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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

印で福を刺激する (No.942)

宇宙人がレザークラフトを始めて一年が過ぎた。勝手に脱合皮宣言をしただけで特に宣伝もしなかったのだが、当初は無反応だった周囲が最近はあれこれと注文をくれる。宇宙人は天中殺生まれなので、予め綿密に計画を立てると思惑通りに行かない宿命だ。だから無欲で最善を尽くすとこのような思わぬ結果になったりする。今のところ製作作業は楽しく充実しているので、このペースで行こう。
革選びからオーダーできると知って、革屋めぐりを希望する人も増えてきた。今日はハンドメイド帽子がご趣味の御仁を浅草橋の問屋街へお連れしたが、希望通りの革を首尾よく購入できた。
ご注文のバッグの仕様を詰めた後は、手作り帽子の話題になった。宇宙人同様職人ではないのだが、この方も知人の注文に応じて帽子を手掛けている。見せてくれた作品画像はなんと犬の帽子。昨今あちこちで見かけるクレイジー飼い主が自分とお揃いの帽子を玩犬サイズでオーダーし、これに応えて見事な縮小コピーサイズを縫い上げたのだった。もはやアートである。この種の飼い主はペットを飾り立てるのに大枚をはたくので、ネットで拡散すれば大繁盛するのでは、とハンドメイド通販サイトを紹介しておいた。帽子とレザーでは分野が違うが、手作り用品という共通の話題で盛り上がる二人。皆さんは飲み食いとか買い物以外の、消費するだけではない話題で盛り上がれる時間を誰かと共有していますか。

共通の話題で盛り上がるといえば、日本史が専門の旧い友人と先日「おんな城主」で盛り上がった。とはいえ内容はこき下ろしである。宇宙人はMX以外のテレビをもともとあまり見ないが、大河ドラマに至っては女が主人公である限り絶対に見ない。つまらないのが判っているからだ。江戸っ子の宇宙人はもたもた女子が嫌いだ。話の進行の遅い女ドラマもこの部類に入り、「もっと巻きにしろ」とイライラした気分になってくるので初めから見ないことにしている。それでもうっかりおんな城主を1回見てしまったのは、桶狭間をやるというからだ。せめて織田信長役を誰がやるかくらい見てやろうとその回だけ見てみたら、ななんと信長のカットがなかった! 信長の配役そのものがなかったのである。信長のいない桶狭間などありえようか! というか織田軍自体が家紋の入ったノボリだけで表現されていた。あとはエキストラがワーワー叫ぶだけ。戦国を扱っておきながら世紀の合戦をかようになおざりにスルーするとは。ありえん! と旧友と盛り上がったのであった。お蔭で楽しい飲み会となった。
共通の話題があるっていいですね。え、どうしてこの話題がカテゴリ「算命学の仕組」に入るのか? ああ、このように身近な人の悪口(官)とかではなく、飲み食い(寿)や買い物(禄)の感想でもなく、歴史や学術、創造活動にかかる話題(印)で交流がなされると福が刺激されるのですよ。星が輝くというやつです。印と福の関係性については前回の余話#R26にちらっと書いたので、そちらを参照下さい。(久しぶりに営業したぞ)
by hikada789 | 2017-03-28 23:36 | 算命学の仕組 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人