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土星の裏側

doseiura.exblog.jp

宇宙人と呼ばれた人達の診療所

予告してある通り宇宙人は夏休みに入ります。暑くて死にかねない地球を離れて氷の惑星土星の裏側に避難するので、運勢鑑定に続いてブログと余話も暫くお休みします。復帰する頃にはパソコンも新調するので、快適なネット接続環境となっていることを期待したい。
宇宙人がいなくて寂しいという有難い閲覧者のために、宇宙人を偲べる音楽と図書を紹介しておきます。こないだシャレで紹介したBL漫画に興味を覚えて一気読みしたという友人がいた。がっつりBLなのに。どこで誰が読むか判らぬな。夏は長いので長時間楽しめるヘビー級図書を掲げるとしよう。

まず音楽は、ここ2年ばかりハマり続けているカプースチン先生の「ピアノソナタ1番」。19分ほどの四楽章構成だが、宇宙人は奮起して一番長い第四楽章(8分程度)に取り組んできた。毎日弾いているわけではないが、全譜面を拾うのに半年くらいかかったよ。「おちゃめで格好いい」楽曲です。壮大なのに所々笑えるジャズのリズムとクラシックのテクニックを堪能下さい。どういう笑いかというと、体操の内村航平が着地を決めた時に思わず飛び出す笑いに近い。まあ判らないでしょうからYouTubeででもお聴き下さい。カプースチン先生自ら弾いているのがいいと思います。第一楽章も実は笑えるのだが、耳が慣れないうちは聴き取れないと思う。超絶技巧です。勿論宇宙人はゆっくりしか弾けないが。
カプースチン先生は存命なので輸入楽譜は高かったが、これはもう二冊目で、一冊目の「演奏会のための8つのエチュード」は3番と8番を既に覚えた。こちらもおススメ。残りの6曲も素敵だが、宇宙人の技量では厳しいのでまだ手を付けていない。まあ派手な1番から聴いてみて。

もっと気楽な音楽としては、H ZETTRIOという三人組が奏でる「Dancing in the mood」や「晴天」を作業用BGMに使っている。このグループの音楽は、リオ五輪の閉会式で東京五輪紹介の際に使われたらしい。世間に疎い宇宙人は知らなかったが、ピアノ弾きの端くれであるのでこのピアニストの超絶技巧に反応し、思い切って楽譜を買って遊んでいる。カプースチン先生に比べれば簡単だが、スピードとパワーは必要。そうなのだ、カプースチン先生と取っ組み合っていると、他の曲がえらく簡単に弾けるようになるのだ。なにしろ先生はソ連時代のモスクワ音楽院卒だからねえ。

さて久々の現代ロシア作家の大型作品の登場です。先のブログでもちらっと触れたヴォドラスキン著『聖愚者ラヴル』。聖人伝というくくりですが、決して説教臭くはなく、「時間を越える」新たな手法が新鮮な、哲学的思考小説です。ロシア文学好きには「いかにもロシア文学」な正統派で、現地でも大きな文学賞をダブル受賞し、既に20か国語に翻訳されている。最後の数行が極めていますね。ロシア文学愛好家にはチュッチェフがすぐ思い浮かぶことでしょう。
大作なので、お時間のない方のために例によって抜書きを提示しておきます。でも何週間かかってもいいので読んでほしい。読みにくい文章ではないし、ロシア人の好む聖性や「ユロージヴイ」がよく判ります。聖愚者フォマーがカッコイイよ。千里眼だ。

――正義の人とは、人を侮辱することのない人ではなく、侮辱するかもしれないが、それを望まない人である。

――富は友をもたらさないが、友は富をもたらす。そこにいない友のことを、そこにいる友の前で思い出すがよい。さすればそれを聞いた友は、自分のことも忘れられないと知ろう。

――あんたの不幸は、あんたが最終的な結論に至ろうとしなかったことにある。何かを決めると更なる選択肢がなくなるのを恐れて、それがあんたの意志を麻痺させてしまうんだ。そんな風にしているうちに、あんたは人生に与えられた最良のものを取り逃がしてしまった。

