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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

独自の視点と強気な発言でキワモノ扱いされている感もある哲学者の摘菜収が、以前自著の中で「激辛好きは頭が悪い」と豪語しているのを読んだ時、思わず笑ってしまいました。実は私もそう思っていたからです。しかし自分の中でこの説には根拠がなく、せいぜい身の回りの賢い面々には激辛好きは一人もいないことと、友人とは見做していない知合いの中に激辛好きがたまにいて、それらがいずれもお粗末な頭の持ち主であるといった経験則ぐらいのものでした。そのモヤモヤをこうもはっきりと明文化、しかも高い教養と知見を備えた人間(高潔とは言えないかもしれないが)が断言しているのは、実に清々しく痛快に思われたのです。聡明なる算命学余話の読者の皆さんは、勿論激辛好きではありませんよね。

摘菜氏がその時どういう根拠を並べていたかは忘れてしまいましたが、最近立て続けにその根拠となる科学的見解を耳にしました。要は、味覚における「辛さ」とは「痛さ」と同義であるので、激辛料理を食べると「痛み」を感じた脳がこれを和らげる緩和物質を出す。いわば脳内麻薬です。それが多幸感を生むため、激辛料理がやみつきになるというわけです。結論としては、辛い物好きはそもそも薬物依存の素質があるということ、過度の刺激による多幸感を欲するほど実生活がイケてない不幸な人であるということ、自力ではなく他力によって至福感を得ようとする人であるということ、こんなところです。これらを総合して、摘菜氏は「激辛好きは頭が悪い」と一刀両断したのでしょう。

算命学的に言い換えれば、幸せだけを求めて不幸を人生から完全に排除しようとする人は陰陽論が判っていないし、概ね利口な人というのは、急激な成功や一時的な上昇が幸せにとっての蓄積にはならないことに薄々気付いているし、他力よりも自力で獲得した幸せの方が遥かに堅実で価値が高いことも知っているからだ、ということになります。
首を縦に振っている皆さん、勿論激辛なんて食べませんよね。というのは、私の所に運勢鑑定を依頼される方の中に、たまに「自分の今後の人生をすべてコーディネイトしてくれ」と言ってくる人がいるからです。自分がやると失敗するかもしれないので、算命学で成功だけする完璧なロードマップを作ってくれ、自分はその通りに生きるから、というわけです。
こういう人には本当にガッカリさせられます。せっかく自然が与えてくれた自分の人生を自分で構築するチャンスを、みすみす他人に譲り渡して自分はその結果だけ欲しいというのですから。そんな他人任せで得られた成功が至福感を約束してくれると思ったら大間違いです。そんな成功はあなたの功績ではなく、他人の功績です。その功績によって他人の宿命の輝きが増すことはあっても、あなたの宿命は輝かないままくすぶって一生を終えるだけです。
あなた、激辛好きでしょう? 唐辛子が与えてくれる多幸感は違法薬物の効用と同じです。長続きしないどころか、心身を蝕んで老化を早めるだけです。激辛よりも、頭の良くなる青魚をもっと食べなさい。その方が幸せへの近道になります。

今回の余話は、守護神の続きです。丙火もこの冬で最終回です。守護神の記事は今までのところ人気のないテーマで、あまり読者が増えていません。算命学の技法を欲している少数の人しか購読していないということなのでしょう。それは言い換えれば、算命学の技法でなくても読むに値すると見做してくれている読者が多いということです。そうした読者を見込んで、上述のような発言をわざわざ紙面に残してみました。責任を持って発言している言葉なので、撤回はしません。読者の皆さんは勿論激辛など食べない人だ、という前提で執筆しております。

(この続きは「ブクログのパブー」及び「フォークN」に公開しました。副題は「守護神#12 丙×冬」です。「算命学余話 #R101」で検索の上、登録&水ようかん1パック分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。なおパブーでの購読は2019年6月末で終了となります。7月以降はフォークNのみの販売を予定しておりますが、バックナンバーの再掲載には時間がかかると思われるので、お急ぎの方は終了前のパブーでお買い求め下さい。)

# by hikada789 | 2019-06-16 19:33 | 算命学の仕組 | Comments(0)
b0214800_22511141.jpgマルイ錦糸町店1Fに見慣れぬ顔つきのぬいぐるみが並んでいると思ったら、日本初上陸を謳ったロシア製ブランドのハンドメイド猫だった。ロシア猫といえばロシアンブルーだが、どうやらそれを模した色らしく(ほぼ灰色)、デフォルメもロシア的なので一見して猫だと判らない。タヌキかと思ったよ。白ネコバージョンもあったがこちらはまだ猫だとすぐ判る。一体一体異なる服を着せられて、インテリア用のおしゃれな箱入りのものもある。インスタ映えを狙ったデザインらしいが、結構強気なお値段だ。売れるのかな。画像は店頭でもらったチラシだが、興味のある方は「BUDI BASA」で検索下さい。マルイ錦糸町は7月までで、その後浅草に出店するらしい。
ロシア・フェス関連のご案内です。

