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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

暑い夏を憂えて過ごす連休 (No.837)

世間様がGWを満喫の中、ここ数日の夏日ですっかりしおれた宇宙人。宇宙人は暑さに弱く、読書も進まなければ土星裏の執筆にも集中できない。今からこんな暑さでは先が思いやられる。やはり夏はどこかへ避暑に出掛けなければならぬのか。避暑地の短期住み込みバイトは気候としては最高なのだが、去年の例のように人間のハズレが甚だしいのは、もしかしたら宇宙人のクジ運の悪さが原因なのやもしれぬ。昔からクジに当たったためしはなかったし。心配してくれる友人が別口のバイト先を案内してくれた。自分で選んで失敗が続いている場合、他人に選んでもらうと開運することはままある。宇宙人は宿命中殺だしな。遠出には方違えが必要なのやもしれぬな。

以前まだフルタイムの求職をしていた頃、ロシア語関連の仕事の求人があって心が少し動いたのだが、仕事内容をよく読むと「横浜港の近くにある貿易会社で社長業務補佐、銀行振込代行等」とあり、友人に話したところ「怪し過ぎる」と一喝された。私もそう思った。想像される風景は、港で行われるイリーガルな輸出入による代金取引を、社長の足がつかないよう代行する闇業務である。就職先としてはともかく、そのような非日常の情景を目の当たりにできるスリリングさに心惹かれないでもなかったが、身寄りのない宇宙人は口封じにコンクリを抱いて港へ沈められてしまうやもしれないので、断念。横浜港では一体どんな物品がロシアを行き来しているのであろう。

その後またロシア語関連の求人に遭遇したのだが、今度は貴金属の会社で、社名はサハダイヤモンド。サハというのはロシア連邦内のサハ共和国のことで、モスクワから遠く離れた田舎だが資源が豊富、ダイヤモンドもその一つだ。ここで産出したダイヤを加工販売している会社だというのだが、日本の会社なのになぜか「中国語できる方優遇」とある。鬼太郎の妖怪アンテナのように警戒アンテナが立ち上がる宇宙人。会社を検索すると「闇新聞」なる闇情報サイトがヒットし、その記述は案の定、「ソ連崩壊後の混乱に乗じてロシアの田舎者を騙してダイヤを搾取してきたが、近年プーチン政権の取締対象となって大幅減益となった中国人成金の会社」なのであった。日本の会社として登録しているのは摘発されないための隠れ蓑である。

この話も同じ友人にしたところ、「もうお前がわざと狙ってこの種の職場を探しているとしか思えない」と一蹴された。ちがうもん、ちがうもん! ロシア関連で仕事を探すとこういうのばっかりなんだもん、と抗議するも聞き入れられなかった。とまあいつもこんなにの引っ掛かってしまうのでフルタイム求職は辞めにしたのだが、たかだか夏休みの短期バイトでさえまるで狙いすましたようにおかしな職場に当たってしまうので、本当は自宅で粛々と『余話』の執筆でもして細々と暮らしていきたいものなのだが、読者数もぼちぼち頭打ちになってきたようだし(毎度ご購読の皆さん、時々ご購読の皆さん、ありがとうございます)、暑い夏場は宇宙人は地元では使い物にならないので、やはり涼しさを頼んで人間を頼まず、今年も避暑地の労働を画策中。どうせ夏山には登るんだし。運勢鑑定をお考えの方はお早めにご依頼下さい。

暑くて集中できないので、外出してショッピングモールを物色し、カバンなど革製品のデザインを勉強してきた。最近のパスケースはリールコードが流行っているようで、別売りでバリエーションも豊富だ。宇宙人が手作りしているパスケースにも穴を開ければこうしたリールは付けられる。パスケース本体の原価よりリールの方がずっと高いのでわが作品には付けないが、商品として売られている品々を見るにつけ、うーん、宇宙人のレザークラフトってやっぱりお買い得だな。
工賃が含まれていないから当然だが、先日能の稽古場で配ったキーカバーの試作品とほぼ同形態のものが700円で売られていた。品質の差は革の裁断とヘリの処理がほぼすべて。宇宙人が刃物を握って裁断し、縫い穴を開け、麻糸で手縫いし、ヘリにヤスリをかけてワックスを塗るところを、プロの商品は機械で裁断し、ミシン縫いし、プロ道具でヘリを磨いている。よく見ればその差は歴然だが、使用上問題はなく、素材の本革に至っては差はない。
宇宙人の作品は稽古場の片隅に置かせてもらうので、興味のある方はお店で革製品を買う前に一度ご覧下さい。キーカバー、パスケースの小物から始めて、ペンケースやポーチといった小型の日用品を、一点もので陳列させて頂きます。値段はほぼ原価のみなので、手に取って「へー」と感動した方は感動代として何らかの工賃をお恵み下さい。国産乾燥わかめとか、国産干し椎茸とか、国産無農薬玄米とか、国産丸大豆味噌とか、日本の第一次産業を応援する食品を頂けるとうれしいです。

そのうち土星をモチーフにした焼印でも作って念力を込めたワンポイントにでもしようかなと思っていたら、ななんと、土星のエンブレムをロゴにしたブランドが既にあるではないか。先を越された。マルイの財布売り場に並んでいたよ。皆さん、ご存知でしたか。
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by hikada789 | 2016-05-06 18:17 | ロシアの衝撃 | Comments(0)