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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

ジェーヴシキで目の保養 (No.560)

ロシア文化フェスティバル2014が今年も始まりました。といってもW杯関連工事が未だ終わらぬブラジルほどではないにしても、期限にあまり拘らないロシアなので一部のイベントはもう既に始まっているし、フェスの終了と次回の開始がかぶっているので一年中お祭り気分なのがご愛嬌ですが、一応けじめのために毎年この時期に開会式を行なっていて、今年で9回目。どういうわけか宇宙人は招待状を懐に忍ばせ会場へ進入を果たし、飲み放題のワイングラスを片手に参加者の間をニョロニョロとめぐって見物したのであった。

会場は多くのロシアメディアが詰めかけ、巨大なテレビカメラが壇上を囲み、記者らがノートPCを持ち込んでその場で記事を書き込んでいる。会場のロシア人と日本人との比率は1:8くらい。両国の国会議員などVIPがいるのでSPの姿もちらほら見えるが、総じてロシア人はセレモニーの生演奏(贅沢だなあ)に呼ばれたアーティストらの若い姿が目立ち、一方の日本人といえば組織委員長である鳩型宇宙人から市井に暮らすタコ・クラゲ型宇宙人までと幅が広く、この大らかな無統一感がいかにもロシアらしかった。議員といえばムネオ氏も来ていて近くで眺めることができた。忙しいのかすぐに帰ってしまったが、やはりロシア要人に人気でした。
その他テレビでよく見かける報道解説員とかいろいろ見知った顔があったが、ビュッフェに並びながら宇宙人が目を付けていたのはセレモニーでフラワープレゼンターをしていた3人の超絶美貌ジェーヴシキだ(ジェーヴシキは娘さん、お嬢ちゃんの複数形)。宇宙人が認める典型的なロシア美人の持ち物である小顔、大きな目、柔らかな輪郭、明るいロングヘア、長い手足をすべて備えた姐ちゃんたちが、最初の立ち位置から動かずに一カ所に固まっている。あまり場慣れしていない様子に宇宙人は忍び足で接近し、無害な人間を装って話し掛けると乗って来た。
3年前に来日して日本で活動しているMax Luxury というボーカルユニットで、要するに芸能人でした。綺麗なはずだ。派手な風貌の割には大人しい雰囲気なので出身地を訊いてみればシベリア、ハバロと東部の地名が出てきた。この辺りはロシアの中ではド田舎なのでこんなに美人でも押しが弱く、控えめな態度が愛らしい。あるいは式典冒頭のプーチンの祝辞の読み上げにビビったのかも。例えばソチ五輪で注目されたリプニツカヤと比べてくれ。ああした自信満々の生意気な態度こそ中央で活躍するスターのマナーというものだ。3人のジェーヴシキはなるべくくっついて自衛に励んでおり、宇宙人の近所のおばさん的アプローチに気が緩んだのか、一人ずつ離れてビュッフェに向かって戻っては「すいません、私たちお腹がすいてまして」とモリモリと旺盛な食欲を見せていた。苦労してるのかな、不憫だな。ロシアより日本で暮らしたいと言うのだが、日本で成功しなかったらこの子たちはどうなってしまうのだろう。6月と7月にライブがあるというので、皆さん是非聞きに行ってあげて下さい。宇宙人も腰痛を軽減しに会いに行こう。ついでに近日のイベントについても掲げておきます。

(1)Max Luxury フジヤマ・パラダイスショー(笑)
6月26日(木)及び7月20日(日)、共に開演は19:30と21:00の二回、入替なし。入場2,500円、飲食別、サービス料10%。場所は六本木のRoppongi KENTO’S。

(2)ソヴィエト・フィルム・クラシックス
お馴染みオーディトリウム渋谷で往年のソヴィエト映画30本を一挙上映。中央アジアやコーカサスの作品が多く含まれる他、アレクセイ・ゲルマン監督の『戦争のない20日間』もラインナップ。6月7日(土)~20日(金)。一回券1000円、五回券4000円、会員800円、高校生600円。

(3)パラジャーノフ生誕90周年記念映画祭
ロシア・フェス関連の催し。アルメニアの巨匠パラジャーノフ監督作品を集めて上映する。渋谷のユーロスペースにて7月12日(土)~25日(金)予定。予定というのは期間の長すぎるフェスの弊害で最初は6月に予定されていたのが7月になり、現在のところ本当に7月に開催されるのかも怪しいので、詳しくは会場にお問合せ下さい。HPにはまだ告知されておりません。

その他No.534で告知した音楽や舞踊のイベントもまだまだあります。例によって宇宙人のコネで1割引きにできるものもあるので、顔見知りの方はご相談下さい。
by hikada789 | 2014-06-03 16:24 | ロシアの衝撃 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人