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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

b0214800_18443386.jpg先日、1年以上履いていない古い革靴が下駄箱の中でカビを生やしているのを発見した。幸い布で拭きとれたが、このまま放置していたら菌糸が奥まで入ってシミになったことだろう。そうだ、使わないと革はカビるのだ。俄かにタンスの中で仕立てを待つ大量の牛革たちの安否が気になり始めた。さっさと仕立てて使わないと無駄になってしまう。革を大量に使用するには大型カバンを作るのが早いのだが、もうカバンはさんざん作ったので、何か違ったデザインのものをと考えるとなかなか踏み出せない。レザー教室でも作りたい物がだんだんなくなってきて、今は専ら絵ばかり描いている。ブックカバーを立て続けに作ったから、今度はカバンに張付けてみるか。冒険だなあ。不出来な絵がカバンに張付いていると恥ずかしくて使えないからねえ。
画像は、以前友人の注文で一度作った三折り財布を色違いで増産したもの。さくらんぼ色と鴨緑という珍しい色革ハギレで作った(内側仕切りはベージュに近いゴールド)。ハギレだから革在庫はいくらも捌けなかったが、別の友人が気に入ったのでお祝いがてら贈呈した。あと2つ作る予定があり、1つはヘビ型押しの紺色(内側仕切りは白)、もう1つは内側仕切りのゴールドだけ用意してあってまだ本体色革は未定。ご注文あれば受け付けます。

# by hikada789 | 2019-02-22 18:57 | その他 | Comments(0)
前回の余話#R88では、珍しく守護神の使い方を一例紹介しました。算命学における守護神という概念の存在は比較的広く知られているようですが、その用法については、天中殺に対する対処法ほどにも知られていないような印象があります。他の技法と同様、守護神の用法は多種多様であり、前回掲げた用例はほんの一部にすぎません。
宿命に守護神が見当たらないからといって慌てる必要がないことは前回述べましたが、守護神と逆の効果を持つ忌神というのも気に掛けるとすると、あれもこれも怖くなって人生が一歩も前に進まないという事態を招きかねません。天中殺だ、七殺だ、忌神だ何だと気にする人ほど、人生の貴重な時間を無駄な足踏みで浪費してしまうものです。そして、そんなことを気にせず生きている人に次々と追い抜かれてしまうのです。
本当に運勢を上げたいのなら、そんな命式の些細な瑕疵など蚊に刺されたくらいに考えて、日々の課題を全力でこなす日常を積み重ねた方が早道です。実際、命式は大したことないのに大きな業績を上げる人は沢山います。彼らは恐らく自分の命式など知らずに現実と向き合って真面目に生きることで、いつの間にか命式を充分消化して星を輝かせる結果となったのでしょう。つまり命式の良し悪しに頭を悩ませているヒマがあったら、自分の人生がどうすれば輝くかまず実践しろ、というのが算命学者の正直な助言です。

さて今回の余話のテーマは、「似ている」ことについてです。算命学は、お騒がせ星として名を馳せている調舒星と龍高星の人について、調舒星は調舒星を持っている人以外には全く理解されないし、龍高星は龍高星を持っている人以外には全く理解されない、と明言しています。どうですか、世の調舒星・龍高星の皆さん。自分が変人として評価されることに今更驚いたりはしないけど、たまに理解者に出会うと、まるで古い友人にでも出会ったかのような気分になりませんか。或いは調舒星・龍高星でない人でも、「この人、すごく気が合うなあ」と思う人に出会うことがありませんか。そういう気分になる相手は、恐らく宿命のどこかが自分と似ているのです。
命式には陰占と陽占と二通りありますから、ひと口に似ているといっても、陰占・陽占両方とも似ているというケースはそうはありません。また似ているといっても、例えば年干支が同じ人は、同じ年の生まれの人が全員該当しますから、かなり大振りな括りだということは判ると思います。つまり当てにならない。当てになるのは、もっと日干支寄りの方の一致です。
今回は、こうした「似ている/似ていない」にまつわる考え方について論じてみます。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「似ている人」です。「算命学余話 #R89」で検索の上、登録&梅ゼリー1パック分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)

