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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

オスマントルコを舞台にしたトルコ産テレビドラマ『オスマン帝国 愛と欲望のハレム』がBS日テレの平日夕方から連日放映中である。経済発展するとこの種の豪華な大河ドラマが途上国で生まれるが、とうとうトルコがオスマン帝国モノを打ち出してきた。2011年に開始された連作だが、欧州でもヒットして世界の8億人が見たらしい。どんなものかと思って途中から見てみたが、第一印象はまず、ヒロインがブス。だってスレイマン大帝をメロメロにした寵姫だっていうからすごい美女かと期待するじゃん。なんか肉感的で下品なんだよ。でもトルコ人の美意識では美女なのかなあ。それとも役柄が「奴隷からのし上がった異国の女」だからそれに合う女優を選んだのだろうか。

一応フィクションと明記してあるが、史実をモチーフにしているので、ヒロインの寵姫ヒュッレムは実在するし、スレイマン大帝の遠征も史実に沿って描かれている。設定ではヒュッレムはウクライナ出身で、本名アレクサンドラ。タタール人の襲撃により捕虜となり、奴隷となってオスマン王宮に売られてきた。こういうことは実際よくあった。覚えてますか、わがホニャララ小説『メタフォーラ・ファンタジア』にもロシア出身の白人奴隷を登場させているが、ロシアは最初モンゴルの属国となり(タタールの軛)、モンゴルが弱くなると復権し、同じ頃台頭してきたオスマントルコと陸続きで睨み合うようになる。でもオスマン軍は当時最強の兵力だったので、ロシア南部に広がるウクライナは結構トルコにやられっぱなしだった。だから当地の美しい娘たちは攫われてきてトルコの貴人に献上された。

オスマン王朝はこの種の混血におおらかだったので、王家の血筋は美男美女が多かったという。お母さんが外国人で子供がハーフになるからね。尤もウクライナよりもコーカサス出身の方が美形度が高いと聞いたことがある。コーカサスはアルメニアやグルジア、チェチェンやダゲスタンのことだが、現在でも美男美女の産地として名高い。まあ現代のウクライナもスーパーモデルで外貨稼ぎをしているから、好みの問題かもしれぬ。ともあれオスマン朝では、見目麗しいコーカサスの男達もリクルートして近衛軍に入れたりしていた。見栄えにこだわる王朝だったのだ。それなのに、ドラマで使う女優はこの程度か。本物を出せなのだ。

ヒロインはともかく、見どころとしてはやはり豪華絢爛たるイスラム装飾に囲まれた王宮インテリアや衣装かな。戦場の様子や戦闘服なんかも丁寧に作り込んでいて、歴史考証されている感じが良い。原色ではない自然な染色の布地の風合いが、落ち着いた高級感を醸している。要するに眼福なドラマである。ヒロイン以外の女優陣も私の目にはイマイチだが、タイトルの通り「愛と欲望」がテーマなので、後宮のドロドロした女の戦いを扱う以上、爽やかさとか慎ましさはそっちのけで、陰謀や暴力に見合った顔ぶれといった感じ。スレイマン大帝の遠征シーンはなかなか楽しいが、後宮のシーンはあんまり面白くはない。ちょっと前に則天武后を描いた中国ドラマをやっていたが、あれと同じレベルかな。因みにあの中国ドラマの主演がいま話題の脱税女優ファン・ビンビンである。

ハーレム物語とはいえ、イスラム教国の作るドラマなので、性的描写はゼロ。その点安心して子供にも見せられます。スレイマン大帝に反抗するハンガリーなど東欧の王侯なども描かれて、その衣装からも文化の違いがよく判って勉強になる。また後宮の女性の衣装がいわゆるドレスで、大きく胸が開いていたりティアラをつけていたりして、この風習が二百年後くらいに西洋貴族の女性のファッションに取り入れられたのだと判る。文化の源流や変遷についてもビジュアルで語ってくれる貴重な映像ですので、ぜひ一度ご覧下さい。個人的には、こういうドラマはペルシャ宮廷モノとしてイランに作ってほしかったな。多分美術的センスはイラン人の方が上だから。

