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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

サコッシュねえ (No.863)

あまりの暑さに店に飛びこんだら、スポーツ用品店のセールに遭遇。冷房のきいた店内で涼みつつレザークラフトの参考になりそうなリュックやポーチを物色していたら、「いま流行りの」サコッシュなる製品に出会った。流行ってるの? 自転車や登山に便利な簡易ショルダーバッグで、マチもなく平たく、口は折りたたんであるだけ。ポケットは任意。重たい物は入らないのでヒモも細く、代わりに肩当てが付いている。このような簡単な作りなら自作できそうではないか。そうだ、次回作はサコッシュ行ってみよう。
でももう暑くて革を前にカッターを構えたくないので、土星裏皮革工房は夏季休業に入るのだ。下の画像は休業前の最後の作品。アイボリー色はいずれも横マチ付きペンケースの試作品。紺のワニ型押し(反対側は白)は、以前スズメバチ色で作った通帳ケースの第2作。真ん中のスリムなペンケースでは、両端のレースかがりに挑戦した。モカ茶のレース部分がよく見えないが、シングルステッチと呼ばれる編み込み仕様で編んである。専用の編み針を使うのだ。レースかがりは装飾性が高く、強度もそこそこあるが、出っ張るのと、糸縫いに比べてスキマができる難がある。糸縫いと手間は同じで、牛革レース一本はファスナー程度の費用がかかる。まあ好みの問題。
今回はペンケースとして作りましたが、この種のバネホックで留めるタイプはメガネケースにありがちなので、ご注文あればサイズを変えてお作りできます。また通帳ケースに使用されているワニ型押しのハギレは、紺の他に黒とオレンジ茶が少々あるので、ぜひワニで、というご希望あれば今のところお引受けできます。サコッシュを作るほどの面積はありませんが、ポケットやワンポイントには使えましょう。

この他、割れて使えなくなった合皮のベルトをリメイクしようとしたら、クラフトの先生から「このベルトは表革が本革で、裏革だけが合皮だ」と指摘された。確かに割れているのは裏革だけだったので、急遽リメイクを修理に切り替え、表裏の革を貼り付けているミシン糸をほどき、割れた部分の合皮を10センチほど切除し、同じ厚みの本革を同じ大きさに切り出してここへ貼り付け、サイドを手縫いで縫い付けた。さすがにミシン糸の縫い目と手縫いの縫い目ではサイズに大きな差が出るので、新品同様に復活させることはできなかったが、表革の本革が無傷で残ったので、見た目にはさほど目立たない修繕痕で済んだ。ベルトよ、生きてまだまだ活躍するのだぞ。
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by hikada789 | 2016-07-10 21:22 | その他 | Comments(0)