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土星の裏側

doseiura.exblog.jp

宇宙人と呼ばれた人達の診療所

生贄議員の名乗り出にも拘わらずセクハラ野次事件は未だ終息せず、先週木曜には参議院議員会館で女性議員らを集めた抗議集会が開かれ、ニュースにもなった。その全く同じ日に隣の衆議院議員会館を訪ねた宇宙人は、ここで開かれた新党大地の勉強会に出席した。お目当ては佐藤優氏の生トークである。共に逮捕され、その後ゾンビの如くシャバへの復帰を遂げたムネオ議員と佐藤氏の政治漫才がここで毎月一回開かれていると知り、霞が関をスキップしながら目的地へ向かう宇宙人、中学の社会科見学以来の国会議事堂に背を向けて、それまで存在すら知らなかった議員会館に潜入を果たす。
入口は空港のように手荷物チェックがあるのだな。防犯のためかロビーはガラス張りで比較的新しい建物だと知れるが、商業施設と違ってお客の快適とか好感を目指してないので、観葉植物ひとつなくガランとしている。まあ鉢植えの根元にバクダンでも隠されると困るからこれが正しいのだろう。宇宙人も地球征服を目論んで潜入したわけではないから心配いらないぞ。閑散とした広いロビーを抜けて地下へ。なんか暗いなあ。あ、裏階段を下りてしまったのだ。遠回りになってしまった。こんな人気のない通路を一人で歩いていて誰かに見つかったら怪しまれてしまうのだ。通行証が正しく見えるように首に掛ける宇宙人、どうにか会場へ到着し空席を見つけて滑り込む。

この勉強会の模様はYouTubeで録画を見られるので興味のある方はお探し下さい。新党大地は北海道でこそ勢力を誇っているが、中央では少数野党なので資金は潤沢でない。撮影はハンディカメラ一台だけでほとんど動かさないので、画像には発言するムネオ議員と佐藤氏しか映らないのだが、今回初めて会場入りして聴衆の規模が判った。部屋は大学の中教室ほどの大きさで晩餐会式の三列の長テーブルの左右に席が設けられているほか、壁際にも椅子が並べられてなるべく大勢座れるようになっている。一般人参加可とはいえ既に満席。格好からは素性の推し量れないジイさんバアさんも混じっており、ノンポリの宇宙人をはじめここでもロシア的雑多の精神が発揮されている。90分のうち半分弱を佐藤氏の時事解説に使い(ムネオ氏はMC役。なかなか上手い)、残りを質疑応答に充てるというスタイルで進行。今回のメインテーマは集団的自衛権。宇宙人はそれまで全く興味をそそられない話題だったが、佐藤氏の解説で目からウロコがボロボロとこぼれ、安部さんがイラスト付きのフリップまで用意して説明してくれても何の話かさっぱり分からなかったのが、マイク一本の佐藤ボソボソ節で風景がクリアに。そうだったのか、創価学会。さすが神学部卒の外交官は目の付け処が違う。あっという間の90分、こんな面白い漫談が無料だなんてお得すぎる。つまらない映画を見るよりこっちの方が刺激百倍です。

