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土星の裏側

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宇宙人と呼ばれた人達の診療所

近年ロシア語事情。ロシア語話者の方には周知の通り、ウクライナという国名に場所を表す前置詞をつける時は、国名にも拘わらず例外的にヴではなくナをつけるのが正しい文法であるが、近年敢えてヴを使う傾向が生じているという。原因は政治的なものだ。ソ連崩壊と同時に独立国となったウクライナは、2014年のクリミア併合に象徴されるようにロシアとの関係がぎくしゃくしている。そもそもウクライナという固有名詞自体がロシア語では「辺境」という意味なので、その他の外国の名称と同列扱いできず、それがこのような文法規則に現れていたわけなのだが、もはや「ロシアの辺境」という見方が相応しくなくなった今日では、その他の外国名と同様に前置詞ヴをつけて「ヴ・ウクライーニェ」とすべきだという機運が高まり、実際の会話などでは既にあちこちで使われているという。
とはいえ言語学の世界ではまだ正式な文法として認可されたわけではなく、公式文書においては必ず「ナ・ウクライーニェ」と記載され、ヴを使ったら訂正される。試験の解答でもヴを使ったら減点だ。プーチンも演説の時は必ずナを使っているが、これは嫌味も入っているかもしれない。最近のウクライナでは、プーチンの前では蛇に睨まれたカエルのように震え上がっていた商人大統領ポロシェンコが選挙に敗れ、新たに芸能人が大統領に選出された。プーチン親分は芸人相手にどのような態度を示すであろうか。プーチンはインテリだから、少なくとも文法的に間違いである俗語「ヴ・ウクライーニェ」を使う機会はやってこないであろう。

ロシア文化関連イベントのご案内です。
(1)映画「ホワイト・クロウ~伝説のダンサー~」
ソ連時代の伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの伝記ドラマ。本物のバレエ・ダンサーが踊り、エルミタージュ美術館やルーブル美術館で撮影したというから、見るだけでも価値のある眼福映画。5月10日(金)から渋谷シネクイント他でロードショー。

(2)モルドバ共和国写真展「人と季節」&「ODA」
JICAの無料展示イベント。モルドバも旧ソ連の一辺境国だったが、ソ連崩壊後は独立して、残念だがほぼ経済破綻国家。『シベリアの掟』の著者ニコライ・リーリンの出身国で、この小説を読むとモルドバの実情がよく判る。しかし写真展ではもっとのどかで素朴な被写体を並べているらしい。5月16日~31日、JICA市ヶ谷ビル2F展示スペース。

(3)ミキーツキー・リサイタル
テノール歌手ワレーリー・ミキーツキーのリサイタル。プッチーニの有名どころのオペラのアリアや、ラフマニノフ、チャイコフスキー作曲のロマンスを披露。6月25日(火)18時半開演、武蔵野市民文化会館小ホール。6月27日(木)18時半開演、札幌市教育文化会館小ホール。当日券3,500円。

(4)国立モスクワ音楽院室内合唱団
アカペラが魅力のロシア合唱団の演奏会。6月27日(木)18時半より埼玉会館ホール。6月28日(金)18時半より日経ホール。7月1日(月)18時半より神奈川県民ホール。7月2日(火)14時より武蔵野市民文化会館ホール。全席指定3,000円。

# by hikada789 | 2019-05-11 14:43 | ロシアの衝撃 | Comments(0)
令和の時代になりました。天皇交代と改元に因んだ様々な番組が連日放送されたため、俄かに皇室事情に詳しくなったり、意外な事実を知ったりしました。
例えば、退位された天皇陛下は上皇、皇后陛下は上皇后と呼び名が変わることになりましたが、上皇というのは本来「太上天皇」の短縮形です。しかし略さずに太上天皇と呼ぶと、新天皇と名称がかぶって紛らわしいので、今回は短縮形の方を正式名称にしたということです。
更に新規なのは上皇后という名称で、これは今まで日本語になかった造語だそうです。天皇の母后を「皇太后」と呼ぶ習慣は以前からありましたが、皇太后となるには夫である先帝が崩御していなければならず、今回の生前退位には相応しくない。そこで別の呼称を考案した結果、「上皇のお后様」という意味の「上皇后」が生まれたということです。それほど生前退位は珍しい出来事なのです。

