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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

ZOZOTOWNの成功により長者番付に躍り出て一躍有名人となった前澤友作社長が、自ら創設して育て上げた会社を売って辞任しました。私は経済にも芸能界にも関心が薄いので、彼の資産総額やら会社の売却金額、女優との交際などには興味がありません。
しかし数年前にその半生を特集した経済番組を見た時、彼は元ミュージシャンであり(バンドのドラマー)、その関係でレコードやCDの輸入事業を始めたのが実業界へ足を踏み入れるきっかけだったと聞き、その後のアパレル通販業界での躍進を考えると随分かけ離れた人だったのだと知りました。

そして、その番組では当時の最新情報として「ZOZOSUIT」を新規事業として紹介していたのですが、その時の彼の言葉に違和感を覚えました。というのは、まだ音楽をやっていた頃の前澤氏が学生時代に早々に将来設計からサラリーマンの道を外したのは、毎朝通勤電車に乗る彼らの顔が疲れきっていて魅力がなかったからだと言っていたからです。
その彼が開発を進めるZOZOSUITはセンサー付きボディスーツで、センサーによって精密に体のサイズを測り、その情報に基づいた服をカスタマイズするというものですが、その主たるターゲットはサラリーマンのスーツでした。市場は大きく、成功すれば巨大な利益を得られます。

私の印象では、学生時代の彼のサラリーマンに対する感情は憐憫よりも嫌悪や軽蔑に近く、そんなお気の毒でイケてないサラリーマンに対して自分のイチオシのアイデアであるZOZOSUITを提供し、今よりカッコ良くしてあげましょう(サイズの合った服というのはそれだけで見栄えがします)、といった上から目線の態度が気に障りました。営利目的とはいえその動機が非道義的で、辻褄の合わないもののように感じられたのです。同じ実業家でも、ロケット事業に大枚をはたいている堀江貴文氏の方が清々しく、スケールもずっと大きいと、その時思いました。そしてこの人物は人間としては大成すまいとも思いました。

そんな前澤氏が破竹の勢いだったZOZOを突然のように売却したので「それ見たことか」と思ったのですが、一部では既に傾き始めたZOZOを高額で売却できて幸運だったという意見もあり、賛否は分かれています。例によって私は売却額の是非については関心がありません。関心があるのは、彼の急激な躍進と凋落、転身やその行動原理が宿命に出ているかどうかです。
というわけで、今回の余話は前澤友作氏の命式を眺めつつ、曲直格という格法に言及します。曲直格は非常に珍しい命式なので滅多にお目にかかれませんが、条件を一つ二つ欠くくらいの準じる命式はたまに見かけます。前澤氏はそれに当たっているので、まだ存命中の人ではありますが、例題として取り上げてみます。

(この続きは「フォークN」と「パブー」に公開しました。副題は「曲直格に準じる事例」です。「算命学余話 #R107」で検索の上、登録&マサラティー1パック分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。なおブクログのパブーは2019年6月末で閉店予定でしたが、運営会社を変更してサービスが継続されることになりました。7月からフォークNのみに掲載していた新規記事は現在パブーでも再掲載し、今後は双方で購読できます。)

# by hikada789 | 2019-09-15 14:17 | 算命学の仕組 | Comments(0)
ご本人の許可を得て「あなたの山水画」を掲載します。ご協力ありがとうございます。
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1961年10月21日生 女性の山水画
丁 戊 辛
亥 戌 丑
晩秋の山岳を背景に田園には小川が流れ、ほとりには野火が見える。
【解釈】
野火のあなたにとっては土性の多い風景なので、あなたから恩恵を受けている人が大勢います。山岳は兄弟や子供、家系であり、田園は母親です。しかし炎であるあなたの燃料となる木材を欠いているため、あなたは粉骨砕身してやや疲れ気味です。その影響もあって、常人とは異なる不思議な人生を歩みます。
芸術や表現の世界で活動するのに適しています。怠けていたり行動力が発揮できないと心身に不調を来たすので、多少の面倒事は厭わずこなしましょう。

