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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

あまりの痛さに (No.222)

皆さん、GWは如何過ごされましたか。宇宙人は本日より営業を再開致します。例によって山を徘徊しておりましたが、珍しく怪我をしたので後学までに報告します。
宇宙人は合気道者である。なので山道で転んだりすると体が自動的に受け身をとってダメージを最小限に抑えようとする。今回は滝へと続く遊歩道に凍った雪が残っていたのに気付かずつるりと滑ったところ、運悪く木柵の隙間から岩がニョキと出ており、自動受け身で腕を出したところ強打。合気道は通常畳の上でやるもので、畳でないにしても平らな場所でないと無傷ではいられない。もちろんより重要な頭や胴体は完璧に守れたが、腕一本犠牲にする格好になる。よりによって突き出た岩とは運がなかった。
あまりの痛さに声を失う宇宙人。患部の肘を手で押さえると富士山のように尖った感触が。まずい、骨折か?いやいやここで骨折するわけにはいかぬ、念力で元に戻してみせる、とじっと手を当てていたが、急激に耳鳴りがして視界が砂嵐に。貧血の前触れではないか。まずい、まずいぞ宇宙人。こういう場合は合気道でいう「気」をめいっぱい出して、意識が途切れないよう繋ぐことに注力する。もちろん患部にも「気」を大量に送り出し、全身総動員で患部の回復を図る。宇宙人は滝見のベンチまで這ってゆき、10分ほど横たわる。その後起き上がると、さすがだぞ、宇宙人、復活したではないか。感覚のなかった小指と薬指も動くし、肘も曲がる。ああよかった、骨折じゃない。しかし富士山は形成されたままだ。服の上から強打したので出血は大したことなかったが、血の下に白いものが見えたので、絆創膏を貼って見なかったことにする。
その後、翌日には富士山が消えて広範囲の青あざになっていた。二日目の今日は岩場の多い山5時間登山をこなせたので、このくらいの怪我を山中でした場合どの程度自分が動けるものなのか知ることができた。そうか、人間はあまりの痛さに気を失うのだな。そしてそれを気の鍛錬によって引き止めることもできるわけだ。しかしあの富士山なコブはなんだったのであろう。コブはあんなに鋭角にできるものだろうか、それとも宇宙人は本当に念力で骨折を打撲に変えたのか?謎は深まるばかりである。
本日の登山は瑞牆山だったのだが、頂上付近の斜面に凍った雪道があり、油断すればまた怪我に発展する危険性があった。しかし二日前に雪で痛い目に遭っていたため、慎重になっていたおかげで一度もこけずに済んだ。瑞牆山は中級レベルの山だが駅とつなぐバスの時間が早く、時間のロスは帰宅不能の可能性もあった。ここで怪我をするより滝見の遊歩道でした方が被害としては軽微だった。神様、そういうことですね?
肘には済まないことをしたがよい教訓になりました。このGWは事故や自然災害が多発したようです。そういう年だったのかもしれませんね。宇宙人は今年初めの年間予報で「4月が危ない」と警告しておりましたが、皆さんは大過なく過ごされたでしょうか。
by hikada789 | 2012-05-07 23:04 | 整体の仕組と健康 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人