# by hikada789 | 2019-02-19 18:53 | 算命学の仕組 | Comments(0)
なに、タイトルが下品だ? 失敬な。これはれっきとした学術書に記されていた論文の引用だぞ。No.1151に掲げた『呪われたナターシャ~現代ロシアにおける呪術の民族誌』を読了したが、あまりに面白すぎて付箋を沢山立ててしまい、あれもこれも引用するとかさばるので一点に絞ったところ、タイトルのエピソードが残ることとなった。この民族風俗研究書、あまりに大勢の呪術師、治療師、超能力者が登場するため、逆に普通の人間を見つけることの方が難しいくらいのホニャララ度を誇るのだが、詳細は時間があったら後日紹介するとして、或いはご自分で読んで頂くとして、タイトルのエピソードはこうだ。
ある強力な呪術力を誇る、多くの著書でも名を知られるロシアの女性呪術師(細木数子みたいなのを想像下さい)が、ある日毛皮の帽子を盗まれた。憤慨した呪術師はマスメディアを通じて以下の内容の広告を出す。「もしも一週間以内に私に帽子を返さなかったら、盗んだ奴をイ〇ポにしてやる!」。すると一週間のうちに合計74個もの帽子が彼女の元に送られてきたという。勿論彼女が盗まれた帽子はたった一つなのだが、不能になりたくない帽子泥棒たちは自分のことかもしれぬと、この広告に掲載された呪術師の超常的威力の前に自ら屈したのであった。それほど当地では実力のある呪術師の能力が信用されているということだ。まあ帝政ロシア最後の皇帝ニコライ二世の奥さんも、息子の難病を治療できる怪僧ラスプーチンの神通力を信じた挙句、最終的に一家の破滅とロシア革命を招いたくらいなので、ロシアという国はもともとこういう分野に親和性のある風土だということなのだろう。人類初の宇宙飛行士を宇宙に飛ばし、現在唯一の宇宙船さえ保有している国なのにね。
そんな不思議の国の映画の案内です。

(1)ソクーロフ特集2019
渋谷ユーロスペースでしばしば開催されるソクーロフ・フェアが今年もやってきた。16作品を昼から日替わりで上映。2月23日(土)~3月8日(金)。後半は夜のみ。

(2)第8回死刑映画週間
ロシアとは関係ありませんが、同じくユーロスペースでソクーロフ特集の前週に死刑にまつわる映画特集が組まれてます。比較的新しい作品が並び、『ハンナ・アーレント』も入っているので、ご興味のある方は是非。2月16日(土)~22日(金)。

# by hikada789 | 2019-02-17 17:33 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
本格的なボルシチと酸味のきいた黒パンを出すという老舗ロシア料理屋が恵比寿にあると聞いていつか行こうと機会を伺っていたら、既に閉店していた。残念。ロシア料理屋はロゴスキーなど何件かあるが、どこもポーションの割に値段が高めでイマイチ行く気がしない。本場ロシアのレストランは基本的に男子メシの量なので、腹いっぱい食わせてくれない店はボラれてる感がするのだった。それならいっそ自宅で作ればいい。ロシア料理のレシピ本もおしゃれな装丁で出ているが、今月は自宅で気軽に作れるロシア定番料理フェアがデパートを巡回するらしいので、興味のある方は覗いてみて下さい。いつもの硬派なロシアイベントとは趣向の違うイベントのお知らせです。

(1)ロゴスキー銀座食材フェア
ロゴスキー銀座が店で出しているボルシチやペリメニなどを自宅用レトルトや冷凍食品にアレンジしたロシア食材が、都内のデパ地下に並びます。できたてのピロシキも出すと謳ってます。できたてのピロシキはさぞ旨かろうが、サイズが小さいんだよなー。
◆2/14~2/20:二子玉川ライズ東急フードショーB1
◆2/20~2/26:銀座三越B2
◆2/27~3/7:伊勢丹新宿店B1

(2)ソ連歌謡ナイト
ソ連歌謡を知らない? 俗にエストラーダ音楽と呼ばれるソ連時代の大衆向け歌謡曲のこと。理想の社会を高らかに謳ったソ連時代、クラシックや国威発揚音楽が奨励された一方で、西側の影響を受けた資本主義な音楽は害になるとして禁止されたりしたのだが、大衆はもっと気楽に音楽を楽しみたかったため、いわゆる歌謡曲がソ連国内でも多数作曲されてテレビやラジオで盛んに流された。ソ連崩壊後は西側の音楽がどっと入ってきたため、微妙に波長の違うソ連歌謡は過去のものとなったが、当地では未だにノスタルジックな人気がある。雰囲気は日本の1970~80年代のフォークやラブソングに加えて、軍歌っぽいジャンルが混じっているのが特徴。ロシアの音楽につき例によって陽気な曲でも短調が主体で、なかなか味がある。そんなセピア色の音楽を聞かせてくれるイベントだそうだが、夜遅いのでオールナイト覚悟でお試しを。3月1日(金)23時より阿佐ヶ谷ロフト。詳細不明だがツィッターの「イリューシン62」というところが主催している模様。そこにエストラーダの音源もぶら下がっているので、聞いてみて下さい。

(3)オーケストラ・ダスヴィダーニャ定期演奏会
アマチュア楽団によるロシア専門演奏会。演目はショスタコーヴィチの映画音楽「マクシム」、交響曲第2番及び第6番、合唱付き。3月3日(日)14時開演。東京芸術劇場コンサートホール。全席指定2,000円。マニアな匂いがします。