# by hikada789 | 2019-09-13 21:18 | 宇宙人の鑑定実績 | Comments(0)
宇宙人が勤めているキルギスの学校は小中高一貫の私立校で、旧ソ連の国々はこの種の一貫学校が公立でも主流である。1年生から12年生まであり、12年生の時に受ける卒業試験の成績優秀者から大学へ進む。優秀でない者は進学できない。日本の学校のように中学や高校から偏差値の近い生徒が集まる仕組みにはなっておらず、塾や予備校もないが、レベルの高い大学へ進学したい場合は家庭教師をつけたり、場合によっては浪人もあり得るそうである。12年も通う学校が気に入らなければ転校はできる。実際わが私立校でも転出入が激しく、一学年のクラス数もまちまちなら人数もバラバラである。

宇宙人が寄宿しているキルギス人家族の奥さんは、わが私立校の給食のおばさんである。本心ではこの私立校に我が子を入れたいようだが、経済的に無理だという。そのくせ、「私立の子供は家が金持ちだからわがままに育って授業がうるさいでしょう」とか言いよる。宇宙人はこのおばさんが嫌いだ。学がないのに謙虚さがない。人に質問を浴びせておきながら、こちらの回答を全然聞いていない。まだ2週間しか経っていないがもう人間の底は見えた。既に宇宙人にはストレスが明らかなので、なるべく自室に引っ込んで、仕事の邪魔をしないでくれオーラを放って最低限の交流に絞っている。
しかし旦那さんはいい奴だ。学はないが人の悪口は言わない。当国では、男の甲斐性は結婚して子供を作り、自分の両親が健在のうちに家を建ててやることだそうだ。日本もかつては似たような価値観だったと答えておいた。

ところで、年齢に関わらず当地の生徒らは物おじせずに外国人教師に質問を浴びせるが、宇宙人は両目につららを下げて以下のように言ってみた。
「私はロシア語ネイティブではない。君らの質問が心の中から出たものであれば、君らが何を知りたいのか判るから答えることができる。しかし質問が真に興味から発したものでなく、ただ無駄に尋ねているだけならば、私は質問の意味を捉えることができず、回答もしない。このような無駄な質問は相手に対して失礼である。私だけでなく、誰に対しても、このような質問はしてはならぬ。それが対人マナーというものだ。君らはこの意見に賛成か?」
わが担当は小五から高三までだが、どの学年もちゃんと「賛成」してくれたよ。いや助かるなあ。そうなのだ。この辺の価値観は万国共通で、案外子供の方が飲み込み早いよ。大人の方が変なプライドが邪魔してスネたりするからね。この台詞をいつ下宿のおばさんに吐こうかと、邪悪な笑みを浮かべる宇宙人。乞うご期待。

かような有様であるので、宇宙人もそろそろ気晴らしが必要になってきた。知的会話も本もない生活で禁断症状が出る前に、本屋へ出向く宇宙人。わが田舎町に本屋はないので、排ガスバスに耐えて首都へ向かう宇宙人。確かな人の助言を得てお目当ての本を置いてそうな店内を見回す宇宙人。宇宙人のお目当ては当ブログでも紹介したエフゲニー・ヴォドラスキンで、『聖愚者ラヴル』以外はまだ和訳が出ていないからロシア語で読んでみようと思うのだ。
カウンターで店員の兄ちゃんに尋ねるとすぐに判ってくれた。本好きっていいなあ。すぐ探してくれたがあいにく売切れで、注文しないと来ないと言う。前金を払って注文を済ませる宇宙人。兄ちゃんとの会話。
「日本人の方ですか」
「そうだよ、何で判ったの」
「注文票の名前で。日本の作家は村上春樹が人気です。あと三島由紀夫や川端康成など置いてます」
「三島や川端はもう古典だね」
「そう、古典ですね」
「最近は、この国ではどんな作品が人気なの」
「こちらの平積みが売れ筋です。こっちが海外文学、あっちがロシア文学」
いいなあ、こういう会話。ツーカーじゃん。すっかりご機嫌になる宇宙人。ご機嫌ついでに取りあえずザミャーチンの『われら』とアイトマートフの『プラハ』の文庫版を勉強用に購入する宇宙人。注文した本は入荷次第電話で知らせるといってくれたので、また取りに来ることになろう。この兄ちゃんと仲良くなれたらいいな。かように宇宙人のご機嫌取りなど簡単なのだよ。宇宙人は気難しいと思われているが、世の中の気難しい人々も、大体こういう具合に簡単な方法で慰撫できるものなのだ。