ところで、天皇が崩御せずに生前のうちに退位するというのは約二百年ぶりの出来事だそうですが、その二百年前の交代劇はどんな様子だったのかを紹介してほしいと思っていたのに、どこも取り上げなかったところを見ると、何か軽々しく公表したくない事情があったのではないかと勘繰ってしまいます。
天皇家が日本という国全体に与えている影響についての算命学的見解は、以前の余話で述べたのでそちらを参照して頂くとして、今回の余話は格法の一つである「一気成生格」についてです。一気成生格を成立させる命式は九種類のみと大変希少ですが、条件によってはこれに「準じる」形の命式があります。その一つに焦点を当て、前回余話#R96玄で解説した旺相休囚死を絡めて、その意味合いの所以を考察してみます。

(この続きは「ブクログのパブー」及び「フォークN」に公開しました。副題は「凡夫入城を考える」です。「算命学余話 #R97」で検索の上、登録&筍御飯一膳分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。なおパブーでの購読は2019年6月末で終了となります。7月以降はフォークNのみの販売を予定しておりますが、バックナンバーの再掲載には時間がかかると思われるので、お急ぎの方は終了前のパブーでお買い求め下さい。)

# by hikada789 | 2019-05-09 17:59 | 算命学の仕組 | Comments(0)
地球人の皆さん、GWは楽しくお過ごしでしたか。宇宙人は『算命学余話』の電子書籍販売の移転先を物色し、パブーにそっくりな「forkN」なるサイトを見つけて試運転を始めた。とりあえず余話U番から模索しつつ掲載しており、既に購読できるものもありますが、パブーとの違いはPDFでダウンロードした時にレイアウトが読みにくいこと。パブーで生成したPDFも句読点泣き別れなど読みにくさがあったが、こちらは余白いっぱいまで文字が出るらしく、印刷には適さない感じだ。EPUBでのダウンロード仕様はどちらも見たことがないので判らぬが、PDFもEPUBも使わずただ読むだけなら、forkNでも従来通りの横書きできれいに読めます。「パブーとはここが違って不便だ」というご意見あればお寄せ下さい。

無料の自作電子書籍販売サイトは他にもいくつかあって、機能や印税、販売システム等それぞれ個性がある。BCCKSというサイトでも試運転してみたのだが、こちらは試し読みの頁数が自動設定されるため、ペラい読み物である余話は試し読みだけで全文掲載されてしまうので、却下した。でも小説『メタフォーラ・ファンタジア』なんかは分量が多いから、こちらを利用してもいいかもね。縦書き仕様も選べて、本の装丁も文庫やら新書やらの規格にマッチしたものを選べるから、読み手に相応の端末があるなら読みやすそうだ。
forkNも縦書き仕様を選択できるのだが、余話は命式を書いたりするので縦書きは配置が難しく、従来通り横書きにした。試し読みページも指定できるし、表紙も多少のデザインが利く。余話の表紙がいつもシンプルなのは、サイト提供の無料表紙を利用しているからだ。宇宙人に表紙を自作する道具があれば作りたいところだが、ワードで作成した余話の記事をPDFにさえ変換できないPC環境なので叶わない。ちなみに『メタフォーラ』の美しい表紙は友人が厚意で作ってくれたもの。どなたか算命学余話のために素敵な表紙を提供してくれるのなら、有難くお受けしますよ。

