの「忘れえぬ女(ひと)」と「月明かりの夜」はそこだけ壁の色を変えて特別扱いされていたが、その他の作品も有名画家の傑作がまんべんなく並んで、19世紀末の情緒溢れるロシア絵画をひと通り堪能できた。
わがおススメの海洋画家アイヴァゾフスキーの作品も、波濤と凪の二点が来ていたよ。透ける波や朧な陽光がファンタジーないい色なのだ。先月まで八王子でやっていた別のロシア絵画展でもアイヴァゾフスキーの大型作品が展示されていたが、絵画愛好の友人の鋭い色彩眼によると、同じ絵でも土産用に印刷されたものは許しがたいほど色が違うらしい。宇宙人は言われてみるまで気付かなかったが、確かに違うね。なので是非会場に足を運んで、印刷ではない本物をご覧下さい。

ところで会場内のショップではマトリョーシカはじめロシアの可愛い民芸品や板チョコなんかが売られているのだが、書籍コーナーで『呪われたナターシャ』なるおどろおどろしいタイトルの本を発見。絶版の匂いがしたので即購入した。なんだこの本は。人文書院が出しているからただのオカルト本ではないぞ。著者はロシア専門の文化人類学者。要するに研究書だ。ソ連時代に迷信として片付けられていた呪術の習俗がソ連崩壊後にあちこちに噴出した実例を並べ、考察を加えた硬派な学術書である。しかしタイトルは勿論、表紙もイケている。呪いに相応しい黒地の中央にほのぼのした伝統柄のマトリョーシカが二体立ち、その一方には顔がないのだった。のっぺらぼうのマトリョーシカとはかように不気味なものなのか。ドキドキするなあ。いずれ読後感想を書くとしよう。
その他ロシア関連の書籍は、絵画展らしく美術関連や音楽関連、可愛い雑貨の紹介、ロシア料理本などアートなものが並んでよく売れているようなので、この機会に是非お買い求め下さい。勿論ロシア文学も新訳を中心に置いてあります。わが愛するマルチ翻訳家、小笠原豊樹の訳によるマヤコフスキーの戯曲もシリーズで一挙放出。玄人向けです。

# by hikada789 | 2019-01-15 22:09 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
ご本人の許可を受け「あなたの山水画」を掲載します。ご協力ありがとうございます。
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1991年3月28日生 男性の山水画
丁 辛 辛
酉 卯 未
鉱石に囲まれた坑道には苔が生え、カンテラが輝いている。
【解釈】
金性の多い命式で、周囲に硬質な印象を与えます。あなたは坑道を照らすカンテラで、鉱石は採掘されて研磨されれば輝きを放つ可能性があります。しかし採掘される前にまず発見されなければ用を成しません。このため、カンテラのあなたが的確な灯火として役に立っているか否かで、周囲がガラリと変わります。
鉱石は父親又は上司、兄弟友人又は部下、そして配偶者であり、あなたが役に立つ人物であれば彼らもまた輝き、あなたがそうでなければ、彼らは岩の中に埋もれます。
金銭に振り回されるほど人格を落とす命式なので、道徳や常識には注意を払いましょう。

# by hikada789 | 2019-01-12 21:40 | 宇宙人の鑑定実績 | Comments(0)
食糧豊富な自然環境に暮らすアマゾンのある先住民族は、男性が競争的で雄弁、勇敢、虚勢を張る(つまり嘘つき)という特徴があるそうです。この場合の嘘つきとは、「提供できるリソースをあたかも多く持っているかのように」振舞うという種類のものです。また同時に乱婚でもあり、両親は乳離れした子供の世話をせず、放置された子供は自活する方法を自ら迅速に身に付けて大人になるといいます。食糧の手に入りやすい環境がそれを可能にしているのです。
一方、カラハリ砂漠に暮らす某民族は食糧調達の厳しい生活環境に置かれているため、人々は互いに協力するのが良いという価値観で生きています。狩りは共同で行い、その成果は平等に分配され、嘘は厳しく禁じられる。嘘による混乱は自らの生存を脅かすので忌避されるのです。また婚姻は一夫一婦制であり、配偶者は慎重に選ばれます。子育ても一族で行い、子供の親への依存度は高い。食糧が乏しいため、子供に対する投資は相対的に大きくなり、それ故に出生率も低く抑えられています。そうした環境下では、互恵利他主義が各人に徹底されます。

