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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

算命学余話 #R7 (No.868)

(夏休みにつきブログの更新が滞りますので、その間のつなぎまでに次回の余話を掲載します。)
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選挙に行かない人間を非難する風潮がありますが、私はウソが嫌いなので、本当に自分たちの代表になってほしい人がいないのに無理やり誰かに投票するのはおかしいと思っています。18歳に選挙権があろうとなかろうと、「政策の成否を問わずこの人に任せる」という候補が見当たらないなら投票しなくていい、というよりしてはならないと思うのですが、皆さんは違うお考えでしょうか。
都知事選を前に珍しく投票したい候補者が現れました。当ブログでもしばしば擁護してきた上杉隆氏です。TOKYO MXの生番組をお好みの皆さんには馴染みの顔で、私の見解では国家の体制側に立つ人間とそうでない人間とで評価が真っ二つに分かれる不思議な人物であります。地球社会のスキマに挟まって棲息する私はもちろん「そうでない」側なので、もともと親近感がありました。
東京五輪の予算の無駄を暴き、2500億円から1500億円まで下げさせるに至る主張を最初に掲げたのはこの人であるので、都民にとっては間接的な恩人でもあります。福島原発の様々な隠蔽を最初に暴いたためホラ吹き扱いされて報道業界から干されるも、その後の調査から彼のリークが正しかったことが既に証明され、最近名誉回復されました。当時彼を叩いた人々が彼や世間に謝罪したという話は一向に聞きません。
私は上杉氏の素朴な正義感を数年間見てきたので、同じ「ウソ嫌い」同士ということで一票を投じることに決めました。選挙でこういう気分になったのは初めてです。彼の手作り所信演説はネットで小一時間ほどで聞けるので、興味を覚えた方は投票の前に是非ご覧下さい。貧乏なくせに一年目は無給で働くと云っているのが微笑ましいです。

上杉氏の命式を見ると、顕著な官星揃いです。しかも右手の印星は陰占からやはり名誉と奉仕に支えられ(算命学余話#R6参照)、自分の利益のためではなく人のために粉骨砕身する人だと知れます。但しこれまでの乱高下した名誉を考えると、この人が万が一にも都知事になった場合は東京の名誉も乱高下することになりましょう。それでも時代が財から官へ移行することを見越せば、この際浪費を抑える術を知っている正直者をトップ据えるのは、全体的な自然の流れとしては適っています。
いずれ回を設けて論じたいとは思っていますが、知事や国家元首、社長といった集団のトップの命式なり生き方なりは、その集団そのものの性格と同調します。集団の運命はトップの運気にある程度引きずられる結果となるので、倹約家の知事が立てば東京全体が節約に励むようになりますし、化粧の濃い知事が立てば東京全体が何となくケバくなるし、病気がちな知事が立てば東京の活動も病や休息で停滞を余儀なくされることになります。候補者の識別に自信の持てない投票者は、とりあえず心身ともに健全な人を選べば大過ありません。

さて前回の余話は陰占と陽占の関係性について触れ、その複雑な重層性に目を向けてみました。このタイミングでこうした話を挟んだのは、自殺と関係の深い調舒星を扱うに際し、「調舒星なら自殺だ」などと安直につなげてほしくないためです。算命学をそんな簡単な話だと思っている人に軽々しく調舒星に近付いてほしくないので(龍高星は外向きなのであまり心配しませんが)、クギを刺すつもりで書きました。今回の余話を読む前に是非#R6を先読みして頂きたいというのが本心ですが、そこは読者の判断に委ねます。
では一般に「この星を持っていない人からは全く理解されない」と云われる難解な龍高星と調舒星のうち、陰星であるのに南を向き、精神星であるのに下半身に振り回されているという矛盾に満ちた調舒星について、なぜこのような性質なのかを基礎から見て参りましょう。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「調舒星を基礎から考える」です。「算命学余話 #R7」で検索の上、登録&ざるうどん一杯分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)
by hikada789 | 2016-07-20 12:35 | 算命学の仕組 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人