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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

バレエ付きコンサート「ダッタン人の踊り」 (No.923)

No.919で取り上げたイスラム・スーフィズム音楽祭運営窓口に問い合わせたところ、締切過ぎているにも拘わらず申込が通ったので、2月中旬はインドに行くことになった。うう、インドか、嬉しいやらめんどいやら。若かりし頃はロシアやら中国やら、今や幻となった平和な時代のシリアやらを平気で一人旅していた宇宙人だが、もう荷物を背負ったまま安宿探しとか値引き交渉などやる気はとうに失せ、ラクしたい、でも安く上げたいという旅人の矛盾を今頃よりによってインドで試そうというリスクにいささか尻込みしている。でも行かねば。もう支払っちゃったし、飛行機もFIXしちゃったし、今日はインドのビザ申請に行って、あまりの効率の悪さに完遂できずに帰宅した。ああこんな無駄な疲労をわざわざインドに行ってまで味わうために大金をはたいたかと思うと、音楽祭が恨めしい。なぜインドなのだ。日本でやってくれなのだ。これで何らかの感動なり知見なりを深めることができず、それどころか盗難や事故や病気に遭って更なる苦痛と出費を強いられて帰国するのではないかと、悪い方へばかり想像する宇宙人。どうしてこうなったのであろう。

友人の話では「インドという国には呼ばれる人と呼ばれない人がいる」そうだ。宇宙人は今までインドに全く興味がなかったから「呼ばれない人」だったわけだが、No.916に始まる映画からトーク情報、音楽祭のHPの発見までたった1日という急激な引きがあり、更に申込を決断しかねている数日の間、テレビをつければあっちもこっちもインド話ばかりで頭はインド一色に。せめて問合せだけでもと思い運営窓口にメールしたところ、「締め切りは過ぎたが最後のひと部屋が残っているので明日までに申し込めば間に合うぞ」とウソ丸出しの返信が来て、ただ仕事熱心な担当者で回答も早かったので、騙されてあげることにした。先進国の大事な金ヅルとはいえ、まあ仕事の早いこと。
このくらい迅速且つ親切に対応してくれる国ならと見込んで油断していたら、ビザ申請で足をすくわれた。インドビザの申請書はもう手書きではなくHPの専用フォームに入力してプリントするんだけど(写真も貼れるアプリが使えればプリントも不要だが、宇宙人はガラケーだ)、そのプリントしたものを現場に持参してチェックしてもらったら、あちこち書き直させられ、しかも前のデータは消えるから1から入力せよという。現場でのPC入力には使用料1820円かかる。仕方ないから払ったが、担当者の仕事がザルなので書き直してはまたミスが見つかり、というのを3回も繰り返し、とうとうタイムアップ。一旦帰宅して自宅で落ち着いて入力プリントしてから、また出直すことにした。週末を挟むので3日もロスだ。出発まで日数がないのに、非常に不安だ。また申請時にミスが見つかったら1820円払わされるのだろうか。領収書をもらっておけばよかった。まさかこの方法で申請者から外貨をもぎ取ろうという魂胆なのではあるまいな。

インドに対する不信感を募らせる宇宙人。ロシアも中国も平気だった宇宙人がインドを恐れる理由は2つある。1つは衛生。宇宙人は感染症に最弱のAB型だ。勿論EMWを持参して最大限の防御策を講じるつもりだが、寒冷地だったロシアや中国東北部、砂漠のシリアやイランとは勝手が違う。もう1つはカースト。インドの発展を阻む最大の障壁はずばりカーストだろうが、通り一遍の知識だけでやはり勝手が判らない。「その仕事は私のカーストではやらない仕事だからできない」というシステムに怯える宇宙人。頼みの綱は庶民の良心だが、その親切な庶民が上述のようなザルな仕事っぷりだったらと思うと、もはや救いがない気がするのだ。どなたか、インドにお知合いなどがいて、アドバイス頂けるものでしたらどうぞお寄せ下さい。

というわけで、2月中旬は運勢鑑定をお休みします。再開はブログ記事のアップでお知らせします。この期間は見に行こうかと思っていたバレエ付きコンサートがあり、同日には大晦日にMMAデビューした那須川天心の出場するキックボクシングが近くで開催されるというので、どちらに行こうか迷っていたら、結局どちらにも行けなくなった。案内だけしておくので、興味のある方はお出掛け下さい。

(1)オーケストラ with バレエ「ダッタン人の踊り」
◆日時:2017年2月12日(日)15時開演
◆場所:ティアラこうとう大ホール
◆演目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、ボロディン「中央アジアの草原にて」、「歌劇『イーゴリ公』よりダッタン人の踊り(バレエ付き)」
◆出演:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京シティ・バレエ団
◆入場料:S席=4,000円、A席=3,000円
◆見どころ:「ダッタン人の踊り」はフィギュアスケートなどでよく使われる名曲ですが、本来はオペラ「イーゴリ公」の中の一部に過ぎず、オペラを見に行かないとバレエ付きの演奏は聴けない。バレエの付いたオペラは団員がかさばるため、来日公演はそうそうやってはくれないし、演奏会だけだと更に合唱も省かれて楽器演奏だけになることが多い。なのでこの企画は大変お得です。

(2)キックボクシング「ノックアウト」
大晦日に所英男目当てで見ていたRIZINに18歳の天才キックボクサーとの誉れ高い那須川天心が参戦し、いろいろ無茶をやりつつ勝利した。ルックスはともかくスター性のある派手な技を繰り出し、KO率が高いので見ていて爽快だ。本業のキックボクシングで2月12日(日)大田区立体育館の催しに出場する。その強さが本物なら今後人気が出てチケットが取りにくくなるかもしれない。今がチャンスかも。

(3)タルコフスキー特集2017
新宿のK’sシネマでタルコフスキー監督作品を一挙上映。この種の特集は毎年どこかでやっているような気がするが、いつ何度観ても謎が深まる作品群です。2月11日(土)~24日(金)。

(4)第6回死刑映画週刊「生きるという権利」
ユーロスペース恒例の死刑映画祭り。2月18日(土)~24日(金)。『袴田巌 夢の間の世の中』や『死刑弁護人』、『独裁者と小さな孫』などヘビー級ドキュメンタリーを日替わり上映。
by hikada789 | 2017-01-27 18:35 | ロシアの衝撃 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人