# by hikada789 | 2019-02-15 00:03 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
ウイグル自治区に昔から住んでいるウイグル人に対する昨今の著しい人権侵害について、中国政府を非難する声明を出したトルコの意図が、イスラムの盟主として男を上げようとしているものかどうか量りかねる。No.1134で紹介したように、中国は従来チベットで鋭意推進してきた民族弾圧を、2年程前からウイグルでも展開し始め、知識人はじめウイグル人を片っ端から捕えては収容所へ放り込んで、虐待や洗脳教育の末に多くの死者を出している。事が明るみに出たのは、隣国カザフの国籍を持つウイグル人が捕えられたことでカザフにいる家族が騒ぎ出し、カザフ外務省の働きかけでようやく釈放に漕ぎ着けたのが発端だ。釈放されたウイグル人男性は同胞らが収容所でどのような目に遭っているのかを世界の人権団体に訴え、特に同じイスラム教徒からは多くの同情と中国への反発感情が寄せられることとなった。
ロシアを中心にCIS諸国を多少はウォッチングしている宇宙人は、地理的に近い旧ソ連のイスラム教徒が黙ってはいまいと思っていたが、案の定隣国カザフやキルギス、ウズベク、そしてロシア国内に住むウイグル系やタタール系ロシア人たちも、中国政府に対する反感を急激に強め、デモや言論で中国非難の声を上げるようになった。
しかしながら、そうした活動が今のところ大規模なものにならず、各国政府も強い口調で中国に抗議していないのは、やはり中国の影響力を無視できないからだ。中央アジア諸国は近年目覚ましい経済発展を遂げているとはいえ、その恩恵は中国なしには語れないし、大国ロシアでさえも、圧倒的な人海戦術を誇る隣国中国の、極東への経済進出に手を焼いている。

以前、人口密度の低いロシア極東の中国との国境付近に中国人が多数入り込み、勝手に路上商売を始めてチャイナタウンを形成しようとしているのを、プーチンのツルの一声で一掃したという笑い話のような事件があったが、あれはロシアにとっては笑い事ではなく、立派な領土侵害に相当していた。この種の面倒を中国の側から取締まらせるために、プーチンもそれなりに中国の機嫌をとっておかなければならず、今回のような明らかな人権侵害事件を見ても、頭ごなしに中国を非難するような発言はできないのだった。
かといって、多くのムスリム人口を抱えるロシアにとって、ウイグル人たちの受けている迫害を見て見ぬふりもできない。そんなことをすれば国内のムスリムが今度はロシア政府に対して反抗しかねないからだ。ただでさえシリアのイスラム国掃討作戦でいろいろ非難されているロシアなのに、この上イスラム過激派にロシアで暴れる口実をわざわざ与える愚は避けたい。ロシア国内のムスリム住民には、大人しく、そして言うことを聞いてくれる羊のような存在でいてほしいというのがプーチンの本音だろう。
だからロシアでは現状、国内における反中デモの許可を出したり出さなかったりという微妙な舵取りでどうにか対応している。ロシアでは、当局の許可さえもらえれば合法的にデモをやっていいことになっているのだが、全ての反中デモを許可すれば中国を刺激しかねない。かといって全て許可しなければムスリム住民の中から過激思想を生み出しかねない。中間でバランスを取っている。これがロシアの現実なのである。いまやロシアよりも中国の方が余程恐ろしいのだ。

プーチンでさえこんな状態なのに、そのプーチンに数年前にシリアをめぐって拳を振り上げ、結局自ら拳を下ろすことになったトルコのエルドアンが、このウイグル迫害問題で声を張って出たのだ。感情的には同じイスラム教徒として同情を寄せたということになろうが、何しろエルドアンだ、そんな甘っちょろい動機で動く輩でないことは、対シリア外交で証明済みだ。そしてその深慮遠謀とはほど遠い「思いつき外交」も証明済みだ。
トルコといえば、宇宙人にはこんな体験がある。トルコの民族舞踊や音楽を披露するイベントを見に行ったところ、演目の一つに部族闘争を描いたダンスがあったのだが、さんざんやりあった双方のリーダーがタイマンし、最後は互いの健闘を称えて握手で終わるという筋書きだった。これを見た時宇宙人は、河原でさんざん殴り合った暴走族のヘッド同士がフラフラになりながら、最後は「俺とお前は今日から親友だ」と握手して終わる青春ドラマを連想したのであった。そんなわけで宇宙人のトルコ人観とは、概ねこのようなメンタルで出来上がっているのであった。男気とか任侠とかいう世界ですね。エルドアンの言動もこの種の青春とヤクザを足して二で割ったようなメンタルから湧き出ていると考えれば、今回の政府声明も、世界におけるムスリムの盟主たるトルコのリーダーをカッコよく演出したかったのかもしれないという見当はつく。しかしそれにしては剣呑というか、トルコだって中国に大きい顔できるほど強国ではないからね。ロシアでさえ気を使っているのに、そのロシアのプーチン親分に歯が立たないのがエルドアンではなかったかね。トルコ大丈夫かね。何か他に思惑があるのかね。それとも今回も思いつきなのかね。

# by hikada789 | 2019-02-12 19:03 | 宇宙人の空飛ぶじゅうたん | Comments(0)