人気ブログランキング |
ブログトップ

土星の裏側

doseiura.exblog.jp

宇宙人と呼ばれた人達の診療所

高校の時、同級生の雰囲気が社長っぽかったのでごく自然に「社長」とあだ名をつけて呼んでいたが、今般本当に社長になったらしい。さすがに驚きだ。宇宙人の占い師としての力量も侮れぬな。でもこないだ『算命学余話』で未来予測は当てにならないという話をしたばかりだ。そうなのだ。予測しようとすると外れ、意図していない何気ない言葉が真理を突いたりする。そんなもんです。

社長の肩書とは真逆の方向へ突き進む宇宙人は、今般コムズのマンツーマン稽古を始めることとなった。何たるささやかなニュース。でも珍しくキルギス絡みの明るい話題だ。当地の民族楽器コムズは三味線によく似た三弦楽器で、わが職場の学校では中一までの全生徒に音楽の授業でコムズを教えている。宇宙人は子供たちに混じって週一回授業に参加してきたが、スキルアップのため先生との個人レッスンに切り替えた。
きっかけは宇宙人の無茶ぶりである。小学生用の楽譜は単純でつまらないので何かカッコイイ曲はないものかとネットで物色していたら、おあつらえ向きの超絶技巧を発見した。素人が見てもプロの技だと判る難曲で、この国の国民性には反する短調の、しかし高速で情熱的な旋律である。早速先生に画像を見せたら、「この曲は初めて聴いた。自分の力量ではとても再現できないが、隣の上級クラスの先生は音楽院卒なので知っているかもしれない」というのでもう一人の年配の先生に尋ね、ついでに「帰国までにこれを弾けるようになりたい、のろくていいから」と伝えてみた。画像を見ながら固まるコムズの先生。ダメだしされる前に譲歩する宇宙人。
「この通りに弾けなくていいんです。どういう技法で弾いているのか知るのが第一目的です。もう半年しかないですし、できる範囲でレッスンして下さい。有料で大丈夫です。楽譜があればコピーを下さい。あと、この曲の前にもう一曲、こちらも」
もう一曲というのは、この冬休みの練習用にもらった子供向け楽譜の旋律を、プロの演奏家がアレンジを加えて演奏したもの。有名な曲で主旋律は同じなのだが、技法が全然ちがう。明るい長調の曲だが、プロが弾くとカッコよく聞こえる。もう旋律は頭に入っているので、導入としてはこの曲の方が技術を添加しやすいと思ったのだ。

というわけで本日からその既習の明るい曲のマンツーマン指導が始まった。先生が弾いたフレーズをオウム返しするだけだが、フレーズが長いよ。覚えられないよ。しかも聴いたことないフレーズだよ。どういうことなの。先生曰く、
「コムズ奏者は同じ曲であっても独自のアレンジ方法で曲を記憶している。この子供用の楽譜はこの際忘れて下さい。あなたが見せてくれたネット動画のプロ演奏も、私の知っているアレンジとは違うので忘れて下さい。とにかく私と同じように弾いて下さい」。
そうなんだ。そうだよな、文学だって口承文学しかなかった国だ、そもそも楽譜があるわけないのだ。便宜上西洋の五線譜に写しているだけで、伝統的には耳だけで伝授してきたのだ。って宇宙人、オマエ自作小説にそういう内容を自分で書いていただろうが。そうでした。思い出したい方は拙著『メタフォーラ・ファンタジア』を再読下さい。まさか自分がこの小説の主人公のようなマネをすることになるとは。これも未来予知の一種?
ともあれ個人レッスンは気が抜けない。先生、ワンフレーズが長いよ。ビギナーには無茶ぶりだよ。宇宙人がくたびれている間に最終目標の難曲の画像を繰り返し眺める先生。曰く、「新曲ですね。まだ現役のコムズ奏者が作曲したものです」。つまり楽譜はなさそうであるが、先生の本気の顔つきを見ると、既に頭の中で楽曲再現を試みているようだ。おお、さすがだ。まあ半年の間に2曲ならどうにかなろう。こんな高速でなくていいのだから。カプースチン先生の超絶技巧を3倍くらいの遅さで弾いている宇宙人なら気にしないぞ。興味のある方はYouTubeを教えるのでお知らせ下さい。