(1)グレゴリー・セドフ ピッコロ・ヴァイオリンが歌い・踊る
宇宙人が以前から宣伝している、ピッコロ・ヴァイオリンの第一人者セドフ氏が出演する恒例コンサート。今回は合唱団とコラボする。6月18日(火)19時開演。オリンピック記念国立青少年センターカルチャー棟小ホール。当日券4,000円(全席自由)。

(2)ヴィルトゥオーゾ・アムール弦楽合奏団
桐朋学園大学学生有志賛助の無料コンサート。2017年ハバロフスクで創立という新しい楽団。演目は團伊玖磨、バッハ、ラフマニノフ他。7月13日(土)15時開演。両国の劇場シアターX(カイ)。

(3)エイフマン・バレエ
古典ではなく新作で勝負しているらしいバレエ団の公演。演目は「ロダン」7/18(木)~19(金)19時開演、「アンナ・カレーニナ」7/20(土)17時開演、21(日)14時開演。東京文化会館。D席6,000円~。

# by hikada789 | 2019-06-13 22:49 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
最近の読書は不発続きだ。暑くなって読書もままならなくなる前に長編をと思い、珍しくドイツ文学など手にしてみた。トーマス・マン『魔の山』。昔から一度は読んでおきたいと思って期待したのだが、かなり外れた。いわゆる教養小説、若い主人公が成長していく物語なのだが、四十路の人間の読み物ではなかったな。もっと若い頃に読めば楽しめたのかもしれない。読書とはそういうもので、ほんのちょっとタイミングを逸しただけで、同じ作品であっても感銘を受けたり全く受けなかったりするものだと、中瀬ゆかり辺りが語っていた。まさにその通りで、宇宙人は『魔の山』のタイミングを著しく外したようだ。お蔭で苦痛な読書となった。
まず文体が合わない。ドイツ文学はそれこそ学生時代に皆が知っているような有名どころの中長編小説をいくつか読んだ記憶があるが、当時はそれほど違和感なかった。しかし年を食った今となっては、ドイツ語からの和訳という奴のリズムが全く合わない。しっくり来ない。だから読むのも遅くなる。訳者が悪いのではない。解説文も訳者が書いていたがそちらの文章は実に読みやすい、流麗な和文であったから、訳者の文章力のせいではなく、原文に問題があるのだ。或いはドイツ語そのものに。いや、これは宇宙人に限ったことであって、他の日本人も同様に違和感を覚えるかどうかは判らない。

昨今ではドイツ語で小説を発表してヒットしているという日本人女流作家が話題となって、その作品が店頭に並んでいるのを見るにつけ、どれ一冊くらい読んでみようかという気分になっていたのだが、今回の『魔の山』でウンザリしてしまい、既に及び腰である。或いは学生時代から20年を経て外国文学といえばロシア文学ばかり読んできた影響で、文章から得られるリズムがロシア語仕様になったせいなのかもしれない。ロシア語翻訳者の文章は翻訳者によってそれぞれ個性があるが、やはり原文がアレであるからそうそう大きな差にはならない。尤も、ロシア語翻訳などやる人種は洩れなく頭がロシア色なので、そもそも頭の作りが似通っていて、そんな人たちが文章を捻出すると結局似たようなリズムになるのかもしれない。その点『アナスタシア』シリーズなんかは文学作品ではないし、宇宙と自然からのメッセージをそのまま人類語に置き換えたような文体なので、リズムはロシア語とは多分関係なく超自然的である。あれはあれで病みつきになるけどね。

苦痛の魔の山を終えて今読んでいるのが、古川日出男『女たち三百人の裏切りの書』。文学賞を多数獲っている作家というので期待してみたが、この文体もだめだな。ぶつぶつ途切れるタイプだ。体言止めを多用して強い印象を狙った、舞台脚本調の、ゆっくり読ませるための文体なのだが、残念ながら宇宙人の好みではない。宇宙人の好みは佐藤亜紀のような華麗で猛烈な勢いのある文体なのだ。スピードがぐんぐん加速してクラッシュ=爆笑につながるようなタイプだよ。『女たち』はまだ読了していないが、評判は高いから余程のどんでん返しでも用意してくれているんだろうね。うう、苦しいが何とかして最後まで読もう。

読書の何が苦痛といって、登場人物の誰にも共感できず、魅力を感じることもないというのが一番の苦痛である。『魔の山』も俗物ばっかだったし、『女たち』も功名心で動いているし。かように不発なわが読書週間の中で唯一のヒットは、なんとBLである。『囀る鳥は羽ばたかない』第6巻を令和の初日から買いに行ったくらいツボにはまっている。まあ漫画への傾倒はそれほど長続きしないのが常だが、登場人物には大いに共感している。壊れた人間を扱っているからだ。宇宙人の頭は算命学的陰陽論で物事を分析する癖がついているが、この分析器にかけてもこの作品の歪んだ心理描写は辻褄が合うのであった。だからわが体内リズムにマッチして、心地よい音楽のように読み進められる。絵は上手いし会話やシーンも無駄がなくていいけど、がっつりBLなので興味を覚えた方はご注意下さい。

