人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

土星の裏側

doseiura.exblog.jp

宇宙人と呼ばれた人達の診療所

祈りの科学 (No.324)

祈りに病気を快復させる力があることが科学的に証明されようとしている。『祈り-サムシング・グレートとの対話』というマイナー映画では日米の現役医者がそれぞれ病院と連携して患者を使って他人に祈られることによる病状の変化を記録、祈られなかった患者との差を新薬の臨床実験と同じ要領でデータ化して説明する。
まず祈る前に、患者の病気の3割はプラシーボ(偽薬)で治ることが医学界の常識であることを指摘。「この薬を飲めば良くなるのだ」と思うことで脳が活性化し連動して免疫力が上がるから、薬自体に効果があるかどうかはあまり重要でない。逆に言えばせっかく効果の高い薬であっても疑って飲めば効かないということになる。「病は気から」。以前当ブログでも免疫力を下げるのはストレス、特に心的ストレスであるという医者の説を紹介したが、ここでも同じ説が繰り返された。この「3割偽薬快復」の事実があるため、新薬開発の現場ではなかなか臨床実験で効果ありと認定してもらえないのだそうだ。特効薬を待っている患者さんには気の毒だが、偽薬の壁はかくも高い。

そして話は祈り実験に移る。詳細は映画を観てもらうとして、もう実験データは出ており、祈りはプラシーボ効果より高い快復力があると証明されてしまった。あらゆる病気に対して同様の結果なのかどうかはまだ実験を続けなければならないが、この実験の対象はHIV患者とか末期癌患者。彼らにとっては新薬が臨床実験を通過する時間を待つより祈ってもらった方が早そうである。しかも祈り方にも効果の高いものとそうでないものがあり、集中治療を行うように集中した時間に大勢が一斉に祈るのがいいそうだ。まあ祈りの質までは個人差があって測定しきれないだろうが、何人くらいで何分くらいという数字まで既に出ている。距離は関係ない。遠隔祈祷でいいらしい。遠隔ヒーリングといえばそういう職業の人もいるなあと思っていたら、映画でもその点を指摘。能力の高いヒーラーに同じ祈り実験をやらせると効果が更に上がるという。
昔、日本には加持祈祷という治療文化があったけど、あながち非科学的というわけでもなかったのだ。今日はこんな分野まで科学的に立証できる時代なのである。しかし近代教育で近代医療を学んだ今の現場医師たちがこの説を素直に受け入れられるかどうかは疑問である。私でさえこの映画を観ながら、祈って効果があるのは祈られる側ではなく祈る側だと思っていた。祈るという行為が何らかの影響を本人に与えることはありそうだったからだ。遠隔治療はなかなか真に受けにくい。

言葉による呼びかけで物質に変化を与える事実を広めた江本勝氏の『水からの伝言』が数年前に話題になった。「ありがとう」など良い言葉を浴びせた水は綺麗な結晶を作り、「ばかやろう」などネガティブな言葉を浴びせた水は歪んだ結晶を作る。その顕微鏡写真を並べたカラー本が各国に翻訳され、日本でも子供の道徳教育に使われたりしている。水の結晶だけでなく食品などにも同様の効果があり、悪い言葉を浴びた食品はすぐに腐るのだ。これが本当ならナマモノである人間にだって同じ影響があって然るべきだし、祈りによる病気の快復や悪化も充分ありえる。
そう、祈りが快復をもたらすならば、呪いは悪化をもたらすであろう。自身、職場の生霊事件で人間の念の力を思い知った苦い経験を持つ宇宙人は、祈りよりは呪いの方がずっと身近なネタである。だから祈り治療はすぐにピンと来なかったが、呪いに対する対処法なら知っているぞ。ここだけの話ですよ(小声)、誰かに呪われてしまった気がしているあなた。「呪いも気から」。呪いは跳ね返すことができます。強く念じましょう。その呪いが呪いをかけた人物にそっくり反転して襲いかかることを。まずはイメージトレーニングから。野球をやっていた人は金属バットで、テニスならラケットで、主婦はフライパンで、サラリーマンはゴルフクラブで、横着な人は手持ちの鏡で、さあ、はりきってかっ飛ばしましょう。(注意。この場合、新たに相手を呪ってはいけません。あくまで自分のケツは自分で拭かせるのがポイントです。)
by hikada789 | 2012-12-05 19:44 | その他 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人