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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

誰を手本にしたかで知れる中身 (No.1109)

テニスの大坂なおみが大人気との一律報道に疑問を感じている。自分がそうではないからだが、テニスに全く興味がないわけではない。錦織圭の試合はチャンスがあればTV観戦してきた方だ。日本人らしい体格の彼が、海外の大型選手にパワーでなく技術で打ち勝つ姿が痛快なのだった。彼が欧米人並みに大柄で、強力なサーブばかりで点を取るタイプだったら見ていない。そういう意味で、一番好きなテニスプレーヤーといえばロジャー・フェデラーなのだ。宇宙人は単調な力押しでなく、上手さや技の多彩さに感動するタイプなのだからしょうがない。

女子テニス界は永らくパワー押しのウィリアムズ姉妹の天下だったので見てこなかった。プレーが単調でつまらない。せめて細身のシャラポワを応援したかったがドーピングで引っ込んだし、眺めて気持ちのいい選手が見つけられぬまま、遂に日本人にはとても見えぬ外貌の大坂の登場となった。武器は錦織より速い強烈なサーブ。ああ、それは日本人の特技ではなかったはず。大柄な海外選手の十八番ではないか。それでは、やはり日本人の繊細さを押し出した技の力では世界一にはなれないということだろうか。そうしたわけで、大坂選手の活躍には何やらガッカリした気分にさせられるのであるが、皆さんはそんなことないですか。

唯一の救いは、彼女のコメントが非常に日本人的感性でできているということくらい。そのコメントさえも、「謙虚だ」という評価が多いけれども、それはジャイアンみたいな態度を30過ぎても取り続けて平然としている幼稚な米国人ウィリアムズと比べればの話でしょ。ああいう女性をリスペクトしてきたということ自体、大坂の人を見る目の無さを露呈しており、白けた気分になるのだが。尤も、錦織圭も誰をリスペクトして真似たものか、自分のミスをラケットに八つ当たりする性癖があった(大坂も以前はしょっちゅうやっていたという)。伝統行事として針供養さえしている日本人一般の感覚として、ああした行為はありえないことだ。活躍している人を持ち上げるのは結構だけど、その人が誰を手本とした結果何を真似てしまったのか、その真似た所作は果たして褒められたものなのか、という辺りを人間性を測る尺度として指摘する人がいてもいいはず。いないみたいだから宇宙人がやろう。繰り返すぞ。自分の至らなさを棚に上げてモノに当たるなど、低級な人間のすることだ。子供達よ、ここに明記しておくぞ。

by hikada789 | 2018-09-20 15:30 | その他 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人