# by hikada789 | 2019-09-10 22:01 | 宇宙人@キルギス | Comments(0)
b0214800_12010614.jpg前回の記事に初めてスマホで撮った画像を掲載してみたら、サイズが大きいことが判り、縮めるにはどうしたらいいかネットで検索し、画像縮小アプリをちまちまダウンロードする宇宙人。ああやだな、小さい画面と向き合うって。宇宙人はスケールが大きいのだよ。ウルトラマンを見たまえ。宇宙人らは軒並み大柄だろう。バルタン星人が小さなスマホ画面に前屈みになってじっとしている光景を思い浮かべてみてくれなのだ。土星裏の宇宙人だって同じなのだ。土星裏の長文をスマホなんかで打てるかなのだ。地球人よ、もっと視野を広げる方向へ文明を発展させろなのだ。

b0214800_12011462.jpgつまらぬ内容のナノダ節を綴ってしまった。今日は先週行われた羊肉大会の模様をお伝えしよう。画像はキルギス伝統料理タシュコルドの調理過程。カント市は郊外の町なので庭付きの戸建てが多く、ロシア人家庭ではダーチャ仕様で庭を家庭菜園にしているが、キルギス家庭は草ぼうぼうで何も植えてはいない。洗濯物を干すくらいにしか使わないのかとがっかりしていたら、とんでもない。庭の中央にはなんだこりゃな井戸状のコンクリの塊があり、普段はジャマなだけだがタシュコルドを作るのに欠かせない窯なのだった。
b0214800_12012005.jpg中は空洞で、内側にレンガが敷き詰めてあり、ここに薪をくべて高温に熱するのがまず下準備だ。この加熱に1時間ほどかける。食材にも下準備がある。羊肉は前の晩から合わせ調味料、トマト、タマネギ等のつけ汁に漬けておく。釜が十分熱くなったら羊肉を針金にぶら下げて釜の中へ吊り下げるが、吊り下げる前に余ったつけ汁を絞って具材を釜の底部に投入する。これは香り付けのためだという。あ、羊肉は表面にハケで油を塗ってから吊り下げる。これは赤い発色を促すため。
b0214800_12012616.jpgさて羊肉を釜の中に吊り下げたら、鉄の蓋でふたをし、その上から濡らした布団をかぶせ、さらにいらない絨毯を一枚かぶせて密閉する。釜の内部からは地上につながる管が一本突き出しているが、この管の穴も塞ぐ。何か別の料理の時には開けておくのかもしれないね。この密閉状態でオーブンすること2時間。途中中身をのぞいて焼き具合を確認しつつ、完全に火が通ったらできあがり。

味はかなり濃いが、焼き肉のタレのような甘みはない。できたては香ばしく、脂身もおいしく頂ける。宇宙人は熱くてさわれないのでナイフとフォークをもらったが、皆さんは両手でかぶりつく。この料理は手間暇掛かるお祝い用で、この時は知人が仕事でフランスに長期滞在するというので、餞別目的であった。宇宙人や家族らはその十分すぎる余分を頂いたわけなのだった。
b0214800_12013300.jpg宇宙人は食い物を撮影してアップするタイプの人間ではないが、これは余所の国にはない伝統行事として掲載した。かつてまだガスのなかった時代、キルギス人は遊牧生活の中でこのような野外調理法を編み出したということである。