――空間の移動(=旅)は、経験を豊かにしてくれる。それは時間を圧縮する。そしてその容量をもっと大きくする。

――この世で繰り返しはない。似たものがあるだけ。

# by hikada789 | 2019-07-01 17:47 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)
前回の算命学余話#R101で激辛好きの人に対するいささか私的な苦言を呈したら、わが余話の読者にはおるまいと念を押したにも拘わらず、激辛好きの人から反論と思われるコメントが寄せられました。思われる、というのはそのコメントを私が読まなかったからです。ちらっと数行見ただけで低俗な主張であることが判ったし、既に何度も念を押している通り、激辛好きの人の意見に耳を傾ける価値はない、こちらが求めるような中身の詰まった話などこの人種には吐けない、という強い固定観念に囚われている私であるため、つまらぬ文章を読む時間の浪費を回避したかったからです。
そもそも余話でも言及している通り、算命学者の視点では、無暗に自己主張する人、頼まれてもいないのに意見を述べたがる人というのは、およそ賢くありません。なぜなら伝達本能を司る寿は、「水火の激突」により印とは相反するからです。印は知性。寿が正しく発動するためには、人体図タテ線の法則により、そこに印の裏付けがなければなりません。

無暗にとか、お呼びでないのにとか、ネットで匿名の嫌がらせでとか、気まぐれでとか無責任にとかいう冠をつけた状態で発せられる伝達行為は、独りよがりの自己主張にすぎず、印を含まないため根拠薄弱であり、それだけで愚かしさを露呈します。人はなぜ沈黙するのか? それは自分の意見が取るに足らないものである可能性を考慮して、そんな意見を他者に開陳することで自分の愚かしさを露呈するより、黙っていた方がマシだと思うからです。この沈黙の行為は既に思慮深さの表れです。沈黙は賢さの一部なのです。

最近読んでいるヴォドラスキン『聖愚者ラヴル』に、賢者の言葉としてこのような文言がありました。「大アルセーニーは、自ら発した言葉に対して後悔したことはあったが、沈黙したことを後悔したことは一度もなかった」。どうですか、このロシア聖人の文言が心に響いた方は、やっぱり激辛なんか食べませんよねえ。
こうした種類の、お呼びでない寿がしゃしゃり出てきたようなコメントはたまに寄せられますが、つまらないコメントにはつまらない返信しかできないため、返信はしておりませんし、掲載承認もしておりません。こうしたコメントを排除するためにいっそブログを「コメントを受け付けない」設定にしようかとも考えましたが、中には有難くも余話の記載ミス、しかも鑑定技術に関わるミスを指摘して下さる読者もいて(脱帽)、こういうコメントは是非とも寄せて頂きたいので、依然としてコメントは受け付ける状態にしております。
でもせっかくなので、私が好ましいと思うコメントの例を挙げておきます。とはいえ以下の例はいずれも見知らぬ読者からのコメントとして届いたものではなく、親しい友人との対話の中で聞かれた言葉であり、こういう文句をわがブログに文字として残しておきたいと思ったので、この機会に文字にすることにしました。

【例1】
 以前記事に、ロシア語文法が複数形を2~4と5以上で異なる格変化を要求するというテーマで、結局人間の脳が瞬間的に4までしか数えられず、5以上になると漠然と「多い」扱いになることが原因らしいという研究者の講話を掲載しました。そして猿の脳は実験により、人間より1つ少ない3までをひとくくりとし、4以上からは脳の別の部分を使って認識していることが判っているということも併記しました。
この件で友人は、勿論ロシア語など一語も知らない人ですが、すぐさま「朝三暮四は正しかったのだ」と反応しました。こういうコメントが寄せられたなら、文句なしで掲載承認させて頂きますのに。なに、朝三暮四が何だか判らない? だから激辛は辞めて青魚を食えというのです。