あ、いや政治をまじめに考えている参加者は真剣にメモをとっていたから、本来はこういう若手議員や研究者を育てるための勉強会なのです。映像で聴衆側を撮らないのは、他党からの参加者を映さないための配慮かもしれない。事前予約と名刺があれば入場自由なのだがこのままだと会場が手狭になりそうだし、そのうち入場制限が課されるかもしれないね。
佐藤氏は有罪確定後の執行猶予も抜け、晴れて自由な発言を噴出させており、人間業とは思えない凄まじい執筆量で論壇を荒らしまくり、主義でテレビには出ないそうだがラジオというマイナーなメディアで昨日の政治・外交をバッサバッサと論じている。拘置所から這い上がった人だから発言に怖いものなしで、言葉に嘘や隠し事がなく実に爽快です。尤も外交官時代の守秘義務は堅持しているから単なる壊し屋ではありません。惜しむらくはその体重で、遠目にもかなりの重量だったな。健康が心配だし、多分彼に憧れて来ている青年らの一部が無駄に肥えている一因にもなっていると思う。その点ムネオ氏の方が健康的に見えた。あの人も元自民党幹部だった割には含みのないキャラなのが印象的でした。人間、一度地獄を見ると余計なものが削ぎ落されるのかもしれない。何度か目が合っちゃったから、次回も参加したら覚えてもらえるかも。
# by hikada789 | 2014-06-29 13:44 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)
前回の余話#U50で例題として挙げた故ベレゾフスキーについて、うっかりしていましたがこの人はプーチン大統領より6歳も年上でした。つまりプーチンの方が目下。政界への登場も、エリツィン時代からいましたからプーチンよりずっと先輩に当たります。鳳閣星中殺の「部下・目下に裏切られる」型にここでも嵌まっていたわけです。しかももの凄い裏切られ方でした。ドラマチック・ロシア政界。補足まで。

さて、今回のテーマは少し家系論について触れてみます。というのは、私が請け負っている運勢鑑定では恋愛相談を除外しているため、大抵はまじめな相談内容となり、その多くは家族関係、親子関係に係わるものなのですが、なまじ算命学を少し知っている人ほど大きな誤解をもって自分と家族を分析している傾向があり、こうした誤解を少しでも払拭すべく、算命学の基本思想としての家系論をひも解いてみようと思います。

まず家系というものは、例えるなら水の流れのようなもので、遺伝子なり血筋なりが液体のように、というより文字通り液体として次世代へと受け継がれていくことから、生命活動そのものが水と深い係わりがあると、算命学では考えています。
以前「男女の差異」について論じた余話で触れたと思いますが、女性は基本的に出産という任務が課されているため、宿命に水(羊水)がある人ほど出産機会が多く、また安産でもあります。逆に宿命に水のない女性は、出産以外の任務を課されている(仕事に生きるなど)か、出産しても難産になるなど、水を介して未来へ干渉することに難ありという見立てになります。ここからも判るように、生命を繋ぐ活動には必ず水分が必要で、水分が澱みなく流れる家系ほど繁栄するという理屈になるのです。

では水分が澱みなく流れる家系とはどういうことでしょうか。澱んで流れない家はどうなってしまうのでしょうか。
判りやすいイメージとしては、例えば大雨が降って河が増水します。これ以上増水すると堤を決壊させて溢れてしまい、周囲は大被害となります。それを避けるためには増えた水をどこか安全な場所へ流せばよい。木火土金水の五行説の順番に従うと、水の次は木ですから、多すぎる水の処理には木性が有効です。木の根っこに水を吸わせてポンプのように吸い上げれば、水は減り土砂崩れも防げます。最近のゲリラ豪雨で大規模な土砂災害が報告されているのは、森林伐採による表土の流出が原因であることはよく知られております。対策として植林が進められているのは理に適っています。

このような大量の水を安全に流す場所である木のことを「洩気(えいき)」と云います。水は木を「水生木」と生じる相生関係にあり、生じる先のことを洩気と呼ぶのです。これは水と木の関係に限ったことではなく、他の五行の間の相生関係についても同じです。そして日干から洩気を通すと、十大主星は伝達星である鳳閣星・調舒星が出てきます。要するに子孫を意味する星々であり、未来を司る星々です。

