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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

老化を恐れる文化から免疫力まで (No.315)

キリスト教以前の土着信仰が語るヨーロッパの寓話世界が東洋のそれと異なる顕著な点として、女性の価値としての美しさ・若さの比重が大きいことがある。美しい娘は善である、というお約束が、醜い娘イコール醜い心の持ち主、年増の継母は美も盛りを過ぎて下降する一方で、しかも心まで醜い、という明快な二元論を支えている。日本では外見は悪くとも心は錦という言葉があるくらいブサイクを擁護する伝統があり、人は見かけによらないとか、美の基準は千差万別とかいって1か0かという二分論を戒める文化を今日もなんとか保持している。なんとか、と但書をつけるのは現代社会が若作りの女性を持て囃す傾向が著しいからだが、これも産業界の宣伝に乗せられているだけなのかもしれない。大多数の賢い女性はこんな社会風潮に流されたりせず、触るのもばっちいような昨今のてんこもりメイクを苦々しく眺めているのかもしれない。

以前、レーピンが老トルストイにあちこち戸外を引き回されて「10歳も若返った気分だ」と語ったことを書いたが、気分の若返りというのであれば宇宙人も賛同するのにやぶさかではない。外見より中身です。要は脳が活動的であるということ。化粧の厚塗りが脳を活性化することはない。新しいことにチャレンジするか、これまでの経験や知識をこねくり回して新たな考えを創造するかして、脳の新陳代謝を上げるのが若さの秘訣である。同様に身体も、いつも使わない部位を動かすことを心掛けると血行も代謝率も上がります。いくら激しい運動をしても、同じ動作の繰り返しでは効果は期待できません。

たまには整体師らしい話題もと思い、医学の話。ぎんさんの娘たちが元気でボケない理由は「毎日姉妹とおしゃべりし、人の悪口ばかり言って笑って暮らしているから」だそうだ。悪口はいただけないがそれが明るい笑いになるなら可です。自分をネタにした笑い話ならなお罪がない。笑いが人類をボケから救う。ボケると皆が笑っている内容さえキャッチできない。ジョークで一同が笑っている場で、あなたは笑いが一拍遅れたりしていませんか。これは危険信号です。頭の回転速度は笑いの感知度に比例します。もっとも、宇宙人は昔から笑い出すのが皆より一瞬早く、フライングするのが常なのだが、これは回転速度が速すぎるせいです。話が終わらないうちにもうオチが見えるのでそれを先んじて笑ってしまう。こういう人は時々いるし、算命学的に判定することもできるので、興味のある方は鑑定をご依頼下さい。もちろん有料よ。営業営業。

医学の話ね。免疫学の医師が講演で免疫力アップの方法を開示してくれた。先程挙げた「激しい運動」、これは免疫力を著しく下げることがわかっている。トップクラスのアスリートは激しい練習やパフォーマンスの最中は免疫力が異常に高いが、それを終えた瞬間、普通の病人よりも低いレベルに一気に下降するので、その時にウィルス等に感染するとたちまち発症して命を落とす事もある。死なないまでもしょっちゅう風邪をひいているのがアスリートだそうだ。彼らはトレーニングのしすぎで免疫力が低いのだ。世の親御さん、子供にスポーツの才能を見出してせっせとお金も時間も掛けて育成するのは、子供の寿命を縮める行為ですよ。無論、更にお金と手間を掛ければ高度の医療を受けられて寿命を平均値にまで引き上げることも可能かもしれないが、その場合でも不毛な作業をしている感が拭えません。
なぜ激しい運動が免疫力を下げるかというと、原因はずばりストレス。つまり運動はストレスに感じない程度の笑ってできる楽しい範囲が良質な運動なのであり、健康増進につながる運動なのである。免疫力はプラシーボ効果も関与しているように精神面の作用が大きいので、苦痛を伴う運動は、たとえ好記録や勝利で喜びを得る要素があるとしても、競技会で一番になる人はごくわずかの人間なのだから、ほとんどは報われないのである。報われない不満感が免疫力を下げるのだ。オリンピックで活躍する選手の栄光の陰で、どれだけの敗者が泣き、寿命を縮めていることだろう。アスリートの皆さん、栄光と命と、あなたはどちらを優先しますか。

この講演者、70過ぎの老齢にも拘わらず精力の漲った男性で、ストレスなく楽しく汗をかける運動は例えば何でしょうとの司会のフリに対し「一番いいのはセックスです」と豪語して会場を笑わせていた。彼の名誉のためにもっとまじめな医学的話題を語ると、免疫力を最も下げるストレスは「苦しい」ストレスではなく「悲しい」ストレスだそうだ。子育て中の母親(ラットやマウス)から子供を取り上げると悲しみのあまり母親の免疫力は急降下し、更に近くにいる無関係の大人の実験体の免疫力まで下げる威力があるという。「もらいストレス」なのだ。悲しみのオーラは伝染するのである。「だからお子さんを亡くされたお母さんを慰めようと近寄るとこっちまで病気になってしまうので、しばらく放っておくのがいいんです」とブラック医師は陽気に語るのであった。
皆さん、寒い季節になってきましたから、風邪予防に免疫力を高めましょう。食品としてはヨーグルト等の乳製品が免疫力を高めることが医学的に証明されているそうです。
by hikada789 | 2012-11-18 17:31 | 整体の仕組と健康 | Comments(0)