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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

馬な一日でした (No.549)

府中の大國魂神社でくらやみ祭りという大掛かりな山車を出す祭りがあると聞き、検索すると地図が出て、神社の隣に東京競馬場を発見。祭りのメインである神輿の日はレースがないがその前日の山車の日にはレースがある。というわけでレース日に合わせて祭り見学に出掛けた宇宙人なのだった。ま、まあ神輿の瞬間はすごい人出だというし、宇宙人は身動き取れないほどの人ごみは苦手だからね。
昼過ぎに露店の立ち並ぶ境内に到着するとちょうど萬燈大会をやっていて、これは重さ60キロとか聴こえたかな、巨大な傘状の骨組みに紙製の花飾りをいっぱい付けた萬燈と呼ばれる担ぎ物を、力自慢の青年が一人で担いで2分間回し、その勢いと装飾の美をチームで競う奉納行事。紙の花飾りが小学校の運動会を思わせ、色とりどりの萬燈を台車に載せて自分の番を大人しく待つ各チームの面持ちが、まさに運動会に臨む小学生そのものといった感じで微笑ましい。

神社の祭神は大国主命なので境内は広く、参道を挟んで植木市とお化け屋敷が同時開催。何でもありな大らかな現場を一旦後にし、宇宙人は第8レースを目指して徒歩5分の競馬場へ。中央競馬場は相変わらず小綺麗で、神社に劣らぬ緑の木立を抱えて爽やかなのだが、もちろん人間たちは殺気立っている。ギャンブラーの下馬評に耳を傾けながらパドックの馬を眺める宇宙人。あくまで雰囲気と好みと倍率で賭け馬を決める宇宙人。百円玉しか賭けない気弱な宇宙人。券売機と馬場とパドックをせわしなく行き来する宇宙人。無表情に喜ぶ宇宙人。無表情に落胆する宇宙人。本日の結果はプラス140円也。但し入場料が200円だから60円の赤字なのだが、全部スッた場合の上限額を二千円と決めていたから、気分的には約二千の黒字。さてこの二千で祭りを楽しむこととしよう。

夕方から始まる大太鼓の巡行に合わせて神社に戻り、これまた町内各チームが競う大太鼓の大音響に楽しく体を震わせながら、ちょっと冷えてきたので向かいの伊勢丹へ避難し、ついでに北海道物産展を物色。命を繋ぐカニ味ラーメンなど購入して巡っていると、馬油の売り子につかまった。宇宙人は2月に患った原因不明の腕のかぶれがようやく治ったものの表面のかさぶたと乾燥をもてあまし、かぶれの再発が怖くて市販の薬も塗れず天然もののオイルを探していたので、ここは馬の縁と悟って100%の一瓶を購入。二千円也。これで予算はチャラに。
薬と思って真面目に説明を聞いていると、馬油というのは消費期限があるそうだ。冷蔵保存で約3年。常温だと夏の30度越えで溶けてしまい、寿命が短くなるとか。そうなのか。天然なので当然かもしれないが、天然ゆえに食べても害がなく、体のどこに塗っても健康によいというから、かぶれが完治したら保湿に顔や体に塗ればよいのだな。美容に金などかけたことのない宇宙人も年のせいか最近代謝が落ちて来ておるから、これも馬の縁と思って有難く活用しよう。

祭りの最後は提灯をぶら下げた山車の行進で、日が沈んで暗くなってこそ映える提灯の灯りに縁取られた山車が、これまた町内チームで競って練り歩く。外国人観光客が大喜びで激写。山車の面積は畳3畳ほどだが、木彫りの装飾が凝っており、中で3名ほどの囃子担当がエンドレスなお囃子を奏で、前方の子供がオカメとヒョットコの面を被って踊る。お囃子の太鼓担当者がどの山車も整った顔立ちの青少年であるのが気になる。山車の後方は休憩と交替用に幕で隠してあるのだが、幕の隙間から垣間見えるビールの空き缶やお菓子の入った段ボール箱が氏子の生活感を醸していた。アジアですねえ。
祭りは翌日の夜の神輿をピークに4日間行われる。毎年やっているのだが初めて知った。神輿の日にレースがあればこちらも見たかったのだが、また来年を待とう。
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by hikada789 | 2014-05-05 18:24 | その他 | Comments(0)