(この続きは「ブクログのパブー」サイト [http://p.booklog.jp/] に公開しました。副題は「家系の存続と洩気」です。「算命学余話 #U51」で検索の上、登録&ラスク1包み分の料金をお願い致します。登録のみは無料です。)
# by hikada789 | 2014-06-27 15:38 | 算命学の仕組 | Comments(0)
現代版「三匹の仔豚」の評判が良かったので、この種の記事を増やそうかなと最近話題のセクハラ野次事件をあれこれ妄想していたら、犯人が名乗り出てしまった。せっかくいろいろ妄想したのにな。でも鈴木議員は本当に犯人なのか疑わしい。数人の野次が聞こえているのに一人しか名乗り出てないし、風貌がマイルドなのは空白の五日間に世間様が怒りを収めてくれそうな生贄の選定をしていたからなのでは。セクハラ野次を飛ばすような下品な人間はそれなりの風貌をしているものなので、そういう顔の人物が名乗り出てしまうと益々人心を煽ってしまう。「ホラやっぱりギラついた男じゃないか」とマスコミが飛びつき放題に。生贄になった議員だってタダで不名誉をかぶりたくはなかろうから、五年か十年後くらいに政府の要職に就くことを約束でもしてもらったのかもね。

船場吉兆の例を出すまでもなく、昨今のマイクの性能は非常に優れているので声紋分析はとっくに済んでいるだろう。その上で自民党とみんなの党が五日間でこっそり協議し、誰を生贄にして謝罪させるか、謝罪を受け入れる代わりに政策や次の選挙で譲歩するとか何らかの取引をしているはずである。そんな取引もできないなら政治家失格である。議員の事務所に投げつけられた生卵は無駄投げだったやもしれぬ。いや、あれさえも議員の生贄事情を知る側がこの偽装を本物らしく見せるための演出だったやもしれぬ。
いずれにしても論点は女性に限ったセクハラではなくて人間としての品性だというところは、マスコミよりも却って街頭インタビューに応じた一般市民の方がちゃんと判っていたところが嬉しい。道ゆくおじちゃん、おばちゃんから「人間失格だよ」「あんなのが代表だなんて日本の恥です」の声がまっすぐ上がったのは、庶民の感覚が正常である証拠です。喝采。しかし、そういえば議員の倫理感覚が歪んでいることが露見して猛バッシングの末自殺した議員が以前いたっけ。今回は誰も自殺しなさそうですね。生贄議員は辞職もしないつもりらしいし。談合だよ談合。

先日「西部ゼミ」に出演したドイツ在住のクライン孝子氏が、「敗戦国であるドイツが日本と違って自作の憲法を戦後間もなく作ることができたのは、敗戦直前のドイツ人が戦後の国益を少しでも守るために、ドイツの科学技術を連合国に引き渡す条件にいろいろ注文を付けたからだ」と語っている。要するに取引を知っており、その手持ちの札をちょこちょこ小出しにしてより大きな譲歩を得ようとした外交努力の結果だという。当時の日本人はもっと悲壮感をもって戦争をしていたから、無条件降伏と並行してそんな取引があり得るとまで頭が回らなかったらしい。頭の回りそうな政治家や外交官は干されていたし。クライン氏はそんな日本人の真っ正直さを長所でもあると評価しつつも、やはり国際政治においてはもっとしたたかにならねばと警告する。なにせ真っ正直とは正反対の隣国にばかり囲まれている地政なのだから。
従って政治上の裏取引は結構なのだが、その取引案件がセクハラ発言とは何ともお粗末。こんなテーマで取引協議させるために国税で議員を養っているのかと思うと、国民の納税意欲が低迷するのも頷けようというものだ。
# by hikada789 | 2014-06-25 13:46 | その他 | Comments(0)
ご本人の許可を頂き、「あなたの山水画」を掲載します。ご協力ありがとうございます。
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1967年7月23日生 女性の山水画
 戊 丁 丁
 子 未 未
夏の山岳から田園を通って河が流れ、田園には野火が二つ焚かれている。
【解釈】
山岳のあなたは夏山なので雄々しく、どっしりして人に頼られる素質があります。田園は母親と家系を表し、山とは質が同じなので馴れ合いやすく、あなたが個性を出すには彼らと適度な距離が必要です。
野火は父親及び兄弟友人・子供を意味し、あなたにとっては恵みとなりますが、やはり質が近いので馴れ合いには注意が必要です。唯一質の異なる河は配偶者で、あなたの家族の中で運勢的には孤立しています。
性格は堅実で調和がとれていますが、やや個性に欠け、面白みのない人に見えるきらいがあります。面白みのある人になるには、精神生活を充実させるような知的活動をするのが吉です。
# by hikada789 | 2014-06-24 12:22 | 宇宙人の鑑定実績 | Comments(0)
STAP細胞の正体は実はES細胞だったとする証拠として「ES」とラベルに書かれた細胞が小保方氏の研究室で見つかったという。どっかで聞いたことのあるような話だなあと思ったら、あれだ、和歌山の毒入りカレー事件の被告の自宅の台所で見つかったというシロアリ駆除用の砒素。ご丁寧に「シロアリ駆除」とマジック書きされた袋を、たった今台所戸棚から発見しましたとばかりに掲げる捜査官の手元の写真が、証拠差し押さえの決め手として裁判に使われた。以前当ブログで採り上げたが(No.340参照)、「死刑弁護人」という実録映画では毒カレー事件を含む凶悪事件の被告弁護ばかりを請け負っている安田弁護士を取材し、この国の検察、警察、要するに国家権力側の人間が世論に合わせて或いはこれを操作して、都合のいい判決を出すべく証拠を捏造したり検証を怠ったりする癖があることを糾弾していた。シロアリ駆除袋の写真はその判りやすい一例だが、今回のESラベルも、隠さなければならないようなものにわざわざそのまんまの名前を書いてラベル付けするだろうか。論文を偽造しようとするほどの悪知恵の働く人間ならもっとカムフラージュするんじゃないの、と疑いたくなる。皆さんは疑いませんでしたか。悪知恵の働く人間でないと疑わないものでしょうか。