# by hikada789 | 2019-06-11 19:17 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)
昨今世間では、ひきこもりの扱いに困っているようです。五十がらみのひきこもり男性が無差別殺傷事件を起こし、それを見た元エリート官僚がひきこもりの、これまたいい年こいた長男を刺殺しました。長男の家庭内暴力が戸外へ飛び出して無差別殺傷事件に発展するのを阻止するため、というのが殺人の動機でした。
後者の事件を解説する日本語が滑稽に聞こえます。「中学の頃から家庭内暴力をしていた〇〇さん(長男の名前)」「長男に暴力を振るわれ危機感を強めた××容疑者(父親の名前)」。日頃暴力を振るっていた長男が「さん」付けで、それを止めようとしていた真面目な父親が呼び捨てです。殺人は悪だという短絡で、深く物事を考えずに済ませる習慣に馴染んでいる人たちは、猫も杓子も殺害された人に「さん」をつけて安心しようとしています。しかしそんな薄っぺらな人間よりも歴史ある日本語の方が遥かに利口なので、単語のおかしな組合せ並べると「間違った日本語」に自然と聞こえてきます。
「さん」は敬称です。その人間性を敬っていない相手に対して敬称をつければ、敬意そのものがウソになります。それとも、日頃からウソに馴染んだ人や、相手に敬意を払う習慣のない人にとっては、もはや感覚がマヒして、こうしたおかしな日本語の並びに違和感を覚えないというわけでしょうか。
とはいえ、世間ではこの父親の「義挙」を称える声が上がっています。そして逆にそれを戒める声も上がっています。どちらの正義が正しいのでしょう。どちらかが正しいとすれば、世の中には「間違った正義」というのが明確に存在していることになります。

算命学は良し悪しを論ぜず、陰陽を説くだけです。そして殺人に至るまでには、おそらく先祖の因縁があると考えます。その因縁を清算するために、身内や近親者に犠牲を出すことはままあります。それが殺人という形を取るかどうかまでは断言できませんが、いずれにしても、世間がおかしな日本で唱えるように「殺した方が一方的に悪であり、殺された方には非がない」という単純な線引きは算命学には通じません。
今回の余話は、昨今連続したひきこもり関連の殺傷事件について、算命学的視点で考えてみます。宿命は見ませんし、こういう命式だからひきこもるとか、無差別殺人に至るとかいうことは論じません。ひきこもりが現代人特有の現象だとも考えません。自然思想と陰陽五行論だけで、これらの現象をある程度分析することが可能だ、というお話をします。

(この続きは「ブクログのパブー」及び「フォークN」に公開しました。副題は「ひきこもりについて」です。「算命学余話 #R100」で検索の上、登録&アイスカフェラテ一杯分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。なおパブーでの購読は2019年6月末で終了となります。7月以降はフォークNのみの販売を予定しておりますが、バックナンバーの再掲載には時間がかかると思われるので、お急ぎの方は終了前のパブーでお買い求め下さい。)

# by hikada789 | 2019-06-08 19:12 | 算命学の仕組 | Comments(0)
(以下は2011年4月9日にアップした営業用看板です。性質上、随時更新し、不定期にブログの表面に移動させて告知効果を上げようと思います。宇宙人は営業中でございます。なお、夏休みや連休などは休業することがありますので、返信が滞る場合は休み明けまでお待ち下さい。)
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(2) 有料鑑定『土星一周』
生年月日と性別と具体的な相談内容、その人物の略歴、家族構成、現在の生活環境を可能な範囲で、一番下の専用メールアドレスへお寄せ下さい。具体的な相談内容のないメールは、防犯上返信できません。
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◆鑑定可能な相談内容(複数受け付けますが、必ず具体的な相談事項を添えて下さい。)
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◆鑑定料金:8,000円(一人分。相性判断に限定した場合は二人分まで。リピーターは同じ生年月日に限り6,000円)
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◆鑑定技術に関する質問には原則としてお答えできません。『算命学余話』に技法の一部を公開していきますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。
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◆鑑定専用メールアドレス:doseiura4◎yahoo.co.jp (◎には@を入れて下さい。手作りレザーグッズの問合せもこちらです)

【宇宙人からの苦言】
有料無料を問わず鑑定依頼を寄せられる方の中に、一方的に依頼だけしてお礼の返信もしないとか、依頼の取下げを無言で済ませるなどのマナーに欠ける方が稀におられます。武道家の宇宙人が日本的礼儀作法を美徳として重んじていることはブログ記事からも読み取って頂けるかと思います。世の中に「無料」のサービスが普及したせいかお礼も言えない人たちが増えたことは、日本文化にあっては嘆かわしいことです。宇宙人は聖人ではないので、虫の居所の悪い時にはこうした人々の暴挙をブログに挙げて曝し物にしないとも限りません。皆様の節度ある対人マナーがメール相談にも発揮されますよう、心より希求致します。
# by hikada789 | 2019-06-06 21:15 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(43)