# by hikada789 | 2020-01-27 22:15 | 宇宙人@キルギス | Comments(0)
前回の基礎編#8では二十八元と大運について解説しました。大運の算出を終えたことにより、後天運をどう読み込んでいくか手掛かりを得ることができました。これで先天運と後天運合わせ、一通り運勢鑑定のための材料は揃いましたので、あとはどう読み込むかです。
今回の基礎編は、算命学の基礎技法としての天中殺を取り上げます。天中殺についてはこれまでの余話で何度か話題にしました。十大主星天中殺については初期の余話#U番で述べましたし、最近では#R106で天中殺の意義を論じました。今回は基礎編として、天中殺の総論と陰占天中殺の種類を一覧します。なお十二大従星天中殺(陽占天中殺)については、今後個別に論じていく予定なので、今回は触れません。

毎度繰り返しますが、天中殺はその「殺」という文字のせいで恐ろしい印象を与えています。しかし実態は恐れるほどのものではありません。世間ではイメージが先行するのでなかなかこの負の印象が払拭できませんが、天中殺を持っていようがいまいが、どのみち後天運で巡ってくることを考えれば避けられないものなのです。
ならばいっそ、問題の天中殺をどう正しく理解し、あわよくば活用するか、せめて災いらしい災いとして遭遇するのをいかに防ぐか。もっと進んで考えるのなら、天中殺を災いと捉えずに生きる知恵とは何かを、提議していきたいと思います。この辺りは余話#R106でも少し触れたので、やや重複する内容になるかもしれませんが、天中殺が災いばかりではなく、人を鍛える役目を担っている点に注目しながら、天中殺を論じてみます。

(この続きは「フォークN」と「パブー」に公開しました。副題は「基礎編#9 天中殺の扱い」です。「算命学余話 #R120玄」で検索の上、登録&豆大福一箱分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)

# by hikada789 | 2020-01-24 10:43 | 算命学の仕組 | Comments(0)
二葉亭四迷の『浮雲』を読了した。内田魯庵の『二葉亭四迷の一生』で知ってはいたが、未完の小説であった。しかも話がこれから展開する、という場面で終わるので「続きを読ませろ」という気分になる。ははあ、だから四迷の周囲は彼に小説に戻ってほしかったのだな。皆きっと続きが読みたかったんだ。とはいえそれほど面白い内容かと言えばそうでもない。ありふれた明治の家庭風景で、ただ心理描写は現代の大衆小説と大差なく(文芸作品とは大きく隔たっているが)、なるほど現代日本文語はこれが基礎となって現在に至っているのだということが判った。
内田魯庵の解説によれば、『浮雲』全三部のうち、第一部は坪内逍遥の名を借りて発表したほど逍遥の手直しが入っており、その独自の言文一致体はまだ不十分だったが、第二部は全文を四迷が書いたため、言文一致体の妙が一番よく表れている。しかし最後の第三部はもう文学への熱意の冷めた時期にいやいや書いたものなので、第二部のような躍動感に欠けている。それでも当時の同世代の作家たちの作品に比べて遜色のない出来である。実際読んでみて、その通りであった。内田魯庵が目利きなのだな。
皆様におススメというほどの小説ではないが、「一旦ロシア語で書いてから改めて日本語に翻訳し直した」という作業工程を経ている本作品は、ある意味ロシア文学の一種と呼べなくもないので、ロシア文学に興味のある方は知識の一端としてご覧下さい。でも以下のロシア関連イベントの方がずっと面白いかな。

(1)「ドストエーフスキイの会」第255回例会
こういう催しがもう255回も。1月25日(土)午後2時~5時。早稲田大学戸山キャンパス31号館2階208教室。テーマは「『カラマーゾフの兄弟』を翻訳して」。聴講無料。

