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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

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『算命学余話』を掲載しているForkNの無料表紙にイスラム模様に近い青系図柄があったので、思い出して7年前の拙著『メタフォーラ・ファンタジア』を掲載してみた。選択すれば縦書き仕様にできるというので試しにやってみたが、EPUB等で閲覧しないと縦書き仕様は見られないようだ。サイトでそのまま読む場合は、横書きのみである。やっぱり小説を横書きで読むってムリがあるよ。皆さん、環境が許すなら縦書きでお読み下さい。うう、入力途中で画面が揺れた。パソコンよ、もうしばらく持ちこたえてくれ。
by hikada789 | 2019-07-30 09:41 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)
b0214800_11542919.jpg宇宙人は避暑地から戻りました。8月は用事があるので出掛けず、通常営業に戻ります。ちょうど梅雨明けに当たってしまったな。避暑にならなかったような。なお8月後半に再度休業予定なので、運勢鑑定希望の方はお早めにお問合せ下さい。まあパソコンはまだ買い換えていないので、突然の技術的な休業もありえますが。
画像はNo.1211と同じ帝政ロシアの画家ビリービンによる昔話「白いガチョウ」の1シーンを拝借した大型トート。夏前に急いで完成させた。パソコンが入るサイズ。前胴以外はクラフトなし。ところでNo.1211の「イワン王子」、夏休み中にカーテンを引いた自室の本棚に立てかけておいただけなのに、早くも経年変化が進み、王子の肌が小麦色になっていた。白いガチョウの力作もこの調子だとさっさと色が濃くなっていくので、早めに撮影して掲載することにしたよ。

by hikada789 | 2019-07-29 11:54 | その他 | Comments(0)
予告してある通り宇宙人は夏休みに入ります。暑くて死にかねない地球を離れて氷の惑星土星の裏側に避難するので、運勢鑑定に続いてブログと余話も暫くお休みします。復帰する頃にはパソコンも新調するので、快適なネット接続環境となっていることを期待したい。
宇宙人がいなくて寂しいという有難い閲覧者のために、宇宙人を偲べる音楽と図書を紹介しておきます。こないだシャレで紹介したBL漫画に興味を覚えて一気読みしたという友人がいた。がっつりBLなのに。どこで誰が読むか判らぬな。夏は長いので長時間楽しめるヘビー級図書を掲げるとしよう。

まず音楽は、ここ2年ばかりハマり続けているカプースチン先生の「ピアノソナタ1番」。19分ほどの四楽章構成だが、宇宙人は奮起して一番長い第四楽章(8分程度)に取り組んできた。毎日弾いているわけではないが、全譜面を拾うのに半年くらいかかったよ。「おちゃめで格好いい」楽曲です。壮大なのに所々笑えるジャズのリズムとクラシックのテクニックを堪能下さい。どういう笑いかというと、体操の内村航平が着地を決めた時に思わず飛び出す笑いに近い。まあ判らないでしょうからYouTubeででもお聴き下さい。カプースチン先生自ら弾いているのがいいと思います。第一楽章も実は笑えるのだが、耳が慣れないうちは聴き取れないと思う。超絶技巧です。勿論宇宙人はゆっくりしか弾けないが。
カプースチン先生は存命なので輸入楽譜は高かったが、これはもう二冊目で、一冊目の「演奏会のための8つのエチュード」は3番と8番を既に覚えた。こちらもおススメ。残りの6曲も素敵だが、宇宙人の技量では厳しいのでまだ手を付けていない。まあ派手な1番から聴いてみて。

もっと気楽な音楽としては、H ZETTRIOという三人組が奏でる「Dancing in the mood」や「晴天」を作業用BGMに使っている。このグループの音楽は、リオ五輪の閉会式で東京五輪紹介の際に使われたらしい。世間に疎い宇宙人は知らなかったが、ピアノ弾きの端くれであるのでこのピアニストの超絶技巧に反応し、思い切って楽譜を買って遊んでいる。カプースチン先生に比べれば簡単だが、スピードとパワーは必要。そうなのだ、カプースチン先生と取っ組み合っていると、他の曲がえらく簡単に弾けるようになるのだ。なにしろ先生はソ連時代のモスクワ音楽院卒だからねえ。

さて久々の現代ロシア作家の大型作品の登場です。先のブログでもちらっと触れたヴォドラスキン著『聖愚者ラヴル』。聖人伝というくくりですが、決して説教臭くはなく、「時間を越える」新たな手法が新鮮な、哲学的思考小説です。ロシア文学好きには「いかにもロシア文学」な正統派で、現地でも大きな文学賞をダブル受賞し、既に20か国語に翻訳されている。最後の数行が極めていますね。ロシア文学愛好家にはチュッチェフがすぐ思い浮かぶことでしょう。
大作なので、お時間のない方のために例によって抜書きを提示しておきます。でも何週間かかってもいいので読んでほしい。読みにくい文章ではないし、ロシア人の好む聖性や「ユロージヴイ」がよく判ります。聖愚者フォマーがカッコイイよ。千里眼だ。

――正義の人とは、人を侮辱することのない人ではなく、侮辱するかもしれないが、それを望まない人である。

――富は友をもたらさないが、友は富をもたらす。そこにいない友のことを、そこにいる友の前で思い出すがよい。さすればそれを聞いた友は、自分のことも忘れられないと知ろう。

――あんたの不幸は、あんたが最終的な結論に至ろうとしなかったことにある。何かを決めると更なる選択肢がなくなるのを恐れて、それがあんたの意志を麻痺させてしまうんだ。そんな風にしているうちに、あんたは人生に与えられた最良のものを取り逃がしてしまった。

――空間の移動(=旅)は、経験を豊かにしてくれる。それは時間を圧縮する。そしてその容量をもっと大きくする。

――この世で繰り返しはない。似たものがあるだけ。

by hikada789 | 2019-07-01 17:47 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)