# by hikada789 | 2019-05-07 13:18 | 宇宙人の診察室(営業窓口) | Comments(0)
b0214800_17262787.jpg益子陶器市を断念した代わりに、若干近場の笠間陶炎祭(ひまつり)に行ってきた。笠間は益子よりは小規模だが会場が駅から近く、駅前から出ているシャトルバスなら5分で行ける。しかし驚くほどのどかな田園地帯に位置しており、陶器祭の他にも美術館など地域の名所があるというのに、祭期間内は路線バスがシャトルバスに狩り出されたため、他の名所と駅をつなぐ路線バスを運休にするという荒業をやっていた。おかげで気の毒に、陶器祭の前に美術館に寄ろうとしていたご老人らがタクシーを拾う破目に陥っていた。
とはいえ笠間は陶器の街なので、祭会場にも陶器美術館はあるし、県立の陶器美術大学も併設されているから見所は沢山ある。祭会場内は200を超す陶器店舗のほか飲食スペースや音楽ステージ、陶器以外のクラフト店舗、野点テラス、テント場など揃っており、家族連れで休日をすごすようにできている。同時期に開催されている益子の方が有名なせいか、笠間の混雑はそれほどでもなく、人ごみが苦手な宇宙人もほどよく楽しむことができた。上の画像はこの日の戦利品一式。

b0214800_17263418.jpg正午頃に会場入りしたが、結局夕方まで皿選びに終始した。場内地図を片手にとりあえず全店舗を一周し、目を楽しませながらめぼしい店の番号に印をつけると既に1時間半が経過。一服しようと野点会場に赴くと、なんとその場に展示されている茶道用茶碗を自由に選んでその茶碗で抹茶を飲ませてくれるという。味のある趣向なのだ。他にも喫茶をやっている店には、陶器市らしく自作の陶器カップや皿でケーキセットを出す所がいくつかあり、画像はその一つ。土の風味も露わなコーヒードリッパーでのんびりハンドドリップ。梅干しでも入ってそうな蓋付き壺にはコーヒー粉が入っているのだ。趣き深いのだ。ちなみにこの店は会場入口から直進して割とすぐの店で、アイスコーヒーもちゃんと淹れている味がした。他の店は市販のパックのアイスコーヒーの味がしたから、前者の店が絶対おすすめだ。ごついタイプの作風の店だったので陶器類は買わなかったが、せめて宣伝しておこう。しかし多くの店は使い捨てプラカップだったりするから、注文の際はカップを確認した方がいい。せっかく陶器祭なんだから。
飲み物とお菓子で英気を養い、再び会場をめぐる宇宙人。今度は目印をつけた店をめがけて購入を目指す。以前から興味のあった粉引の店が一件あって、店先を行ったり来たりする宇宙人。ちょっとお高めだ。あと少しサイズが合わない。他に印をつけた店に向かい、値段と必要サイズを確認し、思い切って購入する宇宙人。震災以来、半端ものの皿カップで済ませてきたが、これで幾分統一感のある食卓になろう。なんとなく乳白色ばかり選んだのは暑かったせいかもしれない。かわいいな、でこぼこが。

b0214800_17264066.jpgところで日用食器を買いに来たはずの宇宙人は、帰りがけに思わぬ買い物をする。まず会場入口に並んだ陶器以外の店舗で、青森ひばのまな板を買う宇宙人。だってまな板もう真っ黒だし十年以上使っているから、そろそろ替えたかったのだ。サイズもよくお値頃。物すごいひば臭で、さっそくわが家のキッチンは匂いからして抗菌状態なのだ。
しかし何と言っても掘り出し物は、低反発ウレタン座布団だ。陶器大学脇に設営された刑務所作業製品市場で見つけた。ここは常設なのだろうか、それとも陶器イベントに合わせて? 全国各地の刑務所から集めた選りすぐりの囚人製品がずらりと並び、工芸品や家具なんかは丁寧な作りなのに破格のお値段。ちゃんと日本製だよ。囚人は刑期が長いと時間をかけて技術を習得できるから、本格的な職人の腕を持つ者も多いと聞くが、そもそも安いのは工賃がいくらも支払われていないからだ。それでも作ろうという日本の囚人の意欲が、金儲けだけが目的の中国製品の品質を軽く凌駕するのであった。偉いぞ囚人の皆さん。他にも色々魅力的な製品があったが、既に食器とまな板を買って荷物の重い宇宙人は、泣く泣く座布団一枚を選んで会場を後にした。ラベルには甲府刑務所とあり、ファスナー付きカバーはレザーと書いてある。合皮だとしてもウレタンの厚さは5cmほどもあり、縫製も丁寧だ。わが家の座布団も替え時だから有難い。たったの1,010円。値段の付け方がよく判らぬが、よい買い物ができたのだ。陶器祭の帰りしなに是非お立ち寄り下さい。