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# by hikada789 | 2018-10-15 18:58 | 宇宙人の空飛ぶじゅうたん | Comments(0)
畳がやってきた。一週間前に家具を全部どけて職人さんに採寸してもらい、ホチキスの針の飛び出す危険な畳板ごと取り替えるべく全面製作してもらっている間にネットで本棚を注文。新旧畳の入替え日に再び家具を全部どかし、畳床に溜まった恐らくは築年数分のホコリを掃除機で吸い取り、井草の香る出来立ての畳を招き入れる。サイズはピッタリ。さすがの職人技なのだ。畳の搬入搬出は1時間で済んだが、どかした家具の復旧と新調した本棚の組み立てに半日を使い、更に溢れた書籍の収納レイアウトをあれこれ試しているうちに、結局二日使ってしまった。
掃除も済んで、井草の香りに包まれながら青い畳に転がって平泳ぎする宇宙人。癒されるなあ。えらいぞ、畳。この老朽マンションに越してきた時はいずれフローリングにリフォームしようかとも考えていたが、やっぱり日本は畳だよ。直に寝そべっても痛くないし、何より香りがいい。森林浴並みのヒーリング効果だ。誇るべき日本の文化なのだ。

皆さん、ご自宅をリフォームの際は是非畳部屋をご検討下さい。耐久は約十年で、半分の五年辺りで畳表を裏返す修繕をするのが一般的だそうだ。この裏返し作業は1日でできるので、家具の移動も一回で済む。朝どけて畳を持って行ってもらい、夕方に畳を入れて家具を戻すだけ。費用は、今回のように畳板ごと作り替えるのと比べて半分以下。尤も我が家に越して来てからとうに十年以上過ぎているし、前の住民も畳を替えた形跡がないので、頑張れば四十年使い込むことも可能だ。今回は畳板から作ってもらったので、もう飛び出したホチキスの針で足の裏に穴を空ける心配は永久になくなったのだし。とはいえ仕事のなくなった職人さんが消えてしまっては困るので、適度な年数のところでメンテナンスするとしよう。
こうやって実用で注文することで、伝統文化は亡びず生きていけるのだ。最近は琉球畳もインテリアとして普及してきているが、あれは値段が2~3倍する上、フチがないので耐久性がやや劣るらしい。ウチの職人さんは採寸の時にフチのサンプルを持ってきてくれて、自由に選ばせてくれた。いろんなのがあって悩ましかったが、結局目の疲れなさそうな灰紫地に金糸の和模様のにした。四畳半のくせに御殿みたいな仕上がり。なにやら背筋が伸びるのだ。
天井までの薄型の本棚にしたので部屋もそれほど狭くならなかったし、暫くは本を買ってもまだまだ入る余裕がある。井草に囲まれながら読書の秋を楽しむとしよう。

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# by hikada789 | 2018-10-13 19:22 | その他 | Comments(0)
ご本人の許可を得て「あなたの山水画」を掲載します。ご協力ありがとうございます。
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1990年5月13日生 女性の山水画
戊 辛 庚
寅 巳 午
初夏の太陽の光が明るく山岳を照らし、樹木や岩も温めている。
【解釈】
夏山のあなたは風景のメインとしてどっしり構えています。太陽は母親、岩石は父親や兄弟友人で、雄々しい感じの家族関係です。しかし同時にやや繊細さに欠け、あなたの性格も大ざっぱで意志強固、男性的にさばさばしていて、外貌も大づくりです。
大変エネルギーが多いので、宿命消化のために積極的に活動するのが吉です。怠けていると運が停滞します。

