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土星の裏側

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算命学余話 #U54 (No.584)

無添加石けんとEM石けんの効用について解説する前に算命学余話を挟みます。このEMに係わる健康や環境保全の話は、算命学の陰陽思想に実によく寄り添っているからです。

EMというのは有用微生物群の略で、要するに数種類の善玉菌を集めた集合体のことです。よく知られている善玉菌といえばヨーグルトを作る乳酸菌や、味噌や醤油、酒を作る麹、大豆を納豆に変える納豆菌など発酵食品を思い浮かべるといくつも出てきます。我々は通常の食べ物と一緒にこうした菌類を食べて健康を支えています。だったらいっそのこと菌類そのものをまとめて摂取すればいいのではないかと思いますが、菌はミクロの住民なので肉眼では見えないし、菌の世界には悪玉菌もいてこちらは腐敗を司っているから、混同してはえらいことになります。だから食品に付着させて発酵するか腐敗するかで白黒はっきりさせてきた。善玉菌は栄養そのものではないので、食品と一緒に摂るのが理想的で、事実人類は何千年もそうやって食文化と健康を維持してきたわけです。

EMはこのお馴染みの善玉菌に加えて嫌気性菌というのがブレンドされており、ここがミソなのですが、嫌気性菌というのは本来我々が暮らしているような空気の中では生きられない種類の生物で、技術の発達によってごく最近にその存在が確認されたものです。どういうところに棲んでいたかというと、硫黄が噴出している火山や海底など、とにかく人間をはじめとする一般的な生物が生きられない過酷な環境で生きてきた。一般的な生物というのは酸素を吸って有毒ガスである二酸化炭素を吐き出す種類の生物で、我々の目に入る生き物といえばまずこれに該当します。目に入るのは一緒に暮らしているからです。
しかし目に入らない未知の世界では、これとは全く逆に有毒ガス(炭酸ガスやアンモニア)を吸って養分とし、酸素や窒素を吐き出すというサイクルで生きている。酸素を吐き出すといえば植物を思い浮かべますが、植物は昼と夜でこのサイクルを逆転させているので、ちょうど中間の存在と考えてよいかと思います。嫌気性菌というのはこのように空気や酸素を嫌い、空気ではない別の物、特に我々が猛毒と考えるような物質に囲まれこれを養分にして生きている、まさに我々とは180度裏返った真逆の世界の生き物なのです。

だんだん算命学らしくなってきました。こうした嫌気性菌類は、我々のように空気を好む好気性生物よりずっと歴史が古い。酸素のなかった太古の地球時代に生きていた種族で、我々が過酷と認識するような猛毒環境に適応し、猛毒を摂取してせっせと酸素を吐き出した。子孫を繋ぐためにそういう生物体系に自分を持って行ったというわけです。そして見事繁栄した結果、地球は酸素に満ちた大気を手に入れ、われわれ好気性生物の登場を待つこととなったわけです。
こう考えると嫌気性菌さまさまなのですが、我々が繁栄した結果、彼らの棲む世界は随分狭くなってしまった。我々が故意に彼らを追いやったわけではないけれど、彼らが繁栄を極めた暁に酸素エリアが猛毒エリアを駆逐して我々が発生したわけだから、やはり陽は極まっては陰転するもののようです。陽だけとか陰だけとかが一方的に繁栄することは、太古の時代からありえなかったわけです。

EMが画期的だったのは、善玉菌に着目しただけではなくこうした嫌気性菌も取り入れて参加させたことです。嫌気性菌というのは端的にいえば猛毒を食って酸素に換えて暮らしていますが、医学的にいえば我々の体内の老廃物を食って抗酸化物質を排出する。抗酸化物質は老化をはじめとする我々の肉体の衰えを抑えて元気を取り戻す物質です。そういうありがたい物質をあたかもゴミのように排出してくれる種類のものを選んで善玉菌と同居させることに成功したのがEMというわけです。
私が読んだ本の出た2002年時点では、まだこの嫌気性菌が好気性善玉菌と同居できるという事態が学会で承認されていないということでした。考えてみればそうです。我々と一緒に暮らせないから嫌気性という名前が付いているのです。しかしEMの最大の効用というのはまさにこの嫌気性菌による抗酸化物質の量産にあり、人体のあらゆる疾病の共通項である活性酸素を無効化し、健康はもちろん老化やボケの防止、シミやシワなど美容面から放射性物質の除去にも効果を上げるという、救世主のような働きが期待できる。抗酸化物質はビタミンやベータカロチンなどもそうですが、サプリメントにしても大量に摂取することは難しいのです。しかしEMなら大量に摂取でき、摂り過ぎても薬と違って無害なので事故も起きない。こうしたわけでお医者さんが注目し、一部の医療機関では治療というよりは衛生のために使うようになった。現在どの程度普及しているのかは知りませんが、世の中のトレンドがまだ除菌や殺菌を声高に唱えていますから、そう高い普及率ではなさそうですが。

さて勘のいい方はもう算命学との接点が見えているかと思いますが、我々の常識の裏返った世界があるということ、その裏返った世界で排泄されるものは我々にとっての福音であり、また我々の排泄物や老廃物も裏返った世界では宝の山であること、従って物事の善悪はつけられないこと、世界に無駄なものはひとつもないこと。こうした陰陽の究極の平等性と反面性は算命学の根本理念を貫いているので、鑑定にしか興味がないという学習者の方にも是非頭の片隅に収めておいてほしいし、算命学そのものに興味のない方にも隠し事のないこの世の姿として認識して、日々の生活の知恵として役立てて頂きたいと思います。

今回の余話のメインはもう語ってしまったようなものですが、せっかく「裏側」の話が出たので、以下は十二大従星が裏返る仕組みと現象について解説を試みてみます。星の陰転と陽転については以前の余話でも採り上げておりますが、上述のように陰陽は常にせめぎ合って両者を足した総量は変わらず、世界がどちらか一色に染め上げられることはないという点を踏まえて、その裏返る様相を算命学がどう理論づけているかを考えてみます。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「裏返った陰転の姿」です。「算命学余話 #U54」で検索の上、登録&クレープ1個分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)
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by hikada789 | 2014-07-26 16:38 | 算命学の仕組 | Comments(0)