【例2】
イスラム圏の中で圧倒的文化力を誇るのはペルシャだという通説を経験則からも実感している私は、ある友人にこんな話をした。アラブやトルコが遊牧文化であるのに対してペルシャは農耕文化であり、都市文明を紀元前から永らく担ってきた。移動生活でないため腰を落ち着けて工芸や文芸を洗練させる環境にあり、イスラム化してからも神秘思想に傾倒しがちな国民性もあって(サファヴィー朝は特にそうだ)、その芸術活動には神のまします完璧な世界に近付きたいという明確な意志が込められている。それがペルシアン・ブルーのタイル建築や細密工芸等に現れるため、素人がぱっと見ても「おお!」と思わず感嘆する。
しかし隣国トルコはそのペルシャ芸術の後塵を拝して模倣したにすぎず、オスマン帝国時代に定住化したとはいえ、宮殿を彩る装飾はペルシャの亜流だ。富は絶大でもそこには装飾に込められた意志がなく、オリジナルをそれらしく真似たといった浅薄なものしか感じられない。少なくとも私の目にはそう移り、見ても驚きを感じない。
こうした意見に対し、友人は最近観に行ったトルコの宮廷宝飾品展覧会を思い出し、残念ながら余り感銘を受けなかったと洩らしました。そしてその原因が、今の話を聞いて腑に落ちたというのです。この友人は美術畑の人なので、私の方でも説得力を感じました。こういうコメントならいつでも掲載したいです。中身詰まってますよね。

さて今回の余話のテーマは、嘘についてです。昨今では、反社会勢力に与する営業を行ったとして世間の批判を浴びた一部の芸人らが、最初は金を受け取っていなかったと釈明したのに、その後受け取っていた事実が判明し、益々評判を落としたという報道が世間を賑わせています。初めから正直に言っていた方が傷口は浅くて済んだかもしれないのに、という意見が一般的です。嘘はつかない方が良かったという典型例です。
算命学は、嘘がいけないと明言してはいませんが、因果の法則と、殺傷の因縁が何代目までに清算されるかを明確に示していることからも判る通り、嘘はいずればれるもの・清算されるものと考えているようです。それも何代も待たずに、結構すぐです。すぐばれるから、敢えて技法や思想に取り上げなかったのかもしれません。従って、今回は技法とは関わりのない、算命学の一般論から見た嘘について考えてみます。

先に挙げた『聖愚者ラヴル』にはこんなフレーズもありました。「ピリッポス王がある男を裁判官に任じたが、その男が髪やひげを染料で染めていることが分かった時に、その任を解いて言った。髪に誠実でない者が、どうして人々や法廷に誠実でありえようか」。
一度でも人間は嘘をつくと、それが露呈した時に、それまでの何倍もの信用を失います。その痛手の大きさを知る人は、敢えて嘘をつくというリスクを冒さない。それが賢明というものです。大ボラを吹くことは簡単だし瞬間で済みますが、信用を積み上げるには忍耐が必要で、時間も掛かるものです。皆さん、トレンドに従って髪を染めていらっしゃる? どうもその行為は誠実ではない証となるようです。

(この続きは「ブクログのパブー」及び「フォークN」に公開しました。副題は「嘘を考える」です。「算命学余話 #R102」で検索の上、登録&桃ゼリー1パック分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。なおパブーでの購読は2019年6月末で終了となります。7月以降はフォークNのみの販売を予定しておりますが、バックナンバーの再掲載には時間がかかると思われるので、お急ぎの方は終了前のパブーでお買い求め下さい。)