# by hikada789 | 2019-05-04 17:27 | その他 | Comments(0)
b0214800_20493645.jpgグレース・コンチネンタルという鞄ブランドの類似品を作ってくれという友人の注文を受けて、画像のような彫刻入り白鞄が完成した。大変苦労し、また時間もかかったのは、この紙のような白さを追求して色々欲張ったからである。しかしお蔭で誰に見せても驚嘆の声が上がる逸品となった。美しい。まるで売り物のようではないか。年号が替わっても特に変化のなかった宇宙人の周辺で、なんとなく令和の文字を連想させるのが自作カバンというのも可笑しな話だが、もしかしたら今後注文が寄せられるかもしれないので、備忘まで今回の一連の苦労話をつづっておこうと思う。
元ネタとなったグレース・コンチネンタルのモデルにはmaestraとsatchelがあり、それぞれ白バージョンがあるのだが、いずれも彫刻が施されているから、当然彫ってから色を白く加工したと考えられる。白といってもパールホワイトとかなので、こういう色は元の牛革には出せない。何某かの染色加工がしてあるわけだ。しかし革メーカーの加工技術は往々にして企業秘密で、喩え革工芸のプロであってもその技術を真似ることはできない。革道具のお店に行っても「彫ってからパールホワイト」にする塗料など売ってはいないのだ。

ここでミニ知識だが、加工用の牛革というのは肌色をしており、白ではない。本革愛好家の好む経年変化というのは、この肌色が空気に触れることで酸化しゆっくりと茶色へ変化していくことだが、この肌色に染料を入れて色づけするなら、その色ごと経年変化が楽しめる。しかしこの場合、白だけは不可である。もとの地の色が既に肌色なので、これより白くはできないからだ。
どうしても白に塗りたいのならば、染料ではなく顔料(いわゆる絵具)を使えばいいが、染料が革内部へ浸み込むのと違って、顔料は浸み込まずに表面に載るだけである。このため経年変化しないのは勿論、表面の乾燥に伴いやがては割れて剥離する。修理には再び顔料を上から塗ることになるが、そこだけ新品に見えるので鞄全体の風化とのバランスが取れず、ちぐはぐになる。こうしたわけで革工芸愛好家の間では、顔料はあまり歓迎されないのである。鞄なんかに顔料を塗れば、剥離は更に早まるだろう。

b0214800_20495302.jpgさて今回の注文だが、依頼主からは特に手法の指示はなく、ただ白い仕上がりで、且つ彫ってくれというものだった。レザークラフト3年のキャリアの宇宙人が彫ってきたのは無論肌色牛革である。彫ったり塗ったりできるクラフト加工用の革のことをタンローと呼ぶが、タンローをだた彫るだけで何も塗らないというのは、力量が試される。彫刻の不出来を濃い色を塗ってごまかす事ができないからだ。従って、彫刻そのものに緊張を強いられることが予想されたのであるが、これに加えて「白」である。
世の中には脱色した白色タンローというものが存在しており、今回初めて知ったのだが、肌色タンローよりやや高値で売られている。紙のような白さが特徴で、本来はパステルカラーで色づけするために開発されたものらしい。結局これを使用して白さをクリアすることとなったのだが、本当に驚くほど白いのだ。つまり汚れが目立つ。タンローは彫ったり塗ったりした後に仕上げ材を塗ってコーティングするので、完成した暁には汚れを気にせず使えるようになるのだが、問題は制作途中である。何時間もかかる彫刻の最中は手垢だってつくし、指の痕だってつくし、ホコリだって飛んで来る。ちょっと目印にボールペンを転がしただけでもう取れない。そうした汚れを排除しつつ彫り終えろというのも今回の課題であった。彫刻面は鞄の前胴全面と、背胴のワンポイント。彫刻時間はざっと10時間である。手早くやれよ、宇宙人。さっさとコーティングしないと汚れる一方だからな。