小保方氏が嘘つきなのか誰かのせいで嘘つきにされてしまったのかはまだ判らないが(興味のある方は宿命を占ってみてもいいかも)、最近読んだ森功氏の『なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか~見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の7日間』では、あの3.11で福島第一原発から4.5キロの至近距離に位置していた双葉病院の院長が病院に患者を置き去りにして逃げたという報道が誤報であったことを取材・立証している。え、そうだったの、知らなかったよ。恥知らずな医者もいるものだと当時思ったのは覚えているが、誤報だったの? それってひどくない? いやひどいなんてもんじゃない、というのがこのルポルタージュの主旨なのだが、では一体誰がそんな誤報を流したかを読み進めると、特定の個人の悪意というよりは行政側の杜撰な管理や責任逃れ体質が生んだまずい差配が、高齢で動けない患者たちを避難バスに積み残し、ようやく到着したバスに積んでいる最中にたまたま現場を外していた院長を逃亡犯と誰かが呼び、それが全国紙に広まってしまったということだった。院長はその瞬間以外はずっと患者に寄り添って献身的に介護していたから、無念が泣けるのである。なぜかような善人が非難されて、杜撰な仕事をしていた行政の誰もが責任を問われないのか。

森功氏はこの種の国家権力の横暴を果敢に糾弾するノンフィクション作家で、この他にも『黒い看護婦』、『ヤメ検~司法エリートが利欲に転ぶとき』、『腐った翼~JAL消滅への60年』などタイトル見ただけで怖くなる危ないテーマにズバズバ斬り込み、権力の犠牲者の無念の声を拾い上げている。権力の犠牲者といえばお馴染み佐藤優氏が最近『小説・北方領土交渉』という告白本を出したので読むのが楽しみだが、そのうち森氏は小保方さんあたりに取材に行ったりするかもしれない。理研は素人目にも黒い組織であることが窺い知れるし、巨大な利権といえば6年後の東京五輪は猪瀬前知事の5000万円の入らない黒いカバンから生まれた縁で、黒い話題盛りだくさんな気がする。森氏には今後も活躍してもらいたいが、くれぐれも暗殺されぬよう気を付けられたい。
# by hikada789 | 2014-06-20 13:53 | 宇宙人の読書室 | Comments(0)

by 土星裏の宇宙人