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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

セクハラ野次の裏側 (No.570)

現代版「三匹の仔豚」の評判が良かったので、この種の記事を増やそうかなと最近話題のセクハラ野次事件をあれこれ妄想していたら、犯人が名乗り出てしまった。せっかくいろいろ妄想したのにな。でも鈴木議員は本当に犯人なのか疑わしい。数人の野次が聞こえているのに一人しか名乗り出てないし、風貌がマイルドなのは空白の五日間に世間様が怒りを収めてくれそうな生贄の選定をしていたからなのでは。セクハラ野次を飛ばすような下品な人間はそれなりの風貌をしているものなので、そういう顔の人物が名乗り出てしまうと益々人心を煽ってしまう。「ホラやっぱりギラついた男じゃないか」とマスコミが飛びつき放題に。生贄になった議員だってタダで不名誉をかぶりたくはなかろうから、五年か十年後くらいに政府の要職に就くことを約束でもしてもらったのかもね。

船場吉兆の例を出すまでもなく、昨今のマイクの性能は非常に優れているので声紋分析はとっくに済んでいるだろう。その上で自民党とみんなの党が五日間でこっそり協議し、誰を生贄にして謝罪させるか、謝罪を受け入れる代わりに政策や次の選挙で譲歩するとか何らかの取引をしているはずである。そんな取引もできないなら政治家失格である。議員の事務所に投げつけられた生卵は無駄投げだったやもしれぬ。いや、あれさえも議員の生贄事情を知る側がこの偽装を本物らしく見せるための演出だったやもしれぬ。
いずれにしても論点は女性に限ったセクハラではなくて人間としての品性だというところは、マスコミよりも却って街頭インタビューに応じた一般市民の方がちゃんと判っていたところが嬉しい。道ゆくおじちゃん、おばちゃんから「人間失格だよ」「あんなのが代表だなんて日本の恥です」の声がまっすぐ上がったのは、庶民の感覚が正常である証拠です。喝采。しかし、そういえば議員の倫理感覚が歪んでいることが露見して猛バッシングの末自殺した議員が以前いたっけ。今回は誰も自殺しなさそうですね。生贄議員は辞職もしないつもりらしいし。談合だよ談合。

先日「西部ゼミ」に出演したドイツ在住のクライン孝子氏が、「敗戦国であるドイツが日本と違って自作の憲法を戦後間もなく作ることができたのは、敗戦直前のドイツ人が戦後の国益を少しでも守るために、ドイツの科学技術を連合国に引き渡す条件にいろいろ注文を付けたからだ」と語っている。要するに取引を知っており、その手持ちの札をちょこちょこ小出しにしてより大きな譲歩を得ようとした外交努力の結果だという。当時の日本人はもっと悲壮感をもって戦争をしていたから、無条件降伏と並行してそんな取引があり得るとまで頭が回らなかったらしい。頭の回りそうな政治家や外交官は干されていたし。クライン氏はそんな日本人の真っ正直さを長所でもあると評価しつつも、やはり国際政治においてはもっとしたたかにならねばと警告する。なにせ真っ正直とは正反対の隣国にばかり囲まれている地政なのだから。
従って政治上の裏取引は結構なのだが、その取引案件がセクハラ発言とは何ともお粗末。こんなテーマで取引協議させるために国税で議員を養っているのかと思うと、国民の納税意欲が低迷するのも頷けようというものだ。
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by hikada789 | 2014-06-25 13:46 | その他 | Comments(0)