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# by hikada789 | 2018-10-11 19:33 | 宇宙人の鑑定実績 | Comments(0)
昨夕は友人との楽しい会食後、井上尚弥のWBSSマッチの放送時間ぎりぎりに帰宅したのだが、テレビをつけたら案の定試合は終わっていた。インタビューを受けるナオヤが試合後とも思えぬつるりとしたきれいな顔で、KOシーンをモニターで眺めながら朗らかに試合を振り返っている。皆さん見ましたか、あの胸のすくような一発KO。しかも漫画のような倒れ方。人間あのように棒立ちのまま失神するものなのだな。
放送終了を待って改めて録画を視聴した。なんだ、また1ラウンド1分結着だったのか。しかも打ち合いすらないファーストパンチKOではないか。これではトーナメントの今後の対戦相手が対策を練る材料にもならぬ。モンスター伝説上塗りなのだ。解説に呼ばれた山中慎介が気の毒なのだ。ひと言もしゃべらせてもらえぬうちに試合が終わってしまったのだ。放送時間もダダ余りなのだ。試合時間が1分だったから、まるまる3回分流しても3分しか稼げないのだ。しょうがないからスロー映像を何度も流すのだ。芸のない編集だが、その方が視聴率は稼げるのだ。それくらい判りやすい右ストレートだったのだ。
このトーナメント、各団体の四人の王者に有力選手四人を加えた合計八人で争うのだが、本命はやはり王者の四人で、英国ブックメーカーによれば四人のうちナオヤはオッズ筆頭だそうである。ナオヤはついこの間バンタムに上がったばかりなのに、もう怪物ぶりが知れ渡っているのだな。まるで道場破りなのだ。次の準決勝が待ち遠しいのだ。

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# by hikada789 | 2018-10-08 21:13 | その他 | Comments(0)
前回の余話#R75では、結婚は人生の大事だが恋愛はそうではない、という話を突き詰めてみました。陰陽論から男女の性差は決定的であり、男女性差をゼロにしようと奮闘する現代社会の目論見が無意味であることを、算命学の学習者人は知っておかなければなりません。類似の話は既に過去の余話#U13と#U14で取り上げているので、そちらも参照下さい。

なお「気の濁った子供が生まれる」という話については、こんなイメージが適当です。永らく掃除していない部屋や物置に入ると、ホコリがたまって綿のような塊になっています。その色は灰色ですが、実はホコリそのものが灰色なのではありません。ホコリを形成する塵あくたはそれぞれ赤や黄色や緑や黒など、そのホコリがホコリになる前の衣類の繊維や、人間のまき散らす角質の色をしたままなのです。顕微鏡で見れば、その色とりどりの塵あくたが確認できます。
しかしそうした塵はあまりに微小で肉眼では見分けられず、結局綿ボコリというひと塊のサイズに成長しないと、我々の目は物体として把握できない。すると、色とりどりの塵たちは、あくまでも見た目上ですが、まるで絵具を混ぜたように互いの色を反映し合い、つぶし合う結果として、全体的に灰色の綿として人間の目に捉えられるのです。「気の濁った子供」とはこれに似ています。
では逆に気の濁らない子供を考えるなら、赤なら赤の、黄色なら黄色の、その色の塵あくただけで形成されているホコリということになります。他の色の塵が混じっていないのだから、そういう単一の色目になります。

単一の色目でも、混色による灰色でも、ホコリはホコリです。でもまあ、ホコリという例は適切でなかったかもしれません。その先の使い道がありませんから。これを人間の子供に当てはめた時、どのような印象を皆さんは受けますか。強さ、弱さ、美しさ、醜さ、生命力やしぶとさ、儚さ、平凡、珍奇。おそらく多くの人の受ける印象は概ね同じだと思いますが、その印象が「良い」か「悪い」かは、人それぞれだと思います。それは人それぞれで価値観が異なるからです。
毎度くどいようですが、算命学は陰陽を論じるだけであり、良し悪しは論じません。良し悪しを決めるのは、その人本人がする作業です。鑑定者が決めるものではありません。

今回の余話は、前回のテーマの一部を受けて、夫婦について取り上げます。最近大物女優が亡くなり、その夫との奇妙な夫婦関係が話題になりました。結婚後、同居していたのはたったの二年で、あとは死ぬまでずっと別居。夫の方は離婚を望んだ時期がありましたが、妻は拒否し続け、結局往生するまでこの状態でした。夫婦の間には激しい家庭内暴力の応酬もあったと、妻は公に語っております。つまり妻もやり返していた。それでいて、人生が終わってみれば、夫婦は結局仲が良かった、という伝えられ方をしております。果たして真実はどうだったのでしょう。
下世話ではありますが、妻の方がもう亡くなっているので、ここは心置きなく命式を判じてみます。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「離婚しがたい夫婦」です。「算命学余話 #R76」で検索の上、登録&栗ごはん一皿分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)

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# by hikada789 | 2018-10-07 13:31 | 算命学の仕組 | Comments(0)