これは以前『算命学余話R43』でちょっと取り上げて腐した中野信子著『サイコパス』からの引用です。この部分については傾聴に値すると感じたので拝借しました。これは民族研究のフィールドワークから得られた実例報告なので、これをどう分析するかはともかくとして、食糧の豊かさ・貧しさが人間の価値観を左右しているというシンプルな因果関係は大いに納得いくものがあります。

時代は平成の世も最後の年となりました。日本国皇室は男系の伝統を守り続けてきましたが、当面もとりあえずこの伝統は維持できそうです。しかしほんの数年前は皇室に男児がなく、女性天皇を認めるかとか、いっそ側室制度を復活させるかとかいう議論がなされました。こうした議論が以前の皇室になかったのは、皇室の伝統が一夫多妻だったからです。要するに子供が生まれなかったら、健康そうな側室を迎えて子孫繁栄に努めれば良かったわけです。
かといって日本全体の伝統が一夫多妻だったというわけではありません。いくら子供が欲しいからといっても、大勢の妻たち子供たちを養う経済力がなければ一夫多妻はそもそも成り立ちません。つまり冒頭のような「食糧豊富な環境」になければ、多くの女性を娶って無制限に子供を儲けるという行為は自殺行為になるのです。従って一般庶民にとっては一夫一婦が相応しく、それはとどのつまり、庶民は総じて食糧豊富な環境にはなかったということになります。食糧はじめ物資が比較的豊富で、そのため複数の妻を養うことができたのは、支配層である殿様クラスか羽振りのいい商人等に限られていました。

現代の日本人は近代の法律によって一夫一婦の制約を受けていますが、実際のところ法律上の妻が一人であっても同時に愛人を囲っているという例は無数にあります。経済力のある男になら可能です。だから日本は表向きは一夫一婦の国ですが、実情は一夫多妻が許されている国だということです。え、法律? そんな人間が作ったあやふやなもの、ナマの現実を生きる人間の営みの前では紙切れですよ。守る義理がありますか。人間が是非とも守った方がいいのは、自然の法則だけです。これに反すると寿命が早まるからです。

というわけで今回の余話のテーマは、一夫多妻と一夫一婦についてです。近代の価値観では一夫多妻など狂気の沙汰だ、恥を知れ、といった扱いですが、それは表向きであって実際はこの通り、カネ次第です。勿論カネに靡かない堅実な女性もいますし、複数の男性との性交が子供の気を濁らせることは、既に過去の余話で述べた通りです。それを本能的に嫌う男女なら、一夫一婦で生涯浮気なしという夫婦関係を望むでしょう。これもまた真実です。
実際のところ、人類の歴史は一夫多妻と一夫一婦のせめぎ合いで、どちらに軍配が上がったとも言えません。時代によってこちらが勝ったり、あちらが勝ったりしている。結局は、どっちが正しいのでしょうか。算命学はどのように考えているのでしょうか。その辺りを考察してみます。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「一夫多妻の是非」です。「算命学余話 #R85」で検索の上、登録&揚げ餅一皿分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)

# by hikada789 | 2019-01-08 23:28 | 算命学の仕組 | Comments(0)
(以下は2011年4月9日にアップした営業用看板です。性質上、随時更新し、不定期にブログの表面に移動させて告知効果を上げようと思います。宇宙人は営業中でございます。なお、夏休みや連休などは休業することがありますので、返信が滞る場合は休み明けまでお待ち下さい。)
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# by hikada789 | 2019-01-06 18:10 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(42)