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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

牛革バブーシュ試作 (No.908)

プーチン来日を終え、いまだ公民権停止されたままの鈴木宗男氏が連日テレビやラジオに引っ張りだこ。そしてムネオと一心同体の佐藤優氏も珍しくテレビに生出演していた。多分ここへ呼ばれるだろうと踏んでいたが、案の定BSフジの「プライムニュース」にマサル・ムネオ・山内昌之教授というゴールデントリオでご出演であった。この番組はHPで本編の半分くらいを無料視聴させてくれているはずなので、興味のある方は是非ご覧下さい。例によってMCの相槌がうるさくて邪魔だったが、三人とも言いたいことが言えたように見えた。マサル氏が作家らしい絶妙の比喩をしていたね。プーチンと安倍さんのやりとりは「愛してる、と言わないで気持ちを伝えるゲームだ」と表現していた。なんでもあけすけにものを言ったからといって事態が好転するとは限らないのは、男女の恋愛を知る者なら誰でも判るはずだ。判らないのは余程の野暮か、恋愛を知らないお子様である。今回の日露首脳会談はそういう種類のものだとマサル氏は断言し、にぶいMCも珍しく頷いていた。
今回の会談による成果がどれほど大きなものか三人とも高く評価していたが、小菅で修行済みのマサル氏は用心深いので、もしこの成果を、北方領土の即時返還に至らなかったからといって不当に低く評価する声があれば、それは「安部さんが嫌いだから会談をぶち壊したいだけなんじゃないか」と釘を刺していた。まあどちらの言い分が真実を突いているは番組をご覧になって判断下さい。私は毎月東京大地塾を拝聴しているから、勿論マサルの主張に整合性を感じている。そしてこれまた例によって学者である山内教授も、元外交官のマサルや政治家であるムネオとは一線を画した歴史の視点から、独自の見解を述べてくれた。単なる感想や根拠の薄い憶測ばかりがテレビのコメンテイターから発せられる昨今において、大変中身の詰まった政治分析番組であった。とはいえ他のゲストの日は私は見ないのであるが。

日露関係とはなんの関係もないが、画像は友人の依頼で試作した男性用バブーシュと、ペンホルダー付き手帳カバー。手帳カバーが今までになくきれいに真っ直ぐ縫えた成功作だったのに対し、バブーシュは曲線しかなく、立体性と中敷きの厚みのせいで縫製が左右に曲がり、画像では見えないが底部の縫い目は素人丸出しの作品となってしまった。このバブーシュは型紙付き指南書に沿って試作したものだが、指南書では本体外周をダブルステッチのレースかがりで仕上げてあるのを、予算の都合で麻糸の平縫いに変えたところ、ああそうか、レースかがりの方が失敗がない作りだということが判った。
レースかがりだと予め縫い穴の数を数えて本底と中底、甲部の接続部に1つ1つ等間隔に穴を空けるので、絶対に縫い残しも縫い曲がりもないように仕上がる利点があったのだ。その上幅3ミリのレースがコバを覆うので、革の裁断面も隠してくれる。しかし糸縫いだと予め縫い穴を空けた場合に狭い縫い目がずれていく恐れがあるため、これを回避するため3枚を接着した状態で一気に縫い目を空けていく。するとサンドイッチされた中底がずれたり、最底部の本底革の穴が曲がって穿たれる(もちろんプロなら曲がりはしないが)。結果、若干の縫い残しや縫い曲がりの生じる仕上がりとなってしまったのだ。ではなぜレースかがりにしなかったか? 決まってるだろう、レースは高いのだ。単純な巻きかがりでも縫製距離の3倍、ダブルステッチなら7倍もレースが必要なのだよ。レースは1m約百円するのだ。糸にしたいのは当然なのだ。
まあ見た目はかわいいし依頼主は満足な様子だったので、しばらく履いてもらって使用状況を報告してもらおう。次回作の改善に当てるのだ。ダブルステッチは確かにレースを食いすぎるが、巻きかがりなら見た目も強度も予算も適当だと思うので、巻きかがりを勧めたいのだが。巻きかがりの画像はNo.904の青×白スリッパを参照下さい。
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by hikada789 | 2016-12-18 18:46 | その他 | Comments(0)