# by hikada789 | 2019-09-08 12:03 | 宇宙人@キルギス | Comments(0)
今年6月で閉店する予定だったブクログのパブーが、運営会社を変更して業務継続することになった。この閉店予告で慌ててフォークNに引っ越した宇宙人の『算命学余話』シリーズは、7月以降の新規記事をパブーに再掲載して、今後はパブーとフォークNの両方で購読できるようになります。ご愛読の皆様にはご面倒をお掛けしましたが、どちらでもお好きな方でご購読下さい。料金は同じ、違いは見た目だけです。宇宙人の側の利点としては、パブーの方は新規記事をアップした時に自動的に購読登録者にお知らせが飛ぶことと、累計販売冊数が表示されること、PDFファイルが比較的読みやすいことくらい。フォークNは月に5冊以上売ると5%が、50冊以上売ると7%が印税に加算されることくらいだ。え、収入に関わるフォークNの方が断然利点が高いだろう? いや微々たるものです。せいぜい数百円にしかならないから大して。お知らせが飛ぶ方が有り難いかな。

さてキルギスでの生活も10日を超え、壊れたお腹も治ったし、Wi-Fiもたまに通じなくなるけど概ね順調であることが判ったので、運勢鑑定を再開します。お待ちの方、長らくお待たせしました。通信事情により多少返信の遅れが出るかもしれませんが、通常営業しておりますので、奮ってお問合せ下さい。

キルギス生活については暇を見つけて掲載していこうと思う。今回は住まいについて。
キルギスの首都はビシュケクだが、宇宙人の居住地はそこから車で30分程東に行ったカントという町である。ビシュケクの県境の町で、東京からすると川越とか国分寺辺りになるのかな。でももっと田舎で、カント市中心地は街道沿いに10分も歩けば一通り巡れてしまう小ささだ。市場やスーパー、銀行や商店など一通りそろっているが、気の利いた服や家電や娯楽を求めるならバスでビシュケクまで出るべき。でもここのバスは乗合いのミニバスが主流で、エアコンないのに窓が開かないとか最悪の空気の中で渋滞を耐えねばならず(運転席の窓だけ開いているが、ここからは排ガスが入り放題)、東京の満員電車でさえ気絶しそうになる宇宙人は一回経験しただけでもう懲りた。特に首都に用はないし、涼しくなるまで長距離バスには乗るまいと思っている。
そんな田舎町カント最大の利点は、水道水がそのまま飲めることだ。これは驚いた。ビシュケクの水道水は石灰が多く含まれ、お茶やコーヒーを淹れると味が変わってしまうとの評判で、ヤカンの内側に白い石灰がびっしりこびりつくという。しかしカントの水は、地元の人の話によると、山から流れる水が一旦地下を通って濾過されて出てくる水なので純度が高く、湯沸かしの内側もきれいなままなのだった。キルギスは山岳国なのでどこも水はきれいなのかと思ったが、そうではなく、宇宙人はカントに当たってラッキーだったということだ。住まいをビシュケクにするという選択肢もあったのでね。

b0214800_21044035.jpgなに、ではどうして腹を下したかって? それは羊だよ。ホームステイ先のキルギス人一家は羊肉を敬っており、宇宙人の歓迎というよりは夏休み最後のお客達をもてなすために、羊肉を使ったご馳走をまとめて振る舞ってくれたのだ。羊肉が好きな宇宙人は調子に乗って食べ過ぎた、といより軟骨を飲み込んだら消化できないことが後で判った。丸一日経っても胃に残物感があり、しかもその匂いが羊だったので、観念して人差し指を喉に突っ込むと軟骨がころりと出てきた。鶏肉と違って消化できないのだな。羊以外にも、恐らく衛生上の問題で日常的に胃腸が試練を受けており、やっと一昨日落ち着いたところだ。
羊肉画像は次回に譲り、右の画像は町内を散歩した時に遭遇した家畜糞燃料の製造過程の様子。化石燃料のない時代は遊牧民はこうして馬糞やら牛糞やらを集めて平たく整形し、乾燥させて煮炊きに使った。当地は非常に乾燥しているので衛生上さほど危険ではないが、生乾きのうちはまだ臭う。町内はほぼ舗装されておらず、たまに子供がおうちの手伝いで羊群を散歩させている。犬はよく飼われているが放し飼いなので散歩する光景は見られない。それよりも野良犬が多く、大使館では狂犬病への警戒を呼びかけている。

# by hikada789 | 2019-09-06 11:19 | 宇宙人@キルギス | Comments(0)