そうして彫刻で神経をすり減らした宇宙人に追い打ちをかけたのが、白色タンローである。こいつは脱色によってこういう色をしているのだが、脱色の過程で革自体が固くなる性質があったのだ。そんなことを知らない宇宙人は、コーティングも済んでやれやれと肩の荷を下ろし、何の躊躇もなく持ち手を作るべく二枚の革を接着剤で貼り合わせ、白レースで両サイドを巻いてくれという要望に従いハトメ抜きで穴を空けようとした。ハンマーを振り下ろす宇宙人。ドン。あれ空かない。もう一度ドン。あれまだ空かない。ドンを10回。ようやく空いた。この日は暑かったなあ。この穴、あと何個空けるんだっけ。持ち手は40cmだから合計160cm。ウソ。どうしてこんなに固いのだ。それは脱色したからだよ。
通常、鞄は適正な強度のため厚さ1.5mmの革を使う。従って今回も何の躊躇いもなく1.5mmを買ったのだが、この固さを知っていたら、1.3mmにするのだった。或いはいっそ持ち手は二枚重ねにしなくとも、強度的には問題なかった。まあ裏側をどうするかという問題は残るが、こんなにハンマーでガチで叩き続ける必要はなかったと思われる。試作しないで作るからこうなるのだ。ちなみに、こんな日曜大工みたいな騒音を自宅で上げれば苦情は免れないから、作業はレザー教室で行なった。教室の制限時間は4時間ほどだが、この穴あけだけで3時間近く費やした。なお画像の通り穴あけは持ち手のみならず、本体接合部にも要されたのだが、こちらは一枚ずつ穴を空けたので、労力も騒音も半分以下で済み、自宅でできた。しかしここでも問題が。

b0214800_20495975.jpg持ち手を終えて本体接合まで漕ぎ着ける宇宙人。従来の糸縫いと違って初めてのレース縫いである。波縫いするだけなので時間はかからないはずなのだが、しかしここでも壁が行く手を阻むのであった。レースが穴に通らない。なぜだ。それはレースが太いからだ。今回のレースは市販品ではなく、本体の白色タンローから宇宙人が切り出したものだ。その方が色に統一感が出るからね。しかし5mm幅で93cmもの長さのレースを真っ直ぐカッターで切り出すのは素人には難易度が高く、どうしても太く切れてしまう。それでもちょっとくらい太いなら、革は伸びるので穴を通るはずだったのだが、ここでまた脱色タンローである。固くて伸びない。だから穴を通らない。
いや、穴を一回くぐるだけならどうにか通るのだが、同じ穴を行ったり来たりすると、もうどこにも隙間がないのである。これも試作をしなかったことが仇となり、知っていたらコーナーで二重三重になるような通り道を避ける工夫をしたのだが、しょうがない、もう穴はあけちゃったし、レースは今から細く切ろうとすれば切り口が不揃いになるに違いない。このまま何とか隙間を作ってレースを押し込むしかないのだ。観念してレースをぎゅうぎゅう押し込む宇宙人。こんなに何本も押し込んだら穴が裂けるのではとヒヤヒヤしたが、さすが脱色タンロー、固いお蔭でびくともしなかった。

そんなこんなの汗の結晶がこの通りで、依頼主も満足してくれたので良かったよ。あとは耐久状況を知るべく、ユーザーの後日報告を待つのみである。作業時間は32時間。持ち手の穴あけや本体組立てに余計な時間がかかったので、次回からはもう少し短縮できると思うが、それでも彫刻10時間は変わらないと思う。もし背胴や横マチも彫るということになれば、作業時間は更に伸びる。それは工賃に反映される。
元ネタであるグレース・コンチネンタルが35,000円。宇宙人の白の令和カバンはもっと深く彫ってあるが、彫刻面が少ないので、材料費を入れてもグレースよりは若干安い。皆さん、お気に召したらご注文下さい。

# by hikada789 | 2019-05-02 20:50 | その他 | Comments(0)