# by hikada789 | 2019-06-29 19:25 | 算命学の仕組 | Comments(0)
b0214800_19261799.jpg友人から知恵を借りて何とかネットに進入するまでには至ったが、やはりパソコン自体にバグが多発しており、買い換えないとダメみたい。とほほ。引き続き運勢鑑定は休業して夏休みに入ります。画像はツナギの自作革ブックカバー。オリジナルの絵は帝政ロシアの画家イワン・ビリービン。革が経年変化することを見越して原画よりやや明るめの色を塗った。同じシリーズでパソコンの入るカバンも作ったが、画像を掲載するまで今のパソコンがもつか微妙だ。そして暑さに弱い宇宙人が溶け始めるのももうじきだ。
# by hikada789 | 2019-06-27 19:26 | その他 | Comments(0)
業務連絡。パソコン不具合につき、運勢鑑定(無料・有料)の受付を休止します。ブログ記事もしばらく更新できませんのでご了承下さい。復旧次第再開しますが、7月からは夏季休業予定なので、復旧が遅れるとそのまま夏休みになります。パソコンはそろそろ寿命の時期ではあります。
# by hikada789 | 2019-06-24 21:44 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(0)
2019年6月24日現在、運勢鑑定は休止中です。技術的な不具合が原因ですので、復旧次第再開します。
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(以下は2011年4月9日にアップした営業用看板です。性質上、随時更新し、不定期にブログの表面に移動させて告知効果を上げようと思います。宇宙人は営業中でございます。なお、夏休みや連休などは休業することがありますので、返信が滞る場合は休み明けまでお待ち下さい。)
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土星の裏側へぐるっと回って悩み相談を望まれる方に、地球人・宇宙人を問わず運勢鑑定を引き受けます。鑑定手法についてはカテゴリ「算命学の仕組み」をご覧下さい。

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その人の人生の青写真を陰陽五行の風景画として描写し、大まかな生き方アドバイスをします。ご依頼の際は生年月日と性別と、当ブログの何に興味を持ったのかを一筆添えて、一番下の専用メールアドレスへお寄せ下さい。
一筆のないものや辻褄の合わないものは防犯上返信しないのでご注意下さい。(当ブログのコメントでの受付は終了しました。また山水画に対する質問は受け付けないので、質問をしたい方は恐縮ですが有料鑑定へお進み下さい。)
公開してよければ鑑定結果を当ブログに匿名で掲載しますので、お知らせ下さい。生年月日非公開をご希望の場合は、結果そのものを掲載しません。
なお、ご依頼人本人のみの鑑定に限らせて頂きます。また依頼が混んでいる時はお断りすることがありますので、ご了承下さい。

(2) 有料鑑定『土星一周』
生年月日と性別と具体的な相談内容、その人物の略歴、家族構成、現在の生活環境を可能な範囲で、一番下の専用メールアドレスへお寄せ下さい。具体的な相談内容のないメールは、防犯上返信できません。
非公開をお望みと思われますのでメールアドレスを添えてその旨お知らせ下さい。直接返信し、必要に応じて2-3往復やりとりします。真剣勝負です。興味本位の方や現状を改善する意志のない方はご遠慮下さい。(※鑑定は辛口になることが多いので、当ブログ記事をいくつかお読みになった上で免疫力をつけておくことをお勧めします。また右手のカテゴリ「宇宙人の診察室」に依頼ノウハウの記事があるのでご参考下さい。)

◆鑑定可能な相談内容(複数受け付けますが、必ず具体的な相談事項を添えて下さい。)
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◆鑑定料金:8,000円(一人分。相性判断に限定した場合は二人分まで。リピーターは同じ生年月日に限り6,000円)
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◆鑑定技術に関する質問には原則としてお答えできません。『算命学余話』に技法の一部を公開していきますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。
◆なぜ恋愛相談は不可なのか? 恋愛は人生の大事ではありません。結婚や出産は大事ですが、恋はいくらでもして、何度でも失敗して下さい。命に別状ありません。
◆対面鑑定は現在、知人紹介のみ受け付けます。メール相談より若干料金上がります。まずはご相談下さい。また未成年の方の依頼はお断りすることがあります。
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【宇宙人からの苦言】
有料無料を問わず鑑定依頼を寄せられる方の中に、一方的に依頼だけしてお礼の返信もしないとか、依頼の取下げを無言で済ませるなどのマナーに欠ける方が稀におられます。武道家の宇宙人が日本的礼儀作法を美徳として重んじていることはブログ記事からも読み取って頂けるかと思います。世の中に「無料」のサービスが普及したせいかお礼も言えない人たちが増えたことは、日本文化にあっては嘆かわしいことです。宇宙人は聖人ではないので、虫の居所の悪い時にはこうした人々の暴挙をブログに挙げて曝し物にしないとも限りません。皆様の節度ある対人マナーがメール相談にも発揮されますよう、心より希求致します。
# by hikada789 | 2019-06-24 21:43 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(43)