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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

ウクライナのチョコといえば (No.1020)

年の瀬も迫って参りました。皆様のお蔭で宇宙人は今年もどうにか年を越せそうです。合掌。
お世話になった方々にささやかながら手土産を買おうと菓子売り場を物色していたら、クリスマスを当て込んだカンフェートゥイの量り売りブースが立ち上がっていた。カンフェートゥイとはロシア語で、アメやチョコやキャラメルといったバラの菓子包みの総称のこと。色とりどりの包みで子供達を魅了し、何種類も取り混ぜ透明な袋に詰めて量り売りするものである。これを表す日本語を知らぬのだがそれがあった。ブランド名はROSHEN。スウェーデン辺りのメーカーだろうか。お披露目価格で安かったので買ってみた。裏返すとラベルには「原産国ウクライナ」の文字が。まさか。
というわけで、とうとう旧ソ連からウクライナのブランド菓子が日本に上陸したのだが、ウクライナのチョコといえばアレですな。え、判らない? ポロシェンコですよ、ウクライナ大統領の。クリミア併合を含む一連の対ロシア外交で、自分から喧嘩を売っておきながらいざプーチン親分と対面すると、握手する手がブルブル震えて小者ぶりを露呈してしまったあの政商です。商人の分際で極道の親分と対等に渡り合おうなど百年早いのだ。そのポロシェンコ、ソ連崩壊のどさくさでウクライナの主幹企業を次々買収して経済界に君臨し、やがて政界入りしたが、もとはチョコレート企業の社長だった。だからウクライナのチョコと聞いてもしやと思ったのだが、ネットで調べたら創業者ポロシェンコとあった。

宇宙人は複雑だ。商人根性でウクライナ国民に富を還元しないポロシェンコを喜ばせたくはないが、ソ連崩壊から25年を経てとうとう当地のブランド品が西側先進国の店頭に並ぶ日が来たことには感慨ひとしおである。これがロシアのブランドでないことは残念だが、ウクライナもポテンシャルの高さとその活用不良とのギャップが激しい気の毒な旧共産国である。実力のある分野は世界で高く評価されてほしいのだ。
そういえば宇宙人がロシアにいた頃、ソ連崩壊直後で経済破綻していたロシアにはロクな商品が売られていなかったが、宇宙人が血糖値アップにカンフェートゥイを買い求めたところ、ロシア人の友人が「以前のロシア産カンフェートゥイはもっとおいしかったよ」と嘆いていた。宇宙人はそれほどまずいとは思わなかったが、ただチョコにしては固いと思った。氷点下の路上で買ったせいだろうか。とろけるチョコが好まれる日本とは嗜好が違うのかもと思ったものだが、ロシア人はソ連がまだ元気だった頃はチョコのクオリティも高かったと主張するのである。資本主義が導入されて四半世紀、そのチョコのお味は復活したのであろうか。どれ。
うん、おいしいじゃない。外国のチョコ菓子だよ。ベルギーとかとはまた違うけど、日本のチョコとは風味が違う。中身のゼリーとかヌガーとか。好みの問題だね。このクリスマスに皆さんもお試しを。これを買うとあのトランプより強欲なポロシェンコを儲けさせるのか、癪だ、と思いを馳せながら堪能下さい。

演能会のご案内です。
-----金春円満井会特別公演-----
◆日時:平成29年12月10日(日)13時より
◆場所:国立能楽堂
◆演目:能「桧垣」、仕舞「田村」「松風」「融」、狂言「昆布売」、能「石橋」
◆料金:B席8,000円~
◆見どころ:「桧垣」は「伯母捨」と並ぶ最奥義の老女もので、金春流では35年ぶりの上演だそうです。シテの本田光洋師は金春流の重鎮で、宇宙人の目には限りなく「円」に見える姿と所作の持ち主。月輪の中に入っているのように見えるのだ。なので今回もそれをあてに見に行きます。「石橋」は女流で固めた群勢です。仕舞は2番が強吟です。強吟が苦手な愛好者の方はこういうプロの仕舞を見て修練に励んで下さい。
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by hikada789 | 2017-12-09 21:29 | ロシアの衝撃 | Comments(0)