(2)ロシア映画二本立て上映
また早稲田ですが、早稲田松竹という文芸系映画館が『フルスタリョフ、車を!』と『動くな、死ね、甦れ!』を二本立てで上映する。どっちもスーパーヘビー級で疲れそう。2/11(火)~2/14(金)。

# by hikada789 | 2020-01-22 23:49 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
*********************************************
(以下は2011年4月9日にアップした営業用看板です。性質上、随時更新し、不定期にブログの表面に移動させて告知効果を上げようと思います。宇宙人は営業中でございます。なお、夏休みや連休などは休業することがありますので、返信が滞る場合は休み明けまでお待ち下さい。)
*********************************************
土星の裏側へぐるっと回って悩み相談を望まれる方に、地球人・宇宙人を問わず運勢鑑定を引き受けます。鑑定手法についてはカテゴリ「算命学の仕組み」をご覧下さい。

(1) 無料鑑定『あなたの山水画』
その人の人生の青写真を陰陽五行の風景画として描写し、大まかな生き方アドバイスをします。ご依頼の際は生年月日と性別と、当ブログの何に興味を持ったのかを一筆添えて、一番下の専用メールアドレスへお寄せ下さい。
一筆のないものや辻褄の合わないものは防犯上返信しないのでご注意下さい。(当ブログのコメントでの受付は終了しました。また山水画に対する質問は受け付けないので、質問をしたい方は恐縮ですが有料鑑定へお進み下さい。)
公開してよければ鑑定結果を当ブログに匿名で掲載しますので、お知らせ下さい。生年月日非公開をご希望の場合は、結果そのものを掲載しません。
なお、ご依頼人本人のみの鑑定に限らせて頂きます。また依頼が混んでいる時はお断りすることがありますので、ご了承下さい。

(2) 有料鑑定『土星一周』
生年月日と性別と具体的な相談内容、その人物の略歴、家族構成、現在の生活環境を可能な範囲で、一番下の専用メールアドレスへお寄せ下さい。具体的な相談内容のないメールは、防犯上返信できません。
非公開をお望みと思われますのでメールアドレスを添えてその旨お知らせ下さい。直接返信し、必要に応じて2-3往復やりとりします。真剣勝負です。興味本位の方や現状を改善する意志のない方はご遠慮下さい。(※鑑定は辛口になることが多いので、当ブログ記事をいくつかお読みになった上で免疫力をつけておくことをお勧めします。また右手のカテゴリ「宇宙人の診察室」に依頼ノウハウの記事があるのでご参考下さい。)

◆鑑定可能な相談内容(複数受け付けますが、必ず具体的な相談事項を添えて下さい。)
- 宿命鑑定:その人が持って生まれた人生の青写真を鑑定。
- 運勢鑑定:宿命とその後の環境から、今後の運勢を判断。
- 性格判断:宿命から派生した人格やその長所、欠点、改善方法を鑑定。
- 仕事関係:適職や転職、起業、事業について鑑定。
- 結婚鑑定:結婚・離婚判断、良縁判断、相性判断など(恋愛相談は不可)。
- その他:転居判断(方位は不可)、子供の養育相談、病気の傾向など、ご相談に応じます。

◆鑑定料金:8,000円(一人分。相性判断に限定した場合は二人分まで。リピーターは同じ生年月日に限り6,000円)
◆鑑定を始める前に、鑑定内容についての事前打合せをします。鑑定に踏み切るかどうかの判断材料として頂き、依頼人・鑑定者双方の了解の上で鑑定を開始します。鑑定結果の送信に何日かかるかもその際お伝えします。(他に依頼がなければ通常1-2日で回答します)
◆鑑定技術に関する質問には原則としてお答えできません。『算命学余話』に技法の一部を公開していきますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。
◆なぜ恋愛相談は不可なのか? 恋愛は人生の大事ではありません。結婚や出産は大事ですが、恋はいくらでもして、何度でも失敗して下さい。命に別状ありません。
◆対面鑑定は現在、知人紹介のみ受け付けます。メール相談より若干料金上がります。まずはご相談下さい。また未成年の方の依頼はお断りすることがあります。
◆携帯アドレスでのご依頼は返信エラーになることが多いので、パソコンアドレスからお問合せ下さい。
◆算命学は未来を予測するものではなく、可能性の高低を多角的に判断するものです。どちらかというと統計学に近いものですので、水晶玉占いの類をお求めの方は他を当たって下さい。
◆鑑定専用メールアドレス:doseiura4◎yahoo.co.jp (◎には@を入れて下さい。手作りレザーグッズの問合せもこちらです)

【宇宙人からの苦言】
有料無料を問わず鑑定依頼を寄せられる方の中に、一方的に依頼だけしてお礼の返信もしないとか、依頼の取下げを無言で済ませるなどのマナーに欠ける方が稀におられます。武道家の宇宙人が日本的礼儀作法を美徳として重んじていることはブログ記事からも読み取って頂けるかと思います。世の中に「無料」のサービスが普及したせいかお礼も言えない人たちが増えたことは、日本文化にあっては嘆かわしいことです。宇宙人は聖人ではないので、虫の居所の悪い時にはこうした人々の暴挙をブログに挙げて曝し物にしないとも限りません。皆様の節度ある対人マナーがメール相談にも発揮されますよう、心より希求致します。
# by hikada789 | 2020-01-20 10:41 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(43)
アーユルヴェーダ蜂蜜だった (No.1282)_b0214800_10462695.jpg蜂蜜が特産のキルギスで初めて見た黒い蜂蜜について訂正です。以前ホワイトハニーと比較して画像掲載したイカスミのように真っ黒なペースト状のブラックハニーは、正確にはブラックハニーではなく、アーユルヴェーダ蜂蜜でした。右の画像に見える右側のイカスミ色が、前回紹介したのと同じ種類の、正しい名称「シラジット入り蜂蜜」。シラジットとはサンスクリット語で、該当する日本語のない天然有機化合物。ロシア語ではムミヨーと呼び、この呼び名はペルシャ語起源だという。シラジットは高山の洞窟に生息するコウモリやげっ歯類の排泄物が経年と発酵によって特殊な腐植土となった天然ミネラル混合物で、見た目は真っ黒な土である。要は漢方薬のようなもので、中国ではなくインドのアーユルヴェーダ医学で知られる医薬品である。ヒマラヤなどの高山でしか採取できず非常に貴重なので、高価なものとして認識されており、これを混ぜた当地の「シラジット入り蜂蜜」は他の蜂蜜に比べて1.5倍ほど高い値段がついている。薬効は頭痛その他の痛みの緩和、胃腸や体調全体を整えるなど万能薬に近く、しかし少量で効果があるため大量に摂ってはいけないとされている。
宇宙人が初めてこの黒い蜂蜜を見かけた時も、そういえばインド人の留学生が大量購入していた。それで興味をそそられたのだが、彼らは自国の文化として知っていたのだな。年末のインフルエンザの時は朝晩ひと匙ずつ摂取して免疫回復に努めたが、効いたのか効かなかったのかはよく判らぬ。でもまあ一週間後には元気にはなったよ。味は確かに蜂蜜だが、シラジット自体に独特の臭みと苦みがあって、それで薬臭いと感じたようだ。

ムミヨーというロシア語がオンライン辞書に載ってなかったので、ロシア語の先生に直接聞いてみたら、やはりその原料(動物の排泄物)という点で苦笑いされた。でもインフルエンザの咳止めに画像中央にあるセージのハーブティーを箱ごと頂いたので、お礼にシラジット入り蜂蜜をお分けした。高価なものとして認識されているので、喜んでもらえたようだ。なおシラジットは薬局でも小さな錠剤として売られていると先生は教えてくれた。まあ蜂蜜と混ぜた方が飲みやすそうではある。
なお画像左の紅茶色の方が一般に「黒蜂蜜」と認識されているもの。混ぜ物はなしで、蜂蜜が採取する蜜の花の種類によってこういう色になるらしい。やはり貴重なのでお値段も高めで、独特の苦みというか風味がある。

# by hikada789 | 2020-01-18 11:48 | 宇宙